イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

『海がきこえる』イタリアで見るジブリ映画 Netflix日本語・イタリア語の勉強にも

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 氷室冴子の小説をもとにスタジオジブリが制作したアニメ映画があって、1993年に日本でテレビアニメとして放映されていたとは。高校生の頃、アニメ、ジブリの映画や氷室冴子さんの小説が大好きだったのに、つい昨晩まで自分がまったくそれを知らずにいたことに驚きました。





 日本語の原題は『海がきこえる』、イタリア語の題名はその直訳で『Si sente il mare』です。劇場公開ではなかったからか、予告編はかろうじて、上の英語版だけを見つけることができました。予告編そのものには言葉はなく、1分15秒で終わっています。

 高知の方言と愛媛の方言は違うのですが、生き生きと方言を話す主人公の高校生たちに、そう言えば愛媛県では、少なくともわたしが暮らした四つの町では、皆が方言を話していたなあと、そんなことも懐かしく思い出しました。東京からの転校生、里伽子が「方言がテレビだけではなくて、今も実際にも話されていることに驚いた」と言うのですが、わたし自身も、中学校3年生のときに東京から松山に転校したときに、同じように驚きました。幼稚園の年長組の頃に横浜から札幌へ、小学校5年生のときに東京へと引っ越したものの、距離が離れた北海道でも共通語が話されていましたし、夏休みに帰省して共に過ごした兵庫の母方の祖父母や松山の父方の祖母や親戚は方言を話していたのですが、それは特に意識していなかったのでしょう。

 転校するたびに新しい学校になじむのに苦労したことや、自分自身の高校生活、12年間教えた愛媛県立高校3校や出会った生徒たちを思い起こして重ねながら、日本の学校や町の風景なども懐かしみながら、昨夜はNetflixで日本語で、この映画を楽しみました。

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https://www.bunkamura.co.jp/topics/cinema/8543.html

 なんと今、この映画、『海がきこえる』が、4月25日木曜日までBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で上映中とのことで、あまりの偶然に驚いています。(この1文と上の画像、記事の引用は、4月14日に書き加えたものです。)

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https://www.netflix.com/


 わたし一人でパソコンで鑑賞したので、日本語で字幕なしで見たのですが、最後の最後に聞き取れない言葉があって、その部分は、クローズドキャプションと思われる日本語字幕付きにして、それでようやく言葉を聞き取ることができました。アクセントが高知弁なので、慣れぬ耳には聞き取れなかったのです。

 我が家でNetflixが見られるようになったのは昨晩からで、おそらく見られるのは4月末までのあと2週間ほどです。3月31日の晩になって、イタリアのテニス選手シナーが出場するマイアミ・オープンの決勝が見たいからと、夫が30日間9ユーロで試用できるSky Qを申し込んでその晩はパソコンで観戦し、数日後にはうちにそのセットトップボックスも届いたので、スマートTVではないうちのテレビにも接続しました。このSky Qが使える間はNetflixも無料で見られるのですが、そのためには別の操作が必要だということが分からずにいたために、ネットフリックスも見られるようになったのは昨晩のことでした。

 ネットフリックスが視聴できるようになったらぜひ見たいと以前から考えていたのは、「深夜食堂」だったのですが、昨晩見られる状況になったのは、ちょうど短い映画なら1本見られる時間帯でした。

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https://www.netflix.com/

 そこで、見られる日本の作品を探していて、ジブリ映画が多いことに驚きました。うち半分は見たことがありますし、DVDも持っているのですが、まだ見たことのないものもあります。そこで昨晩はその中から上の画像の右下にある『海がきこえる』(Si sente il mare)を鑑賞することにしたのでありました。

 すべての作品ではないかもしれないのですが、今回見た『海がきこえる』だけではなく、見たいと思った別の映画もやはり日本語音声・日本語字幕で見ることが可能となっています。



 宮崎監督やジブリ制作の映画はイタリアで日本語を学習する人の間で人気があり、個人授業でわたしが教える生徒の大半は、日本のアニメや漫画好きが昂じて、日本語を勉強したいと考えるようになった若者です。

 それで、教え子たちもすでに知っているかもしれないのですが、これはいい日本語の学習教材になるなあと、ぜひ紹介しようと思いました。『海がきこえる』は方言になってしまうので、日本語学習に使うには難しいのですが、日本の高校生たちの暮らしや日常がよく分かるのではないかと思います。


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 同時に、イタリア映画も多数あって、

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イタリア語音声・イタリア語字幕で見ることができるので、イタリア語学習にも効果があると思います。



 日本語字幕はないのが残念なのですが、例えば上のリンク先で冒頭のモノローグをイタリア語学習教材として取り上げている映画、『Saturno contro』もありますし、夫が大好きで、テレビで放映されるたびに何度も見ている『Mine vaganti』もあります。


 笑顔を誘う場面も多く、悲しいけれど美しい感動の名作、『ライフ・イズ・ビューティフル』(La vita è bella)もあります。

 というわけで、イタリアに暮らしていて、イタリア語の聴解力を向上させたいという方にも大いに役に立つことでしょう。

 閑話休題。この機会をとらえて、あと2週間、日本の映画やドラマをできるだけ楽しみたいと考えています。

 そうそう、あっても気づかないと言えば、「散歩道に八重桜があるんですよ」とわたしから聞いて、昨日桜の木を探しに行った生徒たちが、なんと八重桜の木を4本も見つけたそうです。というわけで、今日と明日は難しいかもしれませんが、あさっては花がもってくれることを願いつつ、わたしも他の2本の八重桜を探しに、いつもの散歩道を注意しながら歩くつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2024-04-13 17:59 | Film, Libri & Musica