おいしいけど体脂肪率上がる危険あまい誘惑

　伝統的なパネットーネは、コーティングのない素朴な生地の中に、干しブドウと砂糖漬けの果物が入っています。そういうパネットーネは、いつだったか夫が買ってきて、お義父さんと二人で食べていました。

　おととしの４月にコレステロール値が高いことが分かってウォーキングを始め、その後、体重体組成計で体脂肪率が高いことが発覚し、今年の１月からはウォーキングに加えて週に２、３度の筋肉トレーニングもするようになりました。やはり今年１月から、健康アプリで食事の記録をつけ始めたわたしは、今年の冬は、店に山と積まれたパネットーネやパンドーロの中に、好みのものを見つけては、栄養成分表示を見て、砂糖と脂質の多さにおののき、買わずにいました。

　ところが、１２月７日にスーパーに行くと、つい最近まで定価の１０.９０ユーロで売られていたチョコレートでコーティングされたパネットーネが、割引で６.４９ユーロになっているではありませんか。Coopのfiorfioreシリーズは健康や環境にも配慮して原材料を厳選して作っていることもあり、自分好みのこちらのパネットーネを一つ買って帰りました。

　固い粒が口に残るのがどうもと、夫の評価は今ひとつで、かみきれない小さな粒があるのはわたしも気になるのですが、わたしとしては、おいしいと気に入っています。ただし、砂糖も脂質も多いからと５０gだけ量って食べても、それまではなんとか抑えられていたカロリーと脂質の摂取量が増えてしまい、せっかくいい具合に落とすことができていた体重と体脂肪率が、かなり気をつけていないと上向きになってしまいます。

　夫が試作品にと焼いたオレンジケーキも、小麦粉１００gに対して砂糖２００g、バター１００gと、材料を見ると、砂糖と脂質の多さが気になります。ただし、大きなオレンジも三つ使っていて、その重さが５００gほどであることを考えて計算すると、心配していたほどはカロリーが高くないことが分かってほっとしました。

　夫が時々買って帰ってくる羊乳のリコッタチーズも、おいしい上に栄養価が高く、タンパク質がたっぷりで手軽に食べられるのがありがたいのですが、脂質も高かったりします。
　と言うわけで、他の食事内容や運動で、体重と体脂肪率が上向きにならないように、必死に調整している今日この頃です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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クリスマス