ペルージャの庭の花に雨 トラジメー湖にも降りますように

　天気予報によると、ペルージャでは、朝は雨が降っても昼頃には雨が上がる、あるいは雨量が少なくなるという予報が出ていたので、今日（イタリア時間ではまだ３月１日の午後１０時半頃です）は昼食後、午後５時頃から再び雨が降り出すまでの間にウォーキングに行くことにしました。

Perugia, Umbria 1/3/2024
　ところが、午後３時を過ぎても雨は降り続け、雨足も弱まる気配がありません。
　雨の様子をうかがいに外に出ると、雨に濡れて咲くヒヤシンスが見えたので、傘とカメラを取りに行って、雨の庭の花を撮影することにしました。

　２０１３年３月２３日に、数日前の花市で買った球根を植えて、今からでも花が咲くだろうかと心配していたヒヤシンスは、


同年５月５日から１０日までのスビアーコからモンテカッシーノへの巡礼の旅を終えて帰ってきたら、

花が咲き始めたところでした。ピンクのスイセンも、青紫のスイセンも、このときは小さな花がいっぱいに咲いていました。

　ところが、毎年すっかり放置しているのに、春先に花で楽しませてくれるヒヤシンスは、青紫のスイセンは今もきれいに花が咲くのですが、

ピンクのスイセンについては、近年では小さな花の数がすっかり少なくなりました。けれども、そのピンクの色がきれいで、花を見るたびに、うれしい気持ちになれます。

　我が家の庭には、雪が降ったり最低気温が氷点下になったりしても、冬にも花が咲き続ける不思議なラベンダーがあります。

　かつてエルバ島で５月に野山に一面に咲くのを見て感嘆したストエカスラベンダー（フレンチラベンダー）なのですが、初夏に咲く花だと思っていたのに、真冬にも咲くので、毎年驚いています。

　庭には、数年前に枯れてしまったかと思われたのに、その枝の一つに再び花が咲き始めたミモザの木もあります。しばらく前からミモザがきれいに咲いているのですが、枝が高い位置にある上に、他の木々の間に伸びてしまっているために、花は遠くから愛でるばかりです。
　さて、こんなふうに写真を撮ってから４時前にパソコンの前に戻り、雨雲レーダーを確認すると、雨雲はほとんど動いておらず、この調子では午後６時頃に日が沈んでも、まだ降り続けそうです。と言うわけで、雨がやむのを待つのはやめて、傘を片手にいつものペルージャ市民の散歩コースを歩きました。別の天気予報では、朝から晩まで雨が降り続けると言う予報が出ていたので、今日はその予報が当たったわけです。
　最近のペルージャでは、ほぼ毎日雨が降っています。
Lago Trasimeno, Monte del Lago, Magione (PG), Umbria 2/2/2024
　２月２日に久しぶりにトラジメー湖畔を歩いたときは、

雨量が少ないために、さらに水位が低くなってしまっていたので、

驚きました。

この雨がどうかトラジメーノ湖にも降り注いでいて水位が戻り、魚たちも暮らしやすいようになり、美しい風景が戻りますように。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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