イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

バラ・紫陽花オルヴィエート崖下を雨に歩けば

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 7月7日日曜日は、久しぶりにオルヴィエート(Orvieto)を訪ね、崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)を歩きました。 天気予報を朝確認したときには、午前10時頃に雨が降り午後は雲はあっても晴れるとのことだったのですが、昼食後に二つの天気予報サイトで確認すると、一つは午後2時から1時間雨、もう一つは3時から5時まで雨が降るとしていました。

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Orivieto (TR), Umbria 7/7/2024 14.27

 オルヴィエート中心街の駐車場に着いたときには雨が降っていたのですが、気温が32度前後と高いので、雨が涼をくれている間に歩く方が、炎天下を汗を流しながら歩くよりもよかろうと、傘をさして歩き始めました。

 アルボルノス城塞(Fortezza Albornoz)の前を通り、トレッキングコースへと下っていきます。

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15:05

 オルヴィエート歴史的中心街を頂く凝灰石(tufo)の岩壁の下を、まずは東の端から西面の下へと半周しました。並木の菩提樹には緑の葉が茂り、

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像の頭の上に鳩が1羽います。

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15:08

 中世の町並みが残る地区へと入っていけるマッジョーレ門(Porta Maggiore)は、水に濡れていつもよりさらに濃い茶色になっています。

 その向こうの崖の上に見える家のあたりは、長い間仮設足場に覆われていたのですが、日曜には撤去されていたので、ようやく工事が終わったのでしょう。

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15:10

 菩提樹(tiglio)は花の季節が過ぎて、今では実がなっています。

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15:15

 崖の西面の下から北面の下へと角を曲がると、道に沿って紫陽花(ortensia)、アナベルを植えてあるところがあります。大きな白い、ピンクを帯びた花がきれいです。

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 そのすぐ先にはバラ園があります。

 色とりどりのバラ(rosa)が咲いてきれいなのですが、去年の6月には手入れも行き届いて美しかったバラ園に、今は世話をする方が旅行中なのか雑草が茂っているのが残念です。

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15.21

 ニワトコ(sambuco)の実が黒々と熟してきています。

 この先さらにしばらく歩くと、道は下りになり、車道を渡ってさらに下ると、道は町のすぐ近くとは思えないような森の中を通っていきます。

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15:45

 下り道が再び登り道になってまもなくの路傍に竹林があります。この道を夫と初めて歩いた数年前には、他の木々の後方に隠れていて、目を凝らさないと見えなかった竹が、近年では道端近くにも育つようになり、この日は、しなって路上にアーチを作っている竹さえありました。

 このあと1か所、ひどく急な登り道があり、雨で路面が濡れているため、滑って転ばないように気をつけて、ゆっくりと登りました。

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15:49

 その坂を登りきると、一周も終わりに近づき、前方に、アルボルノス城塞の北の端が見えてきました。

 この写真では、城塞の下方が緑の木に覆われているので分からないのですが、

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15:51

 城塞は、垂直に切り立つ断崖の上にあります。

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15:52

 再び急な坂道を登ると、オルヴィエートの崖下周遊トレッキングコースの出入り口の一つ、ソリアーナ門(Porta Soliana)があります。わたしはたいていの場合、ここから出てぐるりと岩壁の下をめぐり、ここから中心街の中へと戻っています。この日もそうしました。

 この坂を登りきった頃、雨がやんで空が晴れてきました。細長い白い雲が、いくつも並行に伸びているのがおもしろいなあと思いました。

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16:03

 マグノリア(magnolia)の大木に、白い花がたくさん咲いています。

 このあとは買いたいものがあって薬草専門店に向かったのですが、定休日が日曜日なので、閉まっていました。

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16:23

 そこで、せっかくなので別の道を通って、駐車場へと引き返しました。

 わたしが崖下を歩いている間は、雨がいったんやみかけたこともあったものの、しばらくするとどしゃ降りになり、やがて少しずつ小やみになっていきました。朝や夕方であれば岩壁や木々が影を落としてくれるものの、日の高いうちは空が晴れていると暑いので、雨のおかげで心地よく歩くことができてよかったです。

 この日は本来は、教え子たちと会って、郊外の日本料理店で食事をするはずでした。ところが、当日になって急に来られないと連絡があり、10日ほど前に予約のためにメッセージを送ったとき、4月以来訪ねていない店の人がとても親切で喜んでくれていたため、まったく行かないのは申しわけないと、代わりに夫と二人でオルヴィエートに行って食べて、そのあとこうしてトレッキングコースを歩きました。雨にしっとりと風情のある崖下を歩き、紫陽花やバラの花も愛でることができてよかったです。

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Anello della Rupe di Orvieto
Piacevole il trekking anche quando piove,
in fiore ortensie, rose e magnolie
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:梅雨・アジサイ
by milletti_naoko | 2024-07-09 20:13 | Umbria