三日月が燃える夕雲の上に見えてうれしい夕べ

　今日の夕方、外にゴミを出しに行ったら、ちょうど夕日が沈む頃だったのでしょう、雲が燃えるようなピンク色をしています。

Perugia, Umbria 13/3/2024
　しかも色づく雲の上に、白い三日月まで見えるではありませんか。
　気づいてすぐに、カメラを取りに家に戻り、再び外に出て写真に収めました。ペルージャの今日の日の入りは午後６時１３分とのことなのですが、我が家のすぐ西に丘があるために、色づく雲は見えても、夕日は見えません。

　この三日月が満ちて、満月になるのは３月２５日です。カトリック教会では、今年の復活祭（Pasqua）は３月３１日日曜日なのですが、それは、復活祭は移動祝祭日で、春分のあとの最初の満月のあとに来る最初の日曜日と、定められているためです。今年の天文学上の春分は３月２０日水曜日なのですが、キリスト教の教会暦では、３月２１日に固定されています。
　最近はスーパーに買い物に行くと、チョコレートの形をした大きな卵や、鳩の形をしたコロンバと呼ばれるケーキなど、復活祭のお菓子がたくさん並んでいます。
　復活祭のお菓子で、わたしが毎年楽しみにしているのは、coopのココナツとチョコチップ入りの子羊の形をしたチョコレートケーキです。定価７.９０ユーロのこのチョコ子羊が、月曜にスーパーで２割引、６.32ユーロで売られていたので、これはお得と買って帰って、以来毎日少しずつ（目分量で切って量ったら４５〜６１g）食べて喜んでいます。過去記事を探して読んだら、２０１６年にわたしが初めて購入したときには、会員特別割引で２.９８ユーロだったと知って驚きました。今、そんな価格で買えるのは、復活祭の祝いが終わったあとになってからでしょう。

　閑話休題。もう春分の日がかなり近くなったために、ゴミを出しに行った道路から見える西の空の雲が、鮮やかなピンク色をしていました。

　今日はきっとトラジメーノ湖の夕焼けもきれいだろうなと思いながら、ピンクの夕雲を眺めました。


　わたしたちのお気に入りのトラジメーノ湖畔の店も、３月２３日から営業を再開するそうで、また今年も懐かしい店のみんなの顔を見て話ができて、美しい夕焼けを愛でながら、食事ができると思うと、今からとても楽しみです。

　６時半過ぎによろい戸を閉めようとしたら、たそがれ始めた南西の空にも、三日月が見えていました。

　木星も月の近くに見えました。

　冬の最中には、夕日が南寄りに沈むため、この南西を向く窓からも、色づく美しい夕雲が時々見えていました。

　たそがれと淡い茜色が溶け合うような、こういう空もまたきれいです。
　今日の夕方は、義父が剪定したオリーブの枝を、義弟も手伝って畑の奥に運び、長い間燃やしていて、畑からはその白い煙が長い間上がっていました。すぐ上の写真に写る日曜の町の丘の手前でも、誰かがやはり剪定した枝を燃やしていたのでしょう。白い煙が上がっています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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