イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

崖上の道も花と眺めきれいオルヴィエート

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 土曜日はオルヴィエート(Orvieto)で、いつもであれば

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Orvieto (TR), Umbria 24/2/2024

崖下に菩提樹並木が植わるローマ通りを、ワシとガチョウの像を頂くローマ門(Porta Romana)とは反対方向に、北西へと向かって、崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)を歩き続けるところを、

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ローマ門から歴史的中心街に入って、崖のすぐ上を通る道を歩きました。

 ここまで登ると、向こうの崖の上や上の写真の中央などにも、花盛りの大きなミモザの木があるのが見えます。

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 今回この崖上の通りを歩くことにしたのは、昨日の記事でもお伝えしたように、この通りの奥に見えるミモザや中心街のあちこちに咲く椿の花を見に行くためでした。

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 青空と凝灰石のレンガで築かれた壁に、レモン色のミモザの花が映えて、きれいです。

 さらに少し歩いた先から、体を乗り出すと、

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下方に、ふだん歩いて行く道と、その右手にそびえる凝灰石の岩壁が見えます。

 土曜日はこのあと、崖上の道をさらに進み、上の写真で前方に見える坂道を下っていきました。

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 坂道の少し手前に展望台があり、その展望台からは、壁に咲く黄色い花も見えました。

 暖冬のために、この壁の花も例年よりもかなり早く咲き始めています。

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 この展望台は、ウォーキングを記録した上の地図に❸と記された地点(歩き始めてからちょうど3kmの地点)あたりにあります。

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 このあと下っていった坂道の壁にも、もう咲いている花があちこちにありました。

 昨日写真をご紹介した椿の大木は、この坂道をしばらく下った先で、右を見下ろすと立っています。

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 坂道を下っていくと、上からずっと見えていたピンクの花が、アーモンドの花だということが分かりました。

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 坂を下りきってから、再び上り坂になるあたりからは、崖にはめ込まれるように建つ教会が前方に見えます。

 ふだんであれば、この教会のすぐ前を歩いていくところを、この日は右手に続く崖のすぐ上を通る道を歩いて登っていきました。

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 しばらく歩いた先で、右手に伸びる通りを見やると、早春に椿が美しい庭があるのですが、今年はもう花の季節が過ぎてしまっています。

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 崖上の道を登っていって、展望台から歩いてきた道をふり返ると、町並みや断崖、緑の広がる風景がきれいでした。

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 このときズームを使って撮った写真を見て、下方に咲いていたピンクの花が、マグノリアの花だったのだと分かりました。

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 反対方向を見やると、緑の野が広がり、遠くにそびえる山が見えます。

 崖下に見える道は、このあと右へと曲がり、崖の北面へと続いていきます。崖の北面の下は、日かげになっているため、気温がぐっと下がり、雨が降っても乾きにくい道が続き、さらに先へと歩くと、森の中のような道をかなり下ってから再び登っていくことになります。この日はわたしたちが歩く前にも、歩いている途中にも急に雨が降ったので、この先は地面がぬかるんでいるところもあったことでしょう。

 ミモザや椿の花が美しい盛りに、崖の上の中心街を歩いて、花を楽しむことができてよかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:2月3月見頃の花
Commented by funfunniconico at 2024-02-27 09:36
しかし、まあ、なんともうっとりするような景色ばかりですね。
日本にはない景色。
この景色だけでも素晴らしいのに、
いろんなお花も咲き出して、
さらに魅力的!
どこまでも、
飽きることなく歩けそうです。^^
Commented by gerneremake at 2024-02-27 11:04
イタリア車は小さい車が多い訳?
こんな処?まで車なんだ〜
なんて思うのは変かなぁ〜
石畳も平気なんですよね。
歳の離れた兄が半世紀以上前(笑)アルファロメオが愛車で、載せる人がいないから(笑)10代だった私が助手席でした〜
出だしが怖くてね、ムチウチになりそうでした。 当時は父親は英国車で安全運転‼️
我が家の愛車は、今、前後のカメラ付き車で、もみじシール貼り付けたエコ推薦車です。
イタリアの郊外は、映画のシーンみたいで〜青春を掻き立てるような街並み! 
北のピザやロングや色々パスタが魅力で〜
生ハムやフレッシュチーズ(日本は高価)にも惹かれて〜死ぬまでにイタリアで食べたいです。
イタリアのゴルゴンゾーラの値引き待ちしては買い込んで食べてます。
冷凍すると味もだけど〜ボロボロになる。
ドイツでは山羊のチーズも美味しかったです。
あとスペインの飲み屋のおつまみにも興味があります。
元気で長生きしなくちゃです。
Commented by pothos9070 at 2024-02-27 15:03
すっごい良い景色ですね~
登ってくるの大変そうやけど・・・・
街の家々が見渡せて長閑で気持ち良さそうです。
アーモンドやモクレンも景色の中でいい仕事していますね(^-^)
Commented by milletti_naoko at 2024-02-28 16:39
きゃふぁにこさん、ありがとうございます。
花も風景もとてもきれいでした♪
この崖の上の通りからの眺めがすばらしいので、初めて歩いたとき
に感嘆しました。今も季節ごとに、花や黄葉などが楽しめる、
とっても景色のいい場所で、夏にはガイドさんがツアー客といっしょに
来ていることもあります。
もう少し先になれば、崖下にも菜の花やヒナゲシ、アカシアも
咲いてきれいなんですよ。
Commented by milletti_naoko at 2024-02-28 16:52
gerneremakeさん、歴史的中心街は住民以外は車では乗り入れられ
なかったり、時間制限があったり一方通行があったりして、少なくとも
住む人が車で通りやすいようには工夫されているのですが、路上に駐車
されていた車には意外と大きい車が多かったです。

なんとご家族の男性が会社を愛して乗られていたんですね!
いつかイタリアを旅されて、おいしいものをたくさん楽しめる日が早く
来ますように♪
Commented by milletti_naoko at 2024-02-28 16:54
ぽとすさん、この崖の南西面の上を通る道、遠くまで見張らせて
眺めがすばらしいです♪
高みからあちこちの花が見えて、きれいでした♪
ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2024-02-26 20:48 | Umbria | Comments(6)