イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

歩けば紫陽花食べれば鮭の刺身うれしいオルヴィエート

 今日、オルヴィエート(Orvieto)に行って、崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)へと歩いていたら、

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Orvieto (TR), Umbria. 23/7/2024

アルボルノス城塞(Fortezza Albornoz)の城壁前に、もう百日紅(lagerstroemia)の花が咲いていました。

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 いつものように、城塞前を通ってコースの東の端に出て、凝灰石の断崖の下を時計回りにぐるりと一周したのですが、

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普段なら崖の南面の下、上の地図で❶と示されたあたりで出会うこちらの猫に、雨の中を歩いた7月7日に続いて今日も、❷で示されたあたりにある人家の前で出会いました。

 それで、いつも餌をくれている農家の方が留守にしているからかしらといぶかりながら、歩いていきました。この猫がいた家を通り過ぎると分かれ道があって、

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いつもなら坂道を上って、すぐ上の写真で菩提樹並木が立つ、崖のすぐ傍らの道を歩いていきます。

 けれども今日は代わりに、その下にある広い駐車場の端を歩きました。暑い中、日陰のない上り道を歩くのを避けたかったからでもあり、駐車場の傍らにある無料の公衆トイレを利用したかったからでもあります。

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 ペルージャより南にありローマに近いオルヴィエートは、ペルージャよりも気温がさらに数度高いことが多く、今日も歩き始めた朝10時半には、もう30度を超える暑さだったように思います。

 ペットボトルに水をいっぱいに入れて持ち歩いていたわたしは、トレッキングコースで水を補給しては飲みながら歩いたので、行けるときにトイレに行こうと考えたのです。

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 今日はこの下の道を歩いたおかげで、ピンクのきれいな紫陽花を近くから見て撮影することができました。

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 階段を上り、道路を渡って、いつものトレッキングコースに戻ります。

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 断崖の北面の下へと曲がると、緑のアナベルの花が咲いています。その先ではバラもきれいに咲いていたのですが、リードにつながれていない犬が2匹いたので足早に通り過ぎたため、バラの写真はありません。

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北面の岩壁に、ベニバナセンブリ(学名 Centaurium erythraea、イタリア語名 centaurea minore)がいくつか咲いているところがあったので、驚きました。オルヴィエートで見るのは初めてだったからです。

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 ペルージャのいつものウォーキングコースでも今花盛りの昼顔(convolvolo)が、オルヴィエートでも崖下のあちこちに咲いています。

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 いつもは午後歩くので日陰になっている、サン・パトリッツィオの井戸やアルボルノス城塞近くの道に、今日はさんさんと日が差していました。

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 日陰になっていることを期待していた、ソリアーナ門(Porta Soliana)へと上っていく急な坂道もやはりすべてひなただったのですが、これが最後の上り道と一気に歩いていきました。

 例年の夏は、南方の平地にあるので暑いオルヴィエートは避けているのに、どうして平日の日の高い時間帯に訪ねたかと言うと、夫が午前11時にオルヴィエートの病院で検査を予約していたからなのでした。念のためにと予約した検査の結果は、まったく問題ありませんとのことで、このあとは夫と落ち合って、中心街で買い物をしたあと、

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Nihori Ristorante Sushi Giapponese, Orvieto (TR), Umbria

郊外のお気に入りの日本料理店、Nihoriに食べに行きました。

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 そうして、鮭ざんまいの昼食を楽しみました。日本に帰っていた間にも寿司や刺身は何度か食べたのですが、それでもやっぱり、この店の鮭の刺身はおいしいなあと感じました。夫はサーモンのカルパッチョと焼きそば、海老と野菜のてんぷらを注文していました。

 食後すぐにコーヒーを飲むと、鉄やカルシウムの摂取が阻害されると知って以来、わたしは可能であれば、コーヒーは食後30分以上経ってから飲むようにしています。けれども今日は夫が「この店のコーヒーならおいしいから好きなので飲むけれど、ぼくは他の店では飲まないかもしれないよ」と言うので、食後すぐに日本料理店で飲みました。意識して飲んでみたら、夫の言うように確かにチョコレートのような味と香りが感じられました。

 なじみの店の人も温かい笑顔と接客で迎えてくれて、半リットルの水込みのランチセットが一人14ユーロ、コーヒーが1杯1.5ユーロと値段も懐に優しいお気に入りのお店で、今日行くことができて、うれしかったです。

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 薬草専門店へと買い物に出かけた中心街の道も、花に彩られていてきれいでした。


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Caldo ma felice al Orvieto
In fiore ortensie e convolvoli nell'Anello della Rupe
Piatti squisiti e servizi gentili a Ristorante giapponese Nihori
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Nihori Ristorante Sushi Giapponese a Orvieto
Via Angelo Costanzi, 102 - 05018 Orvieto
Tel. : 0763 450593
Sito : NIHORI - Ristorante Giapponese Sushi a Orvieto e Fabro Scalo - HOME
FB : Facebook - Nihori - Informazioni


Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by getteng at 2024-07-24 13:14
naokoさん
今日も目が不調でタイトルの鮭が「蛙」に見え、イタリア人はカエルを食べるのだとおそるおそる見ていました。
22日に梅雨明け、昨日など35℃もあり、写真どころではないと早々に引き挙げた次第です。
Commented by koito_hari616 at 2024-07-24 13:30
こんにちは

ご主人さま、何も無くて良かったですね
お食事も美味しかったでしょう♪

その辺りの主のような猫ちゃん、賢そうな顔をしています

お花に囲まれ、鮭のお寿司も美味しそうで良かったですね
お醤油さしが面白いです(´∀`*)ウフフ
Commented by milletti_naoko at 2024-07-24 16:16
gettengさん、機会や好む人はひどく少ないと思うのですが、
蛙を食べる人もイタリアにはいて、カエルを食する村祭り
というのもまれにあるんですよ。わたしは食べる気になれませんし、
好きだという人にはこれまで会ったことがないのですけれども。
昨日はオルヴィエートも最高気温が36度あるいはそれ以上という
予報が出ていました。朝もすでに暑かったです。
Commented by milletti_naoko at 2024-07-24 16:22
結うさん、こんにちは。ありがとうございます。
夫もほっとしていましたし、サーモンのカルパッチョがおいしいと
喜んでいました。

この猫ちゃん、これまでは人家から離れた崖下で見かけることが多かったので、
一度町の人に尋ねたら近所の農家の方が餌をやっているのだと
聞いていたのですが、今月になって中心街の入り口近くの人家のすぐ前で
立て続けに2度見かけたので驚きました。

こういう醤油さし、なるほど日本では珍しいんですね。
Commented by ciao66 at 2024-07-24 16:24
夾竹桃が2階まで伸びて、2階の花と共演するような?写真がいいねと思いました。

鉄分を考えるとコーヒーは食後30分に、というお話は知らなかったのです。
外食のランチだとサービスで付いてくることも有り、すぐに飲みたいけれど悩ましいですね。
家で楽しむときは、少し時間を空けることはできそうですが・・・

検査結果が全く問題なし!これは素晴らしかったですね。
これで安心して美味しいものが楽しめるでしょう。

それともう一つ・・・
切り立った崖の上に街並みが写る一枚が大迫力で新鮮です!


Commented by milletti_naoko at 2024-07-24 18:52
ciao66さん、夾竹桃などの花が彩るこの家、すてきですよね。
花が少ない今日この頃、見るたびにきれいだなと感嘆しています。

コーヒーを食後に飲むことは、わたしも大家族での日曜の昼食や
外食であります。ふだんはオルヴィエートのこの店で食べるときは、
そのあとに崖下を歩くことになり、崖下にはコーヒーを飲める店がない
上に、歩き終わってからではコーヒーを飲むには遅いので、店で食後に
すぐコーヒーを飲むのですが、他の場所での二人での外食のときは、
コーヒーを別にした方がトイレに行けて便利なこともあって、昼食後に
時間を空けて飲むようにしています。

でも今ざっと調べてみたら、どうやら閉経後の女性は体内の鉄分が増える
傾向にあるらしく、体内の貯蔵鉄が増えすぎるのも健康に害があるようで、
でも一方でコーヒーを1日3杯以上飲む閉経女性は(わたしh2杯止まりですが)
飲まない人に比べて鉄欠乏の割合が高率であるそうなので、まずは自分の
体内の貯蔵鉄の量、血清フェリチン値を調べないといけないなと思いました。
我が家では最近もっぱら鉄のフライパンを使って料理をしていることもあって、
鉄分がひょっとして多すぎるようなら、かえってコーヒーを食後に飲んだ方が
鉄分の摂取を抑えられるわけですし。
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by milletti_naoko | 2024-07-24 01:22 | Umbria | Comments(6)