今日はどしゃぶりの雨の中、ボーダフォンの店に行ってきました。
Perugia, Umbria 27/3/2024
固定電話・光回線の契約をしているボーダフォンには、
2月末に、12月・1月の2か月分の料金を支払ったばかりなのに、
今月半ばに、3月28日までに2月分の料金53.78ユーロを支払うようにという請求書が来ていたからです。
わたしはこの固定電話・光回線の料金を、イタリア郵便局の貯金口座からの引き落としにしています。期間が1か月なのに、2か月分の料金を払えとはどういうことかと、明日(イタリア時間ではまだ3月27日水曜日の夜です)になって口座から引き落とされる前に、苦情を言い、また説明を求めに行ったのです。
我が家にはTIMの光回線を引くことが物理的に不可能であることが、実際にTIMの技術者4人が来て、あれこれ調べてくれたあげくに分かり、ボーダフォンの光回線をオンラインで申し込んだのは2021年10月3日だったのに、
技術者が来るはずの日に姿が見えず、結局、光回線を使えるようになったのは、
なんと申し込んでから2か月半後の12月17日でした。光回線が開通するまでは、それまで利用していたTIMのADSL回線を使うことはできたのですが、それにしてもこんなにも待たなければいけないとは予想もしていませんでした。
そういう最初の不都合は別にして、覚えている範囲では、
去年の夏に障害があったものの、他には特に問題もなく、インターネットが快適に使えて助かっていたのですが、今月になって、おかしな料金の請求があったので、それで店舗まで出かけたわけです。電話で尋ねることもできたのですが、イタリアでは電話をしても、長い間待ったり、たらい回しにされたりしたあげくに、結局問題が解決しないことも少なくないので、直接店に行くことにしました。ちなみに、この記事を書くにあたって、古い請求書に目を通していたら、契約では、そして最初は料金が月24.90ユーロだったのに、いつの間にか、いえ、いま確認してみたら、2023年4月分から、月26.89ユーロに値上がりしていたことに気づきました。でも、調べてみると、2023年にはボーダフォンだけではなく、TIMやWindTreも市場価格の変化に応じて、固定料金の値上げをしていたようです。
閑話休題。わたしが店内に入った正午過ぎには、カウンターの前に立って店の人と話している人が一人、自分の順番を待っている人が二人いたので、わたしの番が来たのは、約2、30分待ったあとのことでした。そうして、わたしが待っていた間にも他の人が二人入ってきました。
さて、1か月分として2か月分の料金を請求していることについては、店の人によると、「これは請求書にはこう書かれていますが、実際には2月・3月の2か月分を請求しているのであって、月額料金は以前と変わっていません。今までは2か月ごとの料金を利用後に支払っていただいていたのを、4月からは月ごとに当月分の料金を支払っていただくことになったためなんです。」とのことです。
口で聞いただけでは安心できないので、この明日支払うべき53.78ユーロは、2月・3月の2か月分なのだと書いた文書を印刷してもらい、それでようやくほっとしました。
わたしの番が終わるのを待っている人がいて、閉店時間である1時も迫っていたので、このあとすぐ店を去ろうとしたら、ところが、店の人が「スマートフォンの契約もボーダフォンですか」と尋ねるではありませんか。
それで、CoopVoceを利用しているというと、今度は月に払っている料金を聞かれました。ボーダフォンの固定電話とインターネット回線を契約していれば、スマートフォンでも、電話もSMSもギガも使い放題で、5Gを利用できて、月9.90ユーロという特別料金での契約ができるということは、時々受け取るメールの広告で知っていました。
ただし、普段はもっぱら家のWi-Fiを利用していることもあって、
今CoopVoceで契約している30GBでも十分なのです。しかも、ボーダフォンの固定電話・光回線には、「夏休みやクリスマス休暇で、長い間家を空けている間もインターネットが出かけた先で使えるように」と、そういう長期休暇中に150GBをスマートフォンで無料で使えるようにしてくれるサービスがあるので、たとえ旅行で長く出かけたとしても、30GBで不足ということはまずないでしょう。
問題はCoopVoceでは、山などの電波の届きにくい場所で、電話やインターネットが使いづらいということです。わたしのCoopVoceと夫のho. Mobileは、どちらも自社の電話網を持っていないためか、山では電話やインターネットが利用しにくい場合が多く、上の記事の場合のように、カステッルッチョの村からそう離れていない高原を歩いていても、電話でもインターネットを使ったチャットアプリ、WhatsAppでも連絡が取れずに困ったということがありました。
ただ、VodafoneもTIMも料金が高いので、いつかお得な料金が出たときに乗り換えようと考えていたら、数か月前に
https://www.tim.it/fisso-e-mobile/mobile/passa-a-tim
使用していたCoopVoceと同じ料金で、しかも150GBを利用できるというTIMの乗り換えキャンペーンがあるのを知り、これを利用しようと考えていました。
けれども、ようやく翻訳の仕事を終えて、情報を調べ始めたとき、どうせなら5Gの方がいいのではないか(今調べてみると、山で電話やインターネットが使えるかどうかには、5Gはあまり関係ないことが分かったのですが)と思い始め、光回線でTIMを利用していない場合は、TIMで5Gも使えるスマホ契約にすると月14.99ユーロになるのを知って、それは高いと思いとどまっていました。
https://www.vodafone.it/eshop/mobile/offerte-telefonia-mobile/offerta-digital.html
「9.9ユーロは高いですか。では、こういうプランもありますよ。」と、店の人がVodafone Silverなる乗り換えプランを教えてくれたのは、まさにそういうときでした。
5Gが利用できて、通話もSMSも無制限で150GBまで使えて、月に7.99ユーロ。ただし、初期費用に20ユーロかかるものの、最初の月の料金が含まれていると店の人からは聞きました。
ただ、レシートを見ると、20ユーロの内訳は、10ユーロはSIMの値段で、10ユーロはチャージ料金となっています。
このVodafone Silverなる乗り換えプランについては、ボーダフォンのサイトでは、詳細が知りたければ「緑のアイコンをクリックすれば、こちらから電話でご連絡します」とあるだけなのですが、他のサイトには値段などのかなり詳しい説明があります。ただし、店舗で頼むのとオンラインで頼むのとでは料金が違うからか、わたしが店で聞いた情報とは、料金やギガ数などに若干の違いがあるため、そうしたページへのリンクを貼ることは控えました。
「月末の3月31日には、CoopVoceの来月の料金をチャージしないといけないのですが」と言うと、店の人は、「明日にはボーダフォンに切り替わるはずなので、CoopVoceには料金をチャージしないでください」とのことです。乗り換える場合、残りのチャージ料金はそのまま次の電話会社でのチャージ料金として引き継がれるはずなのですが、過去の乗り換え経験からすると、料金が減ったり、引き継がれなかったりしたこともあったように思います。
Pian Grande di Castelluccio, Norcia (PG), Umbria 30/6/2023
カステッルッチョなどの山の村や登った山で、どれだけ電話やインターネットが使えるかが、わたしにとっては大事なのですが、幸い、いつ解約しても解約金はかからないとのことなので、まずはCoopVoceよりも電話もインターネットも格段に通じやすいことを願いつつ、そうでなかったらTIMへの変更を検討するつもりでいます。
1か月間の利用に2か月分の料金を請求するとは困ったなあと思いながら出かけたのですが、おかげでずっと気になっていた、そうしてしようと思っていたスマートフォン契約の乗り換えを好条件ですることができてよかったです。
Articolo scritto da Naoko Ishii
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