曇天のたそがれの湖に光るように咲く白い花きれい

　風が強く空が曇っていた今日は、夕日も雲の向こうに沈んでしまったのですが、

Monte del Lago, Magione (PG), Umbria 3/3/2024
久しぶりにモンテ・デル・ラーゴ（Monte del Lago）で、トラジメーノ湖（Lago Trasimeno）のほとりを歩き、日の入りに間に合うようにと引き返すと、満開の白い花が、ともり始めた街灯に照らされて、とてもきれいでした。

　歩き始めたときから空は曇っていたのですが、日の光が雲間から漏れて、湖面に映る様子に趣があります。

　それでも、前回、２月２日に青空の下を歩いたときには、霧に覆われていたマッジョーレ島とミノーレ島が、今日はきれいに見えました。


　　冒頭の写真の花は、行きがけにも見えて、きれいだなあと思いました。

　今年はあまりにも早く咲き始めていると夫が心配していたスピノサスモモの花に、枝ぶりや花の咲き方が似ているように思うのですが、それにしては木が大きすぎるようにも思うので、花の名前については、また夫に確認してみます。

　雲間からあふれる太陽の光が、湖に映っています。

　奥の方には、オオバンたちがたくさんいたのですが、中にはマガモの姿も見えました。

　北の空は明るくて、岸辺の木々や緑が湖面に映っています。

　歩き始めたときに、夫が「５０分後にここで会おう」と言っていたので、この一本道を奥まで歩き、さらにしばらく先まで歩いてから、来た道を引き返しました。

　先の花咲く木々の傍らを再び通りかかると、白い花が空を覆い、その花が街灯に照らされて美しかったので、足を止めて撮影しました。

　日の入りだった午後６時前には、もし夕日がまだ空にあるようであれば見えるところにいたのですが、夕日の姿は見えず、空にはただ灰色が広がっていました。

　風は南から吹いていたので、上の写真で左手奥に見える岬の北へと歩くと、ほとんど風を感じなかったのですが、岬の南にある桟橋付近では、

湖面に波が立っていました。
　車での帰り道に、春から秋にかけて営業しているお気に入りの岸辺の店の近くを通ると、夫が「今年も３月下旬からはまた店が開いて、通うことができるだろうね」と言います。
　まだしばらくは雨の日が続きそうですが、少しずつ日が長くなり暖かくもなって、春が近づき、ジラモンドのレストランも営業を始め、ポルヴェーセ島行きの船が運航を再開する日も近いと思うと、今から楽しみです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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