八重桜楽しみに歩き授業で「春が来た」歌うペルージャの春

　今年も楽しみにしていた八重桜が、ペルージャのいつもの散歩道で、今きれいに咲いています。

Perugia, Umbria 7/4/2024
　写真を撮影したのは、４月７日日曜日の夕方で、桜の花を沈みつつある夕日が照らしています。

　この木はいつも歩く道の近くにあるのですが、先週初めは花の姿がなく葉が枯れたような色をしていたので、今年は葉に元気がなくて花が咲かないのかと心配していたら、どうやら花に先立って育ち始める若い葉が最初は赤らんでいたためであったようです。

　この２日前、金曜日にようやく咲き始めた花をいくつか見かけたので、翌土曜日はオルヴィエートでウォーキングをしたため、この日１日ぶりに歩いたとき、カメラを持って出かけると、咲く花の数がぐんと増えて、とてもきれいでした。

　背が高い木々の間にある八重桜も、このときは斜めから差す夕日の光を

浴びていました。

　水上サーカスの公演はこの日が最終日だったのですが、日曜の大家族での夕食や、夫が楽しみにしていたテニスの試合があり、結局は行けないままに終わってしまいました。

　最近ではまた空がサハラ砂漠からの砂に覆われがちなのですが、この頃は、久しぶりに青空の見える日が続いていました。

　イタリア在来種の白い桜も花盛りです。

　さて、実はペルージャ市民の散歩コース、Percorso Verdeには、もう一本みごとな八重桜の木があるのですが、この木はわたしがいつも歩く道からはやや離れたところにある上に、イトスギやプラタナスの並木の間という人目につきにくい場所に立っています。
　先週は雨が降ったり強風が吹いたりした日が多かったこともあり、「いつも歩く道沿いの八重桜が咲いたら、この桜の花を見に行こう」と考えていました。冒頭の写真の八重桜が咲いたのを見て、こちらの桜を見に行くと、

たくさんの花が美しく咲いていたので、

遠い日本からやって来た桜が、日もあまり当たらず、人の目に留まることも少ない場所で、

こうして精一杯に花を咲かせてくれていることをうれしく、ありがたく思いました。

　この桜の花は、マダニを心配しながら、背の高い草の間を歩いていかないと間近には見られないのですが、昨日も近くの道路から、この木の美しい花を楽しみました。

　春分の頃は雨や風が強く冬のような天候だったので、先週の日本語の初級の授業で、「春が来た」を歌いました。紹介したYouTubeの映像も美しく、生徒たちも喜んでくれました。

　今日の午後もまた、別の生徒の授業でこの春の歌を歌う予定です。

　我が家の背の高い桜も満開で、２階の窓から花を見ては楽しんでいます。
　たくさんの野の花や木の花が美しい季節ですが、やはり桜の花は特別だなあと感じながら、春と桜を満喫しています。
*****************************************************************************Belli i fiori di ciliegio bianchi e rosaora anche nel percorso verde di Perugia 4/7/2024*****************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

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