2024年 03月 16日
町を荒廃から救った作家カルロ・レーヴィ、情熱とペンの力、World Voice 連載

岩盤に空いた洞窟を利用した住居、サッシでも、貴重な水を活用するための工夫が凝らされていました。









此方は今でも、山奥の方達は水道施設が無く山の湧水を利用している所が有ります。
近年は無いですが雪国の寒さが厳しい所では
日本でも東北地方で「曲り家」【母屋と厩(馬屋)がL字形に一体化していることから、「曲り家」と呼ばれる。】住居が有ったようです。
生き延びるために有効に活用しようとした、その暮らしの知恵や
技術はすばらしいですね。そういう家が、日本の東北地方にも
あるとは!
有名なマテーラの街の再生できたのは、そして世界遺産になったのは、
作家のカルロ・レーヴィの熱心な運動が大きく寄与していた、
というのは知りませんでした。
周囲を巻き込んでのことでしょうが、個人の運動の力も大きいですね。
そして、マテーラでは、なんと石器時代からの洞窟を使っているところがある!というのも初めて知り、びっくりしました。
1000年以上・・・他ではそんなところは聞いたことが有りません!
寄稿記事も読んでくださったのですね。カルロ・レーヴィの作品と
その影響については、記事を書くにあたってさっと読み返した当時の
イタリア文学の授業のノートにも買いてあったのですが、実際に自分が
マテーラを訪ね、映画も見たあとでは、その貢献の大きさをつくづくと感じて、
感動しました。
洞窟住居や古い町はイタリアではトスカーナやラッツィオ州などの他の町で
見かけたことがあるのですが、そういう住居が今でも使われていて、町が今も
存続しているというのがすごいですよね。