オルヴィエート藤の花彩る道をゆくケーブルカー

　わたしがオルヴィエート（Orvieto）の崖下周遊トレッキングコース（Anello della Rupe）を歩くときは、たいていの場合、

Orvieto (TR), Umbria 2/6/2023
こちらのソリアーナ門（Porta Soliana）からコースに出て、凝灰石の断崖の下を時計回りにぐるりと一周し、再びソリアーナ門から崖の上の歴史的中心街へと戻っていきます。
6/4/2024
　一周を終えて再び門をくぐる前に、坂道を登らなければいけないのですが、４月６日、中心街の藤がきれいだった日は、その坂道（上の写真で右手に見える石畳の道）を登る前に、

こちらの藤の花に気づいたので、近くまで見に行きました。奥にも藤が咲いているようだと、さらに歩いていくと、

金網とその脇の木で、藤の花が咲き始めています。

　そうして、その金網の下方には、オルヴィエートの鉄道駅から崖の上にある中心街へと登ってくるケーブルカーの線路が見えました。

　後ろをふり返ると、ケーブルカーがさらに登って中へと入っていくトンネルが見えます。

　上の写真でピンクの丸で囲んでいるのが、オルヴィエートの鉄道駅で、ケーブルカーはこの鉄道駅と
2/6/2023
オルヴィエートの中心街を結んでいます。わたしたちは車で中心街まで行って、駐車場から歩くことが多いために、まだこのケーブルカーを利用したことがありません。
　１週間後、４月１３日土曜日に、長距離周遊トレッキングコース、Via dei Tusciに必要な案内書などを購入しにテナッリェに行くついでにオルヴィエートを訪ねたときも、アカシアが咲く崖下周遊コースを歩いたのですが、
13/4/2024
その日はひどく暑かったので、反時計回りに歩きました。
　ソリアーナ門を出て坂道を下る途中に下を見やると、ケーブルカーが通る線路の上を覆う金網と、その周囲に咲く藤の花が見えます。

　そこで、前回よりもさらに藤が咲いたようだと、線路の方へと歩いていきました。

　線路の上に張られた金網にも、

その向こうに立つ木でも、藤が花盛りで

とてもきれいです。

　ケーブルカーがトンネルへと進んでいくその道の周囲に咲く藤を、ケーブルカーで登る人もきっと愛でることだろうと思いながら、

線路脇と崖を彩る藤の花をあとにして、崖下を一周しました。

***************************************************Andrà tra i fiori di glicinela funicolare dalla stazioneverso il centro storico di Orvieto***************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

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