イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

夏の恵み 夫育てたトマト 実るプラムと猛暑対策にできるだけ火を使わぬ作戦

 月曜は、仕事帰りに山の家の畑に水をやりに行った夫が、収穫できたたくさんのトマトを持って帰宅しました。

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 真っ赤に熟したトマトがとてもきれいです。この日は夫の帰りが遅かったので、夕食にはすでにレンズマメのスープを作っていました。

 そこで翌火曜日、夕食にこのトマトをたっぷり使って、夫の好きなトマトの卵炒めを作ろうと考えていたら、仕事から帰った夫が「今日はピザが食べたい。ピザを食べに行こう。」と言います。湖畔のお気に入りの店は火曜が定休日なので、マジョーネのピザ・ハンバーガー屋、I Cento Passiに行こうと家を出たのですが、「屋内は暑いだろうから」と夫が途中で湖畔の別の店、サン・フェリチャーノの村はずれにあるZero7cinqueに行こうと提案し、

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湖も少し視界に入る席で食事をしました。ピザはこれなら i Cento Passi の方がおいしかったと、夫は残念そうでしたが、わたしは、おいしいけれども量もカロリーも多いハンバーガーの代わりに、野菜も添えられた鮭を食べることができて助かりました。週末が外食続きだったので、まさかこの日も外食になるとは思いもせず、この日は、夕方おなかがすいて、ごはんにまずはごま塩をかけて少し食べ、さらにきな粉と塩をかけてもう少し食べたところに、夫が帰宅して「外に食べに行こう」と言ったからです。

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 夕食後、店から少し歩いて、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)を見に行ったのですが、夕日はすでに沈んでしまっていました。

 この晩にあったオリンピックの女子バレー、イタリア対セルビアの準決勝戦を夫が楽しみにしていたので、湖を一目だけ見てから、ペルージャへと戻りました。

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 その帰り道に車内から、手にハートを掲げたような姿の雲が見えました。

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 庭の木に実るおいしいプラムも今年は豊作で、食べるのが追いつかないほどです。

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 そうなのですが、夫が先日スイカを買ってきてくれたので、昨日も今日もプラムの代わりにスイカを食べています。幼い頃のように塩をふってかじりつくのがおいしいのですが、服に果汁が飛び散っては困ると、こんなふうに角切りにして皿に盛り、塩をふってフォークで食べています。

 昨日は全国ニュースで「フィレンツェやペルージャでは今後も40度近い酷暑となる日が続きます」とさえ言っていました。そこで、買い物に行ったスーパーで、火を使わずに食べられる食材をあれこれ買ってきました。昨日の昼は帰ってすぐに、豆腐をトマトやサラダなどの野菜と共にサラダにして、冷やし中華風のタレを作ってかけて食べました。

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 マルケ州との州境にあるウンブリア州の高原、コルフィオリート(Colfiorito)の名を冠したペルージャの地元の乳業会社、Grifo Latteが作るモッツァレッラチーズが割引だったので、このチーズも買って帰り、夕食には、夫の育てたトマトとこのモッツァレッラチーズを使って、インサラータ・カプレーゼを作って食べました。夫のトマトが甘く、チーズもコクがあっておいしかったです。

 袋には、ウンブリア州・マルケ州のアッペンニーニ山脈で飼育された牛の牛乳のみを使っていると書かれていて、この地域では牛が、豊かな自然の中に放牧されて育つのを知っているので、安心して食べることができます。

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 エクストラバージンのオリーブオイルを使ったオイル漬けツナ缶(写真上)と、通常の商品と比べて脂質が60%少ないというツナ缶(写真下)も、近年ツナ缶の値段がひどく上がっている中、昨日はお得な割引価格になっていたので、商品に興味もあって購入しました。

 オイル漬けのツナは、普通のサラダに加えてもおいしいですし、トマトと赤玉ねぎといっしょに、酢と塩とオリーブオイルで味つけをしても、さっぱりしておいしいです。

 今日は夕方に我が家の台所で日本語の個人授業があります。今日は朝からガスコンロの火は、朝おきたてに飲む1杯、夫は白湯、わたしはハーブティーのため、そして2杯のコーヒーを沸かすためにしか使っていなかったのに、昼にはもう台所の温度が27度、湿度が70度になっていました。

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 昼食用のごはんは昨日の残りがごくわずかしかなく、けれども鍋で米から新たにごはんを炊いていては、台所がさらに暑くなってしまいます。そこで苦肉の策で、けれども食べられてうれしいマギーの即席の焼きそばも作って食べました。今こちらの過去記事にあるマギーのサイトのリンクで確認したら、このおいしい焼きそばがもう製造・販売されていないことが分かって、残念です。

 鍋に水300mlとかやくとソース、即席麺を入れて、わずかな時間だけ火をつけていれば食べられるのが、ありがたいです。焼きそばを食べる前に、昨夜の残りのモッツァレッラとトマトとズッキーニのサラダを作ってオリーブオイルをかけて、ごはんといっしょに食べたのですが、うっかりオリーブオイルをかけすぎたので、卵は目玉焼きにせず、焼きそばを煮立てている最中の鍋の中で、その蒸気でゆでました。

 今夜は、夫が友人たちと男性だけでの外食に出かけます。そこで、トマトの卵炒めは明日作ることにして、わたしは焼きそばの残りと、豆腐かツナを加えたサラダを食べようと考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:夏の食材
Commented by Kanako at 2024-08-09 00:12 x
Naokoさん
わぁ~美味しそうなトマト。大量ですね。さすがイタリア、いろんな種類があるのですね。我が家のトマトはやっと色好き始めたところです。
私もスイカは、切って食べます。先日買ってきたのは水分があって甘くておいしいです。
こちらは昨日、雨が降って過ごしやすくなりましたがまた暑くなるようです。
Commented by nonkonogoro at 2024-08-09 07:58
コーヒーなどのお湯は
いつも ティファールの電気湯沸かし器を使用しています。
イタリアでは この器具は一般的ではないのでしょうか?
ガスのように 室温が上がらないようにも思えますが
どうなんでしょうね?

トマト 大量収穫
うらやましいです~(#^^#)
たぶん 山のお家には たまにしか帰られてないと思いますが 野菜は 毎日水やりしなくてもOKなのですね。
自動散水機など あるのでしょうか?

Commented by tawrajyennu at 2024-08-09 09:05
ご主人さまの山の畑のトマトも大豊作になって、良かったですね。
見ていると、色々な形のトマトがありますね。
以前イタリアでトマトの種を買ってきたんですけど、
同じような形が無いなあと思いました。
そのトマトは、生で食べずに煮込み用と言っていましたよ。
夏の暑いときは、出来るだけ火を使いたくないですね。
我が家、IHなので、炎はでませんから、ガスよりはちょっとましですが、それでも暑いです。
Commented by milletti_naoko at 2024-08-09 19:45
kanakoさん、安全でおいしい自家製のトマト、ありがたいことです。
そちらでもトマトが色づき始めているんですね!
スイカは当たりはずれがありますよね。幸い夫が買ってくれた
こちらのスイカもおいしいです。
Commented by milletti_naoko at 2024-08-09 19:53
のんさん、我が家では、直火式コーヒー沸かし器に、
コーヒーの粉末と水を入れて火にかけるので、
コーヒーを沸かすときにはお湯ではなく水を使うんです。
・https://cuoreverde.exblog.jp/13388513/
↑ この記事の上から3枚目の写真の左下にあるそこの部分に
バルブの高さまで水を入れます。

というわけで、暑い今は朝2杯分のお湯を沸かすだけなので、
電気湯沸かし器もあるのですが、うちでは今は使っていないんです。

山の家のトマトは夫が何度か自動散水できるように試みたのですが、
うまくいかないようで、2、3日に一度は必ず水をやりに
出かけています。
Commented by milletti_naoko at 2024-08-09 20:01
タワラジェンヌさんはイタリアでトマトの種を買われたんですね!
うちの夫はトマトは、ずっと義父たちが育ててきたトマトや、
種子の交換会などで、あるいは友人たちと交換して手に入れた種などを
使って育てて、毎年熟したそれぞれのトマトから種を取って、来年使える
ようにしています。

炎がでなくともやはり調理すると暑くなりますよね。今夜こそ
トマトの卵炒めを作るつもりではありますが、保存用のトマトソースは
朝8時までには作り終えられるようにして、台所が暑くならないよう
対策を練るつもりでいます。
Commented by getteng at 2024-08-09 20:10
naokoさん
火力を使わない料理って大変ですね。
今日も暑いなか晩ご飯を作って(?)いたのですが、途中で嫌になりそこそこで終え、
食べている最中飽きてしまい、大半を余してしまいました。
相変わらず食欲がないですね。
Commented by milletti_naoko at 2024-08-10 03:57
gettengさん、今日は昼にごはんを炊いて、夕方は
トマトの卵炒めを作りました。やっぱり台所が暑くなりますね。
暑さを乗り切るには食べることも大切ですから、どうか
食欲が戻りますように。
Commented by meife-no-shiawase at 2024-08-11 15:16
なおこさん。
ご主人が収穫されたトマト。真っ赤ですごーく美味しそうですね!豊作だわ~。
パプリカのような形のと、プチトマトのようなラグビーボール型のと種類が違うのでしょうか?

暑いと火を使わないお料理ということで
私もお豆腐を使うことが多いです。
イタリアのお豆腐、興味津々です。

ソースやきそば!
お祭りやイベントなどの屋台を思い出しますね。
台湾も炒め麺は多いですがこの味付けはないです。
時々食べたくなります♪
Commented by milletti_naoko at 2024-08-12 01:02
メイフェさん、おいしい真っ赤なトマトがたくさん採れて
うれしいです。毎日楽しみに食べています。
そうです。品種の違う二つのトマトがあるんです。夫は毎年
いろんなトマトを育てて、これはおいしかったというトマトは熟した
ものから種を取って翌年に植えているので、ひょっとしたら品種が
微妙に毎年違っている可能性もないとは言えません。

そうなんです。豆腐って便利でおいしいですよね。夫が嫌がるので
わたしは一人のときに食べることになりがちです。

日本のソース焼きそば、おいしいですよね。この即席面が残り一つに
なってしまい残念です。おたふくの焼きそばソースを買うつもりが
お好み焼き用のソースを買ってしまい、あまりの甘さに困っています。
by milletti_naoko | 2024-08-08 23:52 | Gastronomia | Comments(10)