イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

枯れ野に立つ風情ある草アザミではなかった雪かぶる姿もきれい

 月曜は、モンテラーゴの高原を、下の写真の奥に見える牧場の近くまで歩きました。

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 このとき時々道端にあった背の高い野生の植物を、わたしはずっとアザミだと思い込んでいたのですが、

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先日の雪山の記事にきゃふぁにこさんからいただいたコメントを機に調べていて、トスカーナやウンブリアでの俗名こそ「アザミ」を意味するcardoだけれども、実はアザミ属ではなく、チーゼルという植物で、イタリアでは伝統的に暮らしの中で用いられてきたこと、そして、日本でも花を挿すのによく使われていることを知って驚きました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by funfunniconico at 2024-02-01 11:08
チーゼルという植物なんですね!?
私は初めて聞く名前ですが、
ちょっと調べてみたら‥
なるほど、日本でも栽培している所があるようです。
naokoさんは、触られたことはありますか?
トゲが痛いそうですよ。
しかも、ニットの起毛加工にも使われるほどだとか。
そのトゲトゲチーゼルが真っ白な雪を纏って、やはり素敵な一枚ですね。^^
Commented by gerneremake at 2024-02-01 12:41
そう云えば、レッドピンクに着色されたのを、ドライフラワーこナーで見たように思います。
Commented by koito_hari616 at 2024-02-01 16:18
こんにちは

草アザミと言うものが有るのですね
こちらのお花はチーゼルと言うのですね
雪原にとても合って、静謐ですね♪
Commented by ciao66 at 2024-02-01 19:02
一本道が続く広い草原のなかのチーゼル、
一面の雪原のなかのチーゼル、
どちらも美しい光景ですが、
並べてみると対比がすごいですね。
Commented by milletti_naoko at 2024-02-02 22:52
きゃふぁにこさん、そうなんです。
よく見かける植物ではあるのですが、名前は今回調べて初めて知りました。
そしてイタリアでは古来、羊毛の生産が盛んな地域で用いられていると知って、
驚きました。
ありがとうございます。もっとあれこれ調べてから書こうと思っていたのですが、
時間がなくなってしまったので、とりあえずこの2枚だけでもと投稿しました。
Commented by milletti_naoko at 2024-02-02 22:59
gerneremakeさん、なるほど色をつけて使うこともあるのですね!
こちらでは秋から冬にかけて、野山でよく見かけるんですよ。
Commented by milletti_naoko at 2024-02-02 23:00
結うさん、こんにちは。
夏の野山ではアザミの花にあちこちで出会います。この植物も
その仲間だと思い込んでいたので、調べてみてそうでないと
分かって驚きました!

ありがとうございます。雪の中に咲く花のようで、美しかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2024-02-02 23:05
ciao66さん、畑の中に育つと刈られてしまうためでしょう、
森や野原、道端で見かけることが多い植物です。
確かに生えている場所は違うけれど、同じような方向を向いて立っていて、
比べてみるとおもしろいですね!
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by milletti_naoko | 2024-01-31 23:15 | Fiori Piante Animali | Comments(8)