モッツァレッララーメンと湖や山で外食続きダイエット難しい日々

　猛暑の日々がずっと続いていたペルージャですが、最近では時々、雨が降るようになりました。そのおかげで、雨がやんだあとは翌朝まで涼しい、そんな日がたまにあります。先週金曜日も、午前中は前夜の雨のおかげで涼しかったので、わたし一人の昼食だからと、

6/9/2024
ラーメンを、前回の失敗から学んで、ラーメンらしく料理しました。
　と言っても、ウォーキングから帰って、「今からごはんを鍋で炊いていたら食べるのが遅くなる。そうだ、ラーメンを食べよう」と突然思いついてのラーメンなので、具には、トマトやズッキーニなど、家にある野菜を使いました。

　我が家の鶏が産む卵が相変わらず少ない上に、肉もありません。けれども、冷蔵庫にモッツァレッラチーズが一袋残っています。ラーメンと合うだろうかと思ってインターネットで検索してみたら、おすすめとしてレシピに紹介している人さえいたので、ラーメンを盛りつけたあとで、モッツァレッラを切って上から載せてみました。
　ラーメン用のどんぶりを買えずにいるため、サラダ用の深皿に入れてから、冒頭の写真のいつもの皿に取って食べました。ラーメンの風味がとんこつ風だからか、モッツァレッラがやや甘く感じられましたが、意外とおいしかったです。
　モッツァレッラは脂質が多いのですが、この日は午後９時からヤニック・シナーも参加する全米オープンテニスの準決勝があったので、「海今夜は家で食べるだろうから、タンパク質が多くて脂質を抑えた食事にすればいい」と思っていました。
San Feliciano, Magione (PG), Umbria
　ところが、「友人たちを誘ったから、トラジメーノ湖畔のいつもの店で食べよう」と夫から午後に電話がありました。
Giramondo Ristorante Pizzeria, San Feliciano, Magione (PG), Umbria
　夕焼け空に浮かぶほっそりとした月が見られて、そうして、友人たちと食事と夕景とおしゃべりを存分に楽しめてうれしかったのですが、一番脂質の少なそうなメニューのサーモンのカルパッチョでも、リンゴとサラダ、スモークサーモンに加えて、チーズもかなり載っていたので、脂質は高くなります。
　というわけで、せっかく減少方向にもっていけていた体脂肪率がまた上がってしまいました。
Isola Polvese, Castiglione del Lago (PG), Umbria 7/9/2024
　土曜は家で昼ごはんを食べてから、ポルヴェーセ島をぐるりと回り、たくさん歩きました。
　島からは、わたしたちがよく歩きに行くモンテ・デル・ラーゴの岬と町並みもよく見えます。
Monte del Lago, Magione (PG), Umbria
　金色の夕日に染まる湖を船でサン・フェリチャーノへと戻ったあとは、モンテ・デル・ラーゴで開催中の文通まつりを訪ねました。

　村のバールで食べたサルシッチャと青菜が入ったトルタ・アル・テストはおいしい上に、５ユーロと懐にも優しく、

きれいな三日月がたそがれの空に浮かぶのも、屋外席から見ることができました。
Santuario della Verna, Chiusi della Verna (AR), Toscana 8/9/2024
　日曜だった昨日は、久しぶりにラヴェルナ修道院を取り囲む森を歩きました。
Bar Pizzeria Montalone, Pieve Santo Stefano (AR), Toscana
　この数年、ラヴェルナ修道院内にあるレストランや近くの店はいつも満員で、予約をしておかないと食事をするのが難しい状況である上に、フルコース食べることになってしまい、自分たちが歩きたい時間に歩きにくくなってしまいました。
　そこで、最近は、ラヴェルナへと車を山で登っていく途中にあるモンタローネのこちらの店で、パニーノを作ってもらって食べることが多くなりました。店を切り盛りする女性が、笑顔がすてきで元気で優しい人で、会って話をするのも楽しみです。

　昨日も夫はサラミ、わたしはペコリーノチーズ入りのパニーノを作ってもらいました。７月・８月は週末の昼にも焼きたてのピザが食べられるので、店内にルーコラなど、ピザの具も並んでいて、いっしょにはさんでもらうことができます。

　チーズとパンだけのパニーノは、カロリーも脂質も高いのですが、森を通ってラヴェルナ修道院へと登っていく道は、登り下りが多いので、カロリーも脂質もしっかりと消費できます。
　ところが、先の店の女性から、翌日から２週間、年に一度だけの旅行に出かけること、午後６時半からピザ屋として営業することを聞き、午後８時からシナーが優勝をかけて競う全米オープンテニスの決勝戦があるというのに、夫がここでピザを食べたいと言います。
　そこで、山を登って午後３時半過ぎに修道院に着いたあと、ミサに参加したり土産屋さんに長居したりして、午後６時まで修道院で過ごし、午後６時半に店に戻りました。

　ピザにはうるさい夫も、おいしいと大満足で、わたしも、別のピザを注文すべきだったという後悔はあるものの、耳がかりっと焼けて生地の軽いピザがおいしかったので、うれしかったです。店の詳細情報や、前回頼んで気に入ったピザについては、次の記事に記しています。


　この店では書かれたメニューというものがなく、店の人が口頭で教えてくれたメニューの中から、わたしは野菜の多そうなカプリッチョーザを頼みました。ただ、店でピザを用意する様子を見たら、ルーコラやズッキーニの具もあり、他の人は「マルゲリータとモルタデッラ」などと言って注文していました。というわけで次回は、「マルゲリータに生ハムとルーコラ（あればマッシュルームも）」と言って、注文したいと思います。今の時期だけかもしれませんが、生のトマトを具として頼んでいる人もいましたし、マルゲリータとモルタデッラと言って注文した人のテーブルには、マルゲリータの皿と共に、別の皿に盛られたモルタデッラが運ばれていました。

　夫が飲んだ瓶ビールが、ラヴェルナやこの店があるモンタローネに近いミケランジェロの生地、カプレーセ・ミケランジェロで作られたビールだというのも興味深かったです。
　夏から秋の初めにかけては、イタリアでは村祭りが多く、夜になっても屋内が暑いために、そして、イタリア人であるうちの夫が屋外で過ごすことを好むために、こんなふうに外出して外で食べる機会がどうしても多くなります。というわけで、せっかく落とせていた体重と体脂肪率が上昇気味なので、わたしだけで食べるときの食事に気をつけ、朝晩の気温が下がって涼しくなったら筋トレを再開して、なんとかこれ以上の上昇を抑えるべく努めるつもりでいます。
　９月下旬には日本からのお客さまに通訳として同行する日が２日あり、そうするとまたどうしても、こってりしたものを食べがちになるので、今のうちに、落ちてしまった筋肉をつけて、脂肪と体重を落とすべく頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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