2024年 01月 22日
ブルカーノ島の海辺の花とリーパリ島紀元前の陶器 読んでます『リーチ先生』
「海のユリ」という美しい自生の花、パンクラチューム・マリチウム
↑ このようなお花を見ると、やはりヨーロッパの花だと思いました
フランネルフラワーの枝と言いますか茎の部分が。。。似ているような
私如きの頭で思うと、5弁の花びらの平咲きは原種だなぁ。。と、思っていました
それがそうなんだなぁ。。と、何となく納得してしまいました
きれいなお花です、陶器の形も面白くて可愛いです♪
『リーチ先生』は私も何年か前に読んだことが有ります。
バーナード・リーチの陶芸作品は日本のいろんな美術館に展示してありますが、やはり影響が大きかったのでしょう。
https://mingeikan.or.jp/collection_series/bernard_leach/
↑日本民藝館の所蔵品ですが、これは素晴らしかったです。
並べてみるとイギリス人の作品とはとても思えないような・・・
いい作品に出会えてよかったですね♪
描かれている5弁の白花を見た時、芯の部分が黄色いこともあり、日本の水草のガガブタを思い浮かべました。ただ、模様の花はつる植物のように描かれているので、もしかしたらつる性のガガイモという植物なのかなぁ。ガガイモは中心から伸びている筋は黄色ではなく紫色ですが、やはり花弁のまわりに毛があるのです。
古代の器などに描かれている画で、当時生育していたいろいろな植物を想像してみるのは面白いですね。
多く、そうすると神や人物や動物が描かれるのですが、そうでない場合は、
幾何学模様のようなものが多い印象があるので(わたしが見て覚えている範囲では)、
白でこんなふうに花や植物を描いてあるのは、おもしろいなあと思いました。
昨日から今日にかけてざっと調べてみたものの、いったい何の花であるかは
まだ分からず、一方、ガガイモはアジアには生育するものの、イタリアには
ないみたいです。ガガイモ科にもいろんな花があり、ウィキペディアによると
つる性のものが多く、花が星型になるものが多いとのことですから、
ひょっとしたら、この科の花かもしれないのですが、またこの時代のリーパリ島など
での花の装飾の方から調べてみて、いつか分かったら、お知らせしますね。
自生ながらあでやかな海辺に咲くこの花は、見ることが
まれなので、美しい花が見られてうれしかったです♪
この頃の陶器に、こんなふうに花が描かれていることって珍しい気がします。形も模様もきれいでおもしろいですよね♪