ルパンに始まり終わるトレッキング４日目 Via dei Tusci

　長距離周遊トレッキングコース、Via dei Tusciの４日目、６月７日金曜日、朝７時半過ぎに宿を出発し、炎天下長い登り道を歩き続け、午後２時半頃にようやくバニョレージョ（Bagnoregio）の歴史的中心街の目抜き通りに到着したわたしは、まずはカフェテリアに入ってコーヒーを飲みました。

Caffetteria del Corso, Bagnoregio (VT), Lazio 14:30
　そうしたら、そのCaffetteria del Corsoのトイレの壁に、新ルパン三世の面々を描いたタイルがあったので驚きました。
　上の写真の右下には鏡が写っているのですが、その鏡に映る壁にも、

ルパンたちのタイルがあります。
　全部で６枚のルパンのタイルのうち、次元大介の絵だけのタイルが２枚あるのは、選んだ人が特に次元のファンだからかもしれません。

　テレビシリーズの中では、この新ルパン三世が一番好きだったので、うれしかったです。
　この日は、朝カステル・チェッレージ（Castel Cellesi）を出発して、村を歩いていたときにも、
Castel Cellesi, Bagnoregio (VT), Lazio 7:30
ルパン三世カリオストロの城の壁画が見られてうれしかったことは、


旅行中に書いたこちらの記事でもすでにご紹介しているのですが、実はこのときは割愛したものの、
7:42
壁画のはるか左の方には、カリオストロの城とはまったく関係のない、画風が新ルパン三世風の水着姿の峰不二子も、描かれていました。
　この日は早朝こそ涼しかったものの、滝を訪ねて山道を登り、ヴェトリオーロ（Vetriolo）で一休みしたあと、
Bagnoregio (VT), Lazio 11:42
１１時半過ぎに出発した頃にはすでに日が高く、暑くなっていました。
11:49
　そのため、ヒナゲシ（papavero）の花や
12:14
前方に見えたチヴィタ・ディ・バニョレージョ（Civita di Bagnoregio）やその右手の崖の上に見えるルブリアーノ（Lubriano）の風景などに励まされて歩いたものの、
13.49
最後の最後に、照りつける太陽の下、長いながい登り道が続いたので、大変でした。
　バニョレージョ（Bagnoregio）を頂く凝灰石の岩壁の下にたどり着いたそのあとにも、
14:15
その岩壁の上にある中心街へと、まずは坂道を、
14:17
それから、すぐ上の写真の奥に見える階段を、
14:20
ずっと登っていかなければいけなかったので（この写真は階段を登っている途中で、後ろをふり返って撮影したものです）、

この写真で通りを走る車の右手前方にある先のカフェテリアで、ようやくリュックサックを肩から下ろし、椅子に座れたときには、本当にほっとしました。そうして、トイレで思いがけずルパン三世たちのタイルを見て驚きました。
　別の道を通ってバニョレージョに登った夫に電話したら、夫は前日に買ったピザか何かを昼食に食べているところだとのことでした。

　そこでわたしはすぐ近くにあった宿までいったん行ってから、再びこのカフェテリアに戻ってショーウィンドウに並んでいたサンドイッチを一つ買って食べました。そのツナとアーティチョークのサンドイッチがとてもおいしかったので店の主人にそう言ったら、なんとローマのお菓子屋さんが作って届けているのだとのことでした。
　Via dei Tusciを歩いた５日間は、荷物が重くならないようにと、昼食の時間帯に通りかかる小さな村で食べ物を調達し、野菜も入っているからとサンドイッチを買うことが多かったのですが、店にあったのはたいていの場合、梱包された合成添加物の多いサンドイッチでした。ですから、手作りで、しかも酢漬けではなく新鮮なアーティチョークを使ってあるサンドイッチがありがたかったです。
　閑話休題。この日は出発時にも到着したときにも、思いがけずルパン三世を見かけることができて、うれしかったです。
**************************************************************************************************Sorpresa! Nel 4° giorno della Via dei Tusci, Lupin III sia nella partenza che all'arrivo.Nella mattina il murales sul muro di Castel Cellesi,dopo la camminata le mattonelle di Lupin, Fujiko, Jigen e Goemonnel bagno della Caffetteria del Corso di Bagnoregio***************************************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

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