イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

主の公現の祭日、ベファーナおめでとう

Buona Epifania! 主の公現の祭日、おめでとう!
Buona Befana! ベファーナおめでとう!

主の公現の祭日、ベファーナおめでとう_f0234936_22522787.jpg
Perugia, Umbria 6/1/2024

 BefanaEpifaniaという語はよく見てみると互いによく似ているのですが、それもそのはずで、もともと同じギリシア語の単語epiphaneiaを起源としているからです。(中略)ベファーナの起源は、ローマ時代のキリスト教以前の農業の伝統と関わっていて、老婆は去り行く古い年を象徴し、贈り物を与える習慣には、新しい年が恵み深いものとなるよう神々に祈る意味があったとあります。こうした異教の習慣がやがてキリスト教の伝統の中に取り入れられ、違った意味・内容を持つものとなったわけです。(イタリア語学習メルマガ第35号より引用)
 
主の公現の祭日、ベファーナおめでとう_f0234936_22545617.jpg

 我が家のプレゼーぺには東方の三博士はいないので、代わりに4人のベファーナを飾ってみました。

 今は大学生、成人となった姪たちには、おととしまでは毎年、わたしたちからも1月6日にはお菓子いっぱいの靴下やベファーナ人形を贈っていました。そうして、ときには夫がわたしにもベファーナ人形を贈ってくれました。ベファーナの中にお菓子が入っている場合もあれば、ベファーナが持つ袋の中にお菓子が入っている場合もあります。1月3日、折り畳み傘を買ったスーパーでも、お菓子入りの靴下やベファーナ人形がたくさん売られていました。山積みのパネットーネも大割引で、2.30ユーロほどで売られていたのですが、家にあると食べてしまうからと、この日も翌日傘袋を取りに戻ったときも、誘惑に打ち勝って買いませんでした。と言っても、家にはまだまだクリスマスに贈ってもらったチョコレート菓子などがたくさんあり、この記事を書いていて思い出したので、今から一つだけ食べに行ってきます。

主の公現の祭日、ベファーナおめでとう_f0234936_23070210.jpg

 年末年始は会食や外食が続き、家で二人で食べてもカロリーや脂質の高いものを食べがちだからと、わたしが甘いものを避けている間に、甘党の夫はどんどん食べていくので、チョコのパネットーネも残りわずかとなり、職人が手がけたおいしいチョコレートの詰め合わせも、わたしが一つも食べないうちに、上の写真のおそらくはあまりおいしそうに見えないチョコ二つ以外はすべて姿を消してしまったからです。その一つを食べたら、それでもおいしくて、ピエモンテ特産のヘーゼルナッツを使っていると説明にありました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ 

ブログテーマ:【お年玉プレゼントキャンペーン】年末年始・新春の一枚 2024
Commented by yuta at 2024-01-07 07:03 x
4人のベファーナかわいいですね。♪
チョコレート菓子おいしそうです。^~^
Commented by cut-grass93 at 2024-01-07 09:31
私はキリスト教のことは分からないのですが
この人形たちにはそれぞれ意味があるのでしょうね。
各家庭でこうしたプレゼーペを作って飾るのでしょうか。
主の公現の祭日とは何でしょうか。
生まれて1週間経過して安定したので
赤ちゃんのキリストをご近所にお披露目したということかな。
Commented by katananke05 at 2024-01-07 10:28 x
やっぱり ヨーロッパではなんといっても チョコが甘いものの一番ですね〜
あたくし どちらかと言えば
あまり上等のチョコばかりのよりも
チョコに ナッツや オレンジクリームがはいったアソーテッドのが好きで ケーキもアイスもチョコレートケーキは 自分からは 買わないです〜
ほとんどの方は チョコが好きなのにね〜
カロリーが高いけど カカオ含有量がおおいのは  認知症予防に良いとか いわれてる??


Commented by milletti_naoko at 2024-01-07 18:08
yutaさん、ありがとうございます♪
そうなんです。それぞれに個性があって、
いい味があっていいなあと思います。
チョコレート菓子、おいしいんですよ。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-07 18:17
草刈真っ青さん、イタリアではクリスマスに家庭や教会に
幼子イエスの生誕場面の模型、プレゼーペを飾る慣習があります。
主の公言の祭日とベファーナについては昨日の記事で説明しています。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-07 18:18
katananke05さん、チョコレートはおいしいですよね。
わたしは歯のエナメル質が弱いのだそうで、欠けたりしたことが
あるので、ナッツ入りはひやひやしながら食べているのですが、
やっぱりおいしいです。
Commented by sunandshadows2020 at 2024-01-08 08:53
こちらはすっかり手抜きのクリスマス、ツリーも処分してしまい、唯一甘いお菓子が友人達から送られて来てその処分に追われます。クリスチャンではないのでクリスマスもそれ程重視しないけれど子供達が小さい頃は一応真似してしていました。イギリスにはboxing day といって十二月二十六日は貧しい人々が家々を訪ねお金をもらっていくと言う風習があったそうです。そんな風習も今では廃れたようですが。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-08 17:09
お転婆シニアさん、それぞれの家にそれぞれのクリスマスの飾り方、
送り方があるのですよね。イタリアでも子供が成人した、あるいは子供のいない
友人たちの中には、クリスマスツリーもプレゼーペも近年は飾っていないという
わたしたちと同年代の友人もいて、先日はピザを食べながら話をしていて、
驚いていたところです。そう言えば夫も、買った本物の木のツリーも数年後には
枯れてしまうし、もうツリーを買ったり飾るのをやめようかと言ったことがあり、
そのときわたしが購入した人工の木を以後は使っているのですが、うちは夫が家族
ぐるみで敬虔なカトリック教徒ですし、あたたかい光がともるツリーは、
面倒でもやはりついているのを見ると心が温まるように思います。
by milletti_naoko | 2024-01-06 23:15 | Feste & eventi | Comments(8)