鮭ざんまい幸せな昼食と１３年前の旅の計画

　山に行くには気温も低く、激しい風が吹き荒れていた土曜日は、オルヴィエートに行ったので、

Nihori Ristorante giapponese, Orvieto (TR), Umbria 2/12/2023
いつものお気に入りの日本料理店、Nihoriで昼食を食べました。脂質が多くならぬように、でもおいしいものが食べたいと、前菜に春巻きではなく鮭のカルパッチョ、セコンドにエビと野菜のてんぷらの代わりに鮭とアボカドの裏巻き寿司を注文したら、思いっきり鮭づくしになりましたが、鮭の刺身も寿司も大好きなので、どれもおいしくて、とてもうれしかったです。
　今年出会った数々の風景の中で、最も心から深い感銘を受けたのは、９月のエオリア諸島旅行の最初に訪ねたブルカーノ島で登ったフォッサ火砕丘火口です。

　この火口近く、エオリア諸島の他の島々、海が見晴らせる場所から撮影した写真と

フィリクーディ島からアリクーディ島へと向かう船から撮影した写真が、来年の１０月のカレンダーを飾っています。
　この旅行の計画を立て始めたとき、どういうわけか旅行をすでに想定して買ったらしいシチリアの旅行ガイドがあるのを見ていぶかっていたのですが（記事はこちら）、今日はひょんなことから２０１０年の手帳に、

２０１０年１０月１５日から２５日にかけて行く予定だったらしいエオリア諸島の旅の計画が書かれているのを見て驚きました。日程と移動手段、それぞれの島でしようと思うことまで記してあるのに、どうして行かないことになったのだろうと、その頃はたまたま日記を書いていたので読み返してみると、けれども旅行に行かないことにした理由は書かれていません。
　日記をざっと読み返すと、義父が畑で足を滑らせて骨折したこと、ミジャーナの山の家の近くにある古城の再建が始まって何かと問題が出てきたこと、夫の幼い頃からの大親友がリミニの自宅からサンティアーゴまで２６００kmの徒歩の旅に出発したことなど、旅行をやめたきっかけになったかもしれないことはいくつかあったので、そういう諸事情が重なったためかもしれません。いずれにせよ、夫はかつて一度友人たちと訪ねたことがあるエオリア諸島を、今年になってわたしは初めて夫と訪ねることができた、そのことに大きな意義があるように感じています。

今日いち「ハピネス」だった事

Articolo scritto da Naoko Ishii

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