イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

テベレ川の水で挽いた粉使い揚げたトンカツおいしい今は謝肉祭

 テベレ川の水力を利用して、石で粉を挽く製粉場が

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Molino Silvestro, Torgiano (PG), Umbria 16/6/2020

ペルージャからそう遠くない村、トルジャーノ(Torgiano)にあります。

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 石で挽くため、大切な栄養分もしっかり残る上に、有機栽培の小麦などを挽いているからと、

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時間が許せば、小麦粉などが必要なときに、車でこの製粉場、Molino Silvestriまで出かけています。

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 この日は、わたしたちが頼んだ小麦粉10kg入りの袋を店の人が取りに行ってくれている間に、テベレ川と水車小屋を見に行きました。

 上の写真では、川の向こうにトルジャーノ中心街の塔が見えています。

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Perugia, Umbria 25/1/2024

 今日はこの製粉場で石で挽いた有機栽培スペルト小麦の全粒粉(farina di farro integrale biologico)を使って、

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トンカツを作って揚げました。

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 久しぶりに食べるトンカツはおいしくて、夫も喜んでくれたので、うれしかったです。

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 うちの鶏たちの卵は、店にありがちな卵と違って、黄身が鮮やかな黄色をしています。できるだけ小さい卵を使ったのですが、それでも少し余ってしまい、もったいないので、ワカメも加えてかきたま味噌汁を作りました。

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 パン粉も、古くなり固くなったパンを挽いて作ったものです。

 今朝はこうして、サラダ用のキャベツなどを切って味つけをし、トンカツは後は揚げるだけというところまで準備してから、ウォーキングに出かけました。歩き終えてから45〜60分以内に昼食を食べられるようにすれば、摂取したタンパク質が筋肉になりやすいからです。

 ただいま謝肉祭(carnevale)真っ最中ということで、おとといだったか義弟夫妻が、

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ウンブリア伝統の謝肉祭の揚げ菓子、ストゥルーフォロ(strufolo)を作ったからと、わたしたちにも分けてくれました。

 さて、こうしてトンカツを揚げた日に限って、夫ったら、夕食にいつものピザ・ハンバーガー店に行こうと言っています。カロリーたっぷりのものをすでに昼に食べているのですが、たまに店に行くのだから、好きなおいしいハンバーガーを食べようと考えています。ただし、フライドポテトの代わりにサラダを注文するつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:今日いち「ハピネス」だった事
Commented by herbatelier at 2024-01-26 08:26
はじめまして。
時々お伺いさせていただいています。
テベレ川の水力を利用して石で粉を挽く製粉場!
とっても素敵ですね。
思わず記事を見入ってしまいました。
いつか訪れてみたいですが
お料理って本当に
心意気や心遣いが大切なのだと思える記事でした。

丁寧に石で挽かれたお粉を使い
家族のために心をこめ創るお料理。
それだけで食卓は楽しいものになりますよね。
素敵な記事をありがとうございます♪
Commented by ririrouzu at 2024-01-26 10:20
製造所まで、家で使う小麦粉を購入すらために出掛けるとは、スケール大きいですね~
日本ならお米に相当するものなのかしら・・・
Commented by koito_hari616 at 2024-01-26 15:19
こんにちは

四旬節の前に美味しいものを食べて備えてください♪
日本では高齢者は免除されているのですが
そちらは如何ですか??

それにしても自然の恵(卵)は本当に美味しそうです
豚カツ、近々お料理したくなりました
カロリーにお気をつけて下さいね♪
Commented by ciao66 at 2024-01-26 17:19
石臼でひいた小麦粉というのは貴重品ですね!
細かく引かれたのでしょう、
揚げる前のお肉の姿も美しいし、
手間暇をかけただけの値打ちがあるでしょう。
美味しすぎて食べすぎになりそう?
でも、一度経験してみたいものです。
Commented at 2024-01-26 17:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-26 19:51
アトリエ・ビスさん、はじめまして。
こちらこそご訪問とコメントをありがとうございます。
川の水を利用して石で粉を挽く製粉場は、幸い今もイタリア各地に
あるのですが、ここはうちからもそう遠くない上に、引く小麦も
有機栽培にこだわっているので、健康のためにも、時間があれば
買いに行っています。

今はイタリアでも日本風のパン粉も売られていて、料理番組でシェフが
その優れた点を力説しているのを見たこともありますが、もともとは
日々の生活の中で古く固くなってしまうパンをうまく利用する方法の
一つが、挽いてパン粉にして使うということだったのだと思います。
Commented by gerneremake at 2024-01-26 22:05
Bioのスペルト小麦の全粒粉が良いなぁ〜 碾きたてだから尚のこと美味しいでしょうねぇ〜。パンケーキやパンもクッキーも焼いてみたいです。
イタリアの所々に、昔からの水車での粉挽場所が現存するのですね。
パン焼き窯も村で存続しているらしいですね。
コミニケーションもとれて村人達の社交の場が存続してるって素晴らしい文化ですね。
Commented by katananke05 at 2024-01-26 22:46 x
硬くなった食パンを砕いてパン粉には むかし母もやっていましたよ〜
食パン時々耳がのこり 硬くなってマしたからね〜
サクサクと美味しいですよね〜
明日の夕食は決まってるけど
日曜でも トンカツにしようかしら、、
わたしは たまには食べたいけど
夫は 何食べたい? と聞くと
すぐ トンカツ、、とこたえますよ

前のところに’「コッコちゃん」余談をいれました〜
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 05:43
ririrouzuさん、夫が小麦粉を買うためだけにこの製粉場まで
車で行くことも時々あるのですが、この写真を撮ったときのように
どこかへ出かけたときに帰り道に寄って買うということも多いんですよ。
そうですね、小麦は日本で言うとお米に該当するように思います。
パンやパスタ、ピザ、ケーキなどに変身させて食べるのではありますが。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 05:49
結うさん、こんばんは。
以前にシエナの教会のミサで、神父さんが「他の金曜日には
肉を食べてもいいけれど、四旬説中の金曜日と聖金曜日だけは
肉を断つように。四旬節中は甘いものを食べないなど、個人的に
それぞれで何か節制をするのもいいです」と言われていたことがあります。
でも実は、もう何年も前の話ですが、授業が終わった打ち上げを他の
クラス仲間としていて、わたし以外は皆カトリック教徒だったのに、
その日は聖金曜日だったのに肉をしっかり食べていて、終わってから
「ああ、うっかりしていた」と言っていたことがあります。

ありがとうございます。カロリーに気をつけつつ、おいしいものも
楽しんでいきたいと思います。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 05:51
ciao66さん、こんなふうに今も川の水の流れを利用して石で
小麦粉を挽く製粉場を、一時期夫とあちこち訪ねて回ったことが
あります。イタリア中部に以外とあちこちにあるんですよ。
温かいお言葉をありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 05:51
鍵コメントの方、ありがとうございます。
大変失礼をいたしました。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 05:54
gerneremakeさん、おいしいからと買っておいて、つい
使わないままに時が経ってしまうことも少なくないのですが、
栄養もあっておいしく、有機で安心して食べられるのがありがたいです。
イタリア各地を訪ねると、かつて村でパンを協力して焼くのに使っていた
という大きな窯があることが多く、感慨深いです。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 05:55
katananke05さんのお宅でも、パンからパン粉を作られていたんですね!
そう言えば母が、残ったパパの耳をあれは固くなったからなのか、時々
揚げて食べさせてくれていましたっけ。

だんなさまもトンカツがお好きなんですね!
Commented by meife-no-shiawase at 2024-01-27 08:13
ほんとにきれいな卵〜。
私も卵は毎日食べるので自分でニワトリを飼いたいぐらいです(笑)。
とんかつ、ご主人さまが喜ばれて良かったですね。
とても美味しそうです。
Commented by milletti_naoko at 2024-01-27 17:15
メイフェさん、卵っておいしいですよね。
わたしも大好きです。イタリアの人は健康のために毎日
食べることには何色を示すのですが、できればわたしも
毎日食べたいくらいです。
貴重なオリーブオイルだからと少量で揚げるため、日本の
トンカツよりかなり薄いのですが、かりかりに焼けて
おいしかったです。ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2024-01-25 23:58 | Umbria | Comments(16)