四方の山見晴らせ水鏡も楽しめるフィオンキ山

　日曜日、フィオンキ山（Monte Fionchi）の山頂を目指して歩いたときは、雨の日が続いたあとだったので、大きな水たまりがあちこちにあり、

Monte Fionchi, Spoleto (PG), Umbria 17/3/2024 12:02
水に映った木々や空を見たり撮影したりするのも楽しみながら、歩いていきました。上の写真で左手前方に見えるのが、フィオンキ山です。
11:42
　出発地点のBivio Patrico、フィオンキ山への道とパトリーコの村への道の分岐点は標高１０４０mで、ここからはフィオンキ山がさらに小さく見えました。
13:46
　フィオンキ山へと歩くときは、最初はかなり平坦でゆるやかな登り道が続いていき、少しずつ登りが急になって、最後にとんでもない急斜面をひたすら頂上へと登っていきます。
　

　そのため、標高１３３７mで、それほど高い山ではありませんが、

頂上付近まで登ると、四方の山を見晴らすことができます。

　山頂からは、南東にラッツィオ州の高峰、テルミニッロ山（Monte Terminillo、2216m）が見えます。

　一方その左手、方角で言うと、フィオンキ山から向かって東南東から東には、

アブルッツォ州のグランサッソ・エ・モンティ・デッラ・ラーガ国立公園（Parco Nazionale del Gran Sasso e Monti della Laga）が見えます。

　一方、南北に長いフィオンキ山の尾根道を、山頂からその尾根道の半ばにある十字架まで戻ると、右手前方、方角で言うと北東に、

夏にはヒナゲシなどの野の花が美しいカステッルッチョの高原があり、２０１６年のイタリア中部地震の震源となり、今も地震の爪痕が多く残るシビッリーニ山脈（Monti Sibillini）が雪を頂いて連なっているのが見えます。
Cartina Regionale e guida turistica con 12 piante di città, Umbria cuore verde d'Italia

　おとといはテベレ川が流れる平野に霧がかかっていたために見えなかったのですが、

天気がよければ北方に、アッシジを中腹に頂くスバージオ山も町並みと共に見晴らすことができたように思います。

　こんなふうに日曜日には、フィオンキ山頂を目指して歩きながら、スミレやクロッカスなど、たくさんの野の花を楽しむことができた上に、

特に山頂付近から、かつて登ったことがある懐かしい高峰の数々が雪を頂く姿も見えて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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