サッカー応援太鼓ひびき三日月きれい 移動遊園地 土曜に開始 ペルージャ

　我が家はペルージャのサッカー競技場から直線距離で約２kmと近いため、サッカーの試合が開催されている最中は、うちの中にいて窓を閉めていても、応援の太鼓や声援が聞こえてきます。

Perugia, Umbria 6/10/2024
　日曜の夕方は、そういうにぎやかな太鼓の音と声援が響きわたる中、ウォーキングに出かけました。この日は約２０日ぶりに筋トレをして、その直後のウォーキングだったので、「歩くのは３０分だけにしよう。そのために車をわざわざ運転したりせず、うちの近所を歩こう。」と考えて、うちから歩き始めました。


　うちの前の急な坂道を上っていくと、金網の向こうに、色づく夕空とトスカーナ州のアミアータ山（上の写真の左端）、試合の真っ最中のサッカー競技場が見えました。
　冒頭の写真は、この写真のサッカー競技場が写っている部分を切り取ったものです。

　途中で右手に伸びる道に「この先行き止まり」の標識があるのに気づき、ならば車があまり通らないだろうと考えて、その初めて通るなだらかな坂道を下っていくと、再び見晴らしのいいところがあって、アミアータ山とスタジアムが見えました。
　歩いて前を通りかかった一軒の犬が、わたしに気づいて吠え始め、それを聞いてか他の家の犬たちも応じるように吠え始めたのですが、幸いどの犬も柵で取り囲まれた中にいたので、安心して歩くことができました。我が家のもっと近所には歩道があって歩きやすい道があるのですが、柵から抜け出して歩き回る犬と出くわすことがたまにあり、そういう犬に吠えられて困ったことがあるので、歩くのは避けているのです。

　１５分ほど歩いてから別の道を通ってうちへと戻り始めたのですが、その帰り道の方が距離が短いように思われたので、途中で左へと脇道を曲がって少し歩きました。きれいな赤いザクロの実がなる庭があります。「確か前に歩いたとき、この少し先で犬に吠えられたな」というあたりで引き返し、家へと急な坂道を下っていきました。
18:37
　下りの方が短時間で歩けるため、あと５分は歩かなければとうちの前の道を歩くと、柵の外に垂れる枝が緑のオリーブでいっぱいです。こうして予定どおり３０分歩いてから、うちに戻りました。
　この日のペルージャの日の入りは午後６時４４分で、雲も多かったので、午後７時にはもう暗くなっていました。それで
19:02
よろい戸を閉めようとしたら、日曜の町の丘の上、暗い雲の間に、ほっそりと白い三日月が見えて、うれしかったです。

　月はこのあと、一度は雲に隠れてしまったものの、

沈む前にまた姿を現してくれました。


　さて、ペルージャ恒例の秋の移動遊園地と露店は、今年は１０月１２日土曜日から始まります。

　会場となる広い駐車場では、すでに多くの遊具の設置が終わっていて、この日、友人たちとの夕食を楽しんだ帰り道に通りかかって写真を撮ると、

走行中の車から撮影したために、あとから写真を見ると、まだ動いていない遊具が動いていたかのように写っていて、おもしろいなあと思いました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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