お義父さんおめでとう あらこれがイタリアのモンブラン

　昨日は義父の誕生日で、月曜日ではありましたが、トーディに住む義弟の家族も駆けつけてくれて、ペルージャ郊外のレストランで、皆でそろって祝うことができました。

　夫たち３兄弟も、姪たちもピザが好きなので、ピザもいろんな他の料理もおいしく食べられる店、La Luna nel Pozzoでの開催となりました。一時期、同じ敷地内に料理とピンサのおいしい別の店、Non C'eraができていたことがあったのですが、今ではかつてのその二つの店のテーブルもメニューも統合されています。
　ピザも料理もデザートもおいしいので、友人たちとも来ることがあると、今は大学生となった姪も言っていました。

　９人中５人がピザ、わたしも含めた４人がセコンド、肉または魚の料理を食べました。わたしが注文したのは、アボカドのワカモレソースと野菜を添えた焼き鮭で、中が少し生焼けになっていたのに驚いたのですが、おいしかったです。小麦粉以外にもいろんな穀物の粉を使い、２４時間から３６時間発酵させたピザを好み、食べ慣れている夫にはピザは今ひとつだったようですが、皆はおいしいと言っていました。ハンバーガーや肉料理もおいしかったそうです。

　デザートは、店のチーズケーキがおいしいと姪から聞いて、チーズケーキとどちらにしようと迷ったのですが、今日のメニューに「モンブラン」とあり、イタリアの店でモンブランというデザート名を見たのは、わたしは初めてだったので、モンブランを頼みました。栗のペーストにも飾りとしてもカカオがたっぷりと使われていて、上に生クリームとメレンゲが載っています。日本で食べ慣れたモンブランから想像していたモンブランとは違ったのですが、甘さを控えてあって、おいしかったです。
　今調べてみると、どうやらイタリアではモンブランと言うと、こんなふうにカカオを使い、生クリームを上に載せることが多いようです。

　確かに、雪が積もったアルプスの山、モンブランから命名されたケーキであることを思えば、こうしてカカオを使い、上に白いメレンゲや生クリームを載せた方が、雪が積もるモンブランの姿に似ていると言えます。

　何はともあれ、皆とおいしいものとおしゃべりを共有して、楽しいひとときを過ごすことができました。義父も皆といっしょに祝うことができて、喜んでくれたことと思います。

Non C'era & Luna Nel Pozzo

Via Settevalli, 838, Perugia

Tel. : 075 527 1910

FB : Facebook - Non C'era & Luna Nel Pozzo

Articolo scritto da Naoko Ishii

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