イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

イタリア出発 おいおいITA Airways できない乗り継ぎ便オンラインチェックイン催促と遅すぎる搭乗口案内 

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 5月15日水曜日の朝は、スルガ社の高速バスで、ローマのフィウミチーノ空港に向かいました。バスが出発するペルージャのバスターミナル、パルティジャーニ広場(場所と行き方はこの記事の後半に)までは、夫が車で送ってくれました。以前は切符は乗り込んでから車内で買っていたのですが、いつからかオンラインあるいは電話での予約が必要となり、口コミを見てもスルガ社のサイトを見ても、「当日車内で買うと料金が3ユーロ増し」となっています。

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Piazza Partigiani, Perugia, Umbria 15/5/2024

 それでわたしは前日にオンラインで予約してペルージャからローマ・フィウミチーノ空港までの片道料金、19.90ユーロを払いました。おかげで乗車時は切符を見せてさっと乗り込むことができました。



 以前はあった往復割引が今ではなくなっていますが、重い荷物はバスの下に入れて、そのまま直接空港まで行けるのでとても便利です。FlixBusと違ってスルガ社はペルージャが本社で、ペルージャ発なので、到着・出発がひどく遅れる心配もなく、定刻どおり8時にペルージャを出発して、11時半にフィウミチーノ空港に到着しました。

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Aeroporto di Roma Fiumicino, Roma, Lazio 15/5/2024

 ただし、バスは第3ターミナル前に到着し、わたしが乗るITA Airways、イタリア航空の便は第1ターミナルから出発したので、重いスーツケースを引いて、このあとかなり歩きました。

 このときわたしはカメラを入れたケースとリュックを肩にかけて急ぎ足で歩いていたのですが、ふと気づいたら、

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なんとそのカメラケースが壊れて、ぱかんと開いているではありませんか。幸いカメラは落ちていなかったのですが、あまりのことに驚きました。

 ふだんは登山中などに持ち歩くことが多いため、このケースではなく昔使っていたカメラ用のケースを使っていて、そのケースの方がずっと丈夫だったのにと悲しく思いました。

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 空港に着いたら、本当はわたしは真っ先にITA Airwaysのカウンターに行って、チェックインをするべきでした。

 それなのに、久しぶりに一人でイタリア国外に行くことになったわたしは手順をすっかり忘れていて、これから出発する国際便の情報がずらりと並ぶ電光掲示板を見て、まだわたしが乗る東京の羽田行きの便が掲示されていないので、それまで待たなければいけないのだと思い込んでしまいました。午後2時55分発の便なのに、その3時間以上前に空港に着いたのでまだ早すぎるのだと思い、以後は空席もない空港の片隅に陣取って、長いながい間待ちました。

 待ちくたびれて何度見に行っても、掲示板の最後には2時35分発の便の情報が並ぶばかりです。大きなスーツケースを抱えたわたしはトイレにも行けず困っていたのですが、ひょっとしたらと見に行ったイタリア航空のカウンターには、デリー行きと同時に東京の羽田行きのチェックインの案内もすでに表示されていて、それで列に並んで話をしたら、「あら、もう1時間前からチェックインが可能だったんですよ」と申しわけなさそうに係員の人が言ってくれました。

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 出発の2日前、5月13日に、オンラインチェックインをするようにと、ITA Airwaysからメールがありました。ローマ・羽田間のオンラインチェックインを終えると、サイトに「羽田・松山間についてはANAのサイトでオンラインチェックインを行なってください」と指示が出たので何度か試みたのですが、そのために必要な確認番号なる6桁の数字が分からず、結局オンラインチェックインはできずじまいでした。ローマか東京の羽田空港でチェックインができるだろうと思ったのですが、ITAエアウェイズのサイトが「乗り継ぎ便のオンラインチェックインも早くしてください」と何度も催促するので不安になりました。

 それでどうしたものかと困り果て、イタリアについての掲示板で尋ねて他の方の体験談などをうかがって参考にした上で、フィウミチーノ空港のカウンターで聞いてみたら、「全日空は提携していませんので、乗り継ぎ便のチェックインは羽田空港のANAのカウンターで行なってくださいスーツケースもいったん羽田空港で受け取って、税関を通ってANAのカウンターで預けてください」と説明してくれました。

 他の人に遅れてようやくチェックインを済ませたわたしは保安検査場に向かい、手荷物からパソコンや携帯電話を取り出さなくてもいいことと、水入りのボトルも入ったままでセキュリティチェックが可能であることに驚きました。

 ただ、ようやく保安検査場を出たと思ったら、「2時55分発の便の搭乗時刻は1時55分です。皆さまお早めに搭乗口にお急ぎください」とのアナウンスがあったので、そのまま免税店を急ぎ足で通り過ぎて、搭乗口に向かいました。

 チェックインの際には係の人に「搭乗口はEですから、そのあたりにいてください」と言われました。ところが、出発の1時間以上も前から搭乗口に急げと案内があるのに、その搭乗口がEの何番かという案内がなく、電光掲示板に掲示されないのです。

 Eの搭乗口は数十あるので、途中で3方向に道が分かれます。どこに行けばいいのだろうと途方に暮れてうち一つの指示に従い、下へと下るエスカレーター乗って、目に入った搭乗口の人に尋ねると、パソコンで調べてくれて「東京行きの搭乗口はE14ですよ」と教えてくれました。

 ところが、わたしが搭乗口E14に着いた搭乗時刻20分前になっても、電光掲示板にもその搭乗口にも、まだ羽田行きの便の搭乗口の明確な案内はありません。わたしが困ってE14にいる職員に尋ねたら、「あれ、E14だってもう聞かれたんですか。まだ教えちゃいけないのに困ったものだ。どこの搭乗口の係員ですか」と言いつつも、「ここでいいですよ」とのことです。それで、はらはらしながら待っていたのですが、ようやく搭乗口がE14だという案内が掲示板に出たのは、1時55分頃のことで、そんなに急には他の場所にいる人がこの搭乗口には来られないでしょうに、困ったものです。

 案の定、まあそれが原因ではないのでしょうが、出発時刻の1時間前である「1時55分が搭乗時刻ですから搭乗口に急ぐように」と、そのかなり前から案内があったにも関わらず、飛行機の出発は定刻の2時55分よりも後のことでした。

 とこんなふうにいろいろとあったために、乗り込んだ飛行機がようやく出発したときには、本当にほっとしました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2024-05-21 01:21 | Viaggi | Comments(0)