イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

川辺から登れば眺めすばらしピオーラコ Sentiero Li Vurgacci

 10月28日土曜日は、ピオーラコ(Pioraco)で夫とトレッキングコースを歩く前に、

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Pioraco (MC), Marche 28/10/2023

わたし一人で、二つの小川が平行に流れる渓谷を、まずは上の写真の左手の小川に沿って、口づけの橋まで歩き(この写真は、橋の手前で後ろをふり返って撮影しました)、それから橋を渡り、写真の右手に見える緑の土手の上を歩いて、奥に見える中心街の方へと戻りました。

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 上の写真は、夫が待つ駐車場へと土手を下る前に撮影したものです。ポテンツァ川の(Fiume Potenza)にかかる橋の上に赤いTシャツを着た男性が立っていて、その向こうにピオーラコの中心街が見えています。

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 男性の前方にある石橋の上に登れば、こんなふうに中心街を流れるポテンツァ川を眺めることができます。

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 そうして、その橋のたもとには、こちらの案内看板が立っていて、先の男性はこの看板を見ていたものと思われます。

 わたしと夫が歩こうと考えていた自然トレッキングコース、Sentiero naturalistico "Li Vurgacci"は、幸いここに案内があって、上から二つ目には、その長距離コースへは左へ100m、三つ目には、短距離コースには右へ150m行ったところに出発地点があると書かれています。

 わたしが事前に調べた情報では、中距離コースが左へ100m歩いた先にある教会を起点としていたので、夫は短距離コースの起点である右へと行きたがっていたのですが、左へと進み、

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この岩中にはめ込まれるように建つ岩屋の聖母教会(Chiesa della Madonna della Grotta)の近くまで歩いていって、

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14:00

トレッキングコースの案内標識に従って、進みました。

 わたしは事前にコースを調べた段階から、出発地点がひどく近いにも関わらず、短距離コースと中距離コースに分かれるのはなぜだろうと不思議に思っていたのですが、歩き始めてすぐに、その理由が分かりました。

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14:04

 ひどく急な登り道が、いつまでも続くように見えたからです。崖と登り道が急なので、来た道をふり返って下方を見下ろしても、少し前に歩いた車道さえ、まったく見えません。

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14:05

 夫は一足先に、下の写真で奥に見える展望台にたどり着きました。

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 わたしも後を追って登っていきます。ちなみに、トレッキングコース、Li Vurgacciへは、このあと展望台から下って、上の写真で左手に見える小道を下っていきます。

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14:06

 この高さまで登ると、少し前まではるか下方から見上げていた岩壁の紅葉が、色鮮やかに見えます。

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 展望台(punto panoramico)まで登ると、川の向こうに、夫が一休みしながらわたしを待っていた駐車場も、眼下に見えます。展望台まで登ると、すぐ下を走る車道の端が少しだけ見えました。

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13:07

 展望台からは、ピオーラコの町を見晴らすことができて、

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眺望がすばらしく、登りは大変でしたが、道のりが長くなっても教会の傍らから出発して、本当によかったと思いました。

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13:47

 参考までに、冒頭の写真の直後に、やはり緑の土手の上から撮影したこちらの写真を添えておきます。中距離トレッキングコースの出発地点ピンクの矢印で示し、展望台ピンクの楕円で囲んでいます。

 展望台のすぐ下方に、岩に建つマンションのような建物が見えるのですが、8枚目と11枚目の写真の左手下方に見えている赤い瓦屋根は、この建物の屋根です。

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 わずか7分の登り道でしたが、かなり急だったので、30分ゆっくりと川沿いを歩いたあとに、心拍数も急に上がりました。このあとは、中心街まで下っていけばいいはずだったのに、またも心拍数が急に登る険しい坂道を登った理由については、いつかまた別の記事でお話しするつもりです。

関連記事へのリンク
- 水清きピオーラコの緑の散歩道歩けるかしら (2023/10/28)
- 被災の跡今もカステルライモンド 清き水辺歩くピオーラコ 思い出の宿で昼食 (2023/11/3)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by cut-grass93 at 2023-11-04 07:33
大きな岩山がニョキニョキとそそり立つ不思議な地形ですね。
あまり見かけない。火山性なのかな。
古い石組みのアーチになっている橋は魅力的です。
素晴らしい眺めです。

口づけの橋ってに日本人には意味深ですが
何か歴史的出来事があったのかもしれませんね。
無事に帰還してきた戦士を恋人が橋の上で待っていたとか。

ピオーラコ、興味深い村。
検索してその他の画像を見てみます。
Commented by milletti_naoko at 2023-11-05 18:44
草刈真っ青さん、川や岩にはめ込まれるように建つ教会にばかり
気を取られていましたが、確かに地形もおもしろいですよね。
こういう石造りの古い橋、美しいですよね。

口づけの橋は、数年前に村長が考えたもので、比較的新しい名前なんですよ。
Commented by goodlifegirl at 2023-11-06 15:03
口づけの橋とはロマンティックなネーミングですね(^^♪
展望台から町並みがよく見えて、急な登り道を頑張って登ったかいがありますね(*´▽`*)
少し前に歩いた車道が見えないとは、すごい…そんなにも急斜面を登られたのですね!お二人さすがです!お疲れ様でした(≧▽≦)
そして、岩壁に紅葉が見えて嬉しい景色ですね~。
Commented by milletti_naoko at 2023-11-06 16:29
goodlifegirlさん、ありがとうございます。
中距離コースと短距離コースの出発地点が250mしか違わないなんて不思議だなあと思ったら、ひたすら急坂が続いたのでびっくりしました。
でもおかげで、すばらしい眺めと紅葉が見られて、うれしかったです♪
by milletti_naoko | 2023-11-04 05:08 | Marche | Comments(4)