イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

月と日が戸口で迎え星光る家いいね野バラもきれい山を下れば

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 はしごが描かれた階段を登れば、そこは、扉にはきらめく星が描かれ、右では太陽が、左では月がほほえんで迎えてくれる天上の世界。

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 シビッリーニ山脈の、周囲に街灯などない高みにあるので、夜になればきっと夜空に星が一面に輝くのが見えて、太陽も月も近く感じられる、そのためでしょうか。

  屋根が崩れかけて、窓やよろい戸もないところがある山の家に、誰かが描いた絵がすてきだなあと、長い山道を下る途中で車を止めて、夫と二人、車窓からしばらくの間、この家に描かれた絵を見つめました。

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 6月末にシビッリーニ山脈で、ユリや蘭、ナデシコが咲く山を歩いた帰り道、路傍に咲く花盛りの野バラがきれいだと感嘆しながら車で坂道を下っていたら、視力のいい夫が、この家に描かれている絵に気づきました。

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 満開のイヌバラもきれいで眺めもすばらしく、こういうところに建つ家に、歩けば空が迎えてくれる、こんなすてきな絵を描いた人の発想も絵もいいなあと思いました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by pothos9070 at 2024-07-08 17:49
不思議なお家ですね。
この絵、じっと拝見するとなかなか上手。
アーティストが描かれたんでしょうか?
この家が実際に使われている時から
もうすでにこの絵が描いてあったりして。
イヌバラや背景の山々にもよく溶け込んで似合っていますね。
こんな高い場所で、いったいどんな方がお住まいだったのでしょうね(^-^)
Commented by koito_hari616 at 2024-07-08 18:56
こんにちは

ご主人さまは視力が良いのですね!
玄関わきの両方の絵は人の顔が。。。
向かって左側の方はブランドの何処かで見たような。。
楽しい絵ですね♪
流石イタリア!ってかんじです
Commented by milletti_naoko at 2024-07-08 22:17
ぽとすさん、絵と建物の空間や建っている場所がすべて
うまく融合している作品で、おもしろいなあと思いました。
こういう絵風の絵はこちらで見かけたことがあるのですが、
いったい誰が書いたのでしょう。

壁のはげているところに星の絵があるので、家に誰も
住まなくなってから描かれたのではないかと思うのですが、
どうなのでしょうね。

どんな人が住んでいたかも気になります。
Commented by milletti_naoko at 2024-07-08 22:19
結うさん、こんにちは。そうなんです。
近年でこそ、近くのものを見るのに苦労していますが、
びっくりするほど目がいいんですよ。
わたしもこういう絵、似た絵をどこかで……
小人か何かの顔として見たことがあるようなないような気がしています。
絵が家のつくりや家の建つ場所とうまく調和しているのがいいなあと思いました。
Commented by sunandshadows2020 at 2024-07-10 08:45
石の家と木の家、日本家屋とイタリアの石作りの家屋の違いが面白いと思いました。
朽ちても趣のある石作りの家、いつの日かイタリアに家を持ちたいと思ったことを懐かしく思い返しています。
Commented by meife-no-shiawase at 2024-07-10 11:59
映画の撮影のためのセットのようですね(笑)。
これが現実の風景なんて素敵だわ〜♪

ご主人様は視力が良いんですね。
これだけ緑を眺めていたらきっと目にもいいのかと思います。

家に入る階段のところも面白いデザインです。
ここから見られる夜空はきっと美しいんだろうなーと想像します。
Commented by katananke05 at 2024-07-10 14:46 x
どなたがこの家にすんでいたことがあるのか、、 想像が膨らみますね〜
絵は廃墟になってから描かれたのか
住んでた住人がかかれたのか、、
とてもアーテイステイックな絵ですね〜
Commented by milletti_naoko at 2024-07-10 16:54
お転婆シニアさん、国や地域が違うと、家のつくりや
素材も違ってきておもしろいですよね。
そういうふうに思われたことがあるんですね!
Commented by milletti_naoko at 2024-07-10 16:55
メイフェさん、家のつくりや周囲の風景まで計算に入れて
描かれたすてきな絵だなあ、場所だなあと思いました♪
おっしゃるように映画の撮影にも使えそうですし(使ったのかも)、
何かの物語かおとぎ話の舞台のようでもありますね。

そう言えば、わたしたちが下っていたときに、山を登っていく
若者たち数人とすれ違いました。夜空の星を見るためでしょうか。
Commented by milletti_naoko at 2024-07-10 16:55
katananke05さん、こういう山の高みにある家は
登山者用の山小屋だったり、羊飼いの人たちが風雨や雷から
避難するためだったりする場合が多いのですが、
この家は場所的に、羊飼いの人が好むところとは違う場所に
あり眺めがいいので、どんな人が住んでいたのか、
わたしも気になります。すてきな絵ですよね。
Commented by ririrouzu at 2024-07-11 17:07
山の好きな二人が、こんな夢のある家を見つけ二人で眺めていたなんていいですね~
Commented by milletti_naoko at 2024-07-11 19:09
ririrouzuさん、ありがとうございます。
中に入ったら夜空が広がっていそうな、そんな
不思議な魅力のある家でした。
by milletti_naoko | 2024-07-08 17:12 | Marche | Comments(12)