水鳥も雨宿り予報どおり大雨の降るペルージャ散歩道

　今日の午後、いつもはアヒルなど水鳥がたくさんいる池ががらんとしているのを見ながら、

Percorso Verde, Perugia, Umbria 19/10/2024
池の周囲をぐるりと回って、上の写真を撮影した位置まで来ると、水鳥たちが皆、一か所に集まっているのが見えました。

　水を泳ぎ水にもぐる水鳥たちも、葉が茂る枝の下、雨の勢いの弱いところを好むのでしょうか。
　最近はウォーキングのために駐車できる場所を見つけるのが難しくなり、あれは９月だったか、いつもとは違う場所に車を置いて、そこから歩き始めたら、こちらの池の近くを通ることになりました。これまで歩いていた道よりも、人やリードなしの犬が少なく、砂利道で歩きやすいのが気にいって、今ではこの池の近くを通ることが多くなりました。

　カエルのぴょん子ちゃんも、雨に濡れています。
　今日は朝から雨という予報が出ていたにも関わらず、朝はそれほどの雨が降らず、昼食後、夫は山の家に出かけました。雨の予報がなければ、友人たちが金曜から泊まりがけでオリーブ収穫を手伝いに来てくれる予定でした。落ち始めたオリーブの実もある一方で、山の家に近い搾油場が搾油を開始するのは来週の月曜日からであるため、収穫を始めるべきかどうかに迷いがあった夫ですが、友人たちが来なかったのを残念がっています。
　わたしが歩き始めた午後３時過ぎには雨はまだ降っていなかったのですが、用心のために折り畳み傘は持って出たので、雨が降り始めてからは、傘をさして歩きました。

　あれは先週だったか２週間前のことか、週末に歩いていたら、上の広場でちびっ子たちが大勢集まって野球の試合をしていました。それで初めて、ペルージャに少年少女向けの野球講座があって、ここで活動していることを知りました。

　今日の午後は雨の予報が出ていたからか、それとも移動遊園地や露店に行く人が多いからか、以前よく使っていた駐車場もがらんとしていたので、そこに駐車しました。そうして、半開きにしたドアの上に開いたままの傘を置き、雨に濡れないように運転席に座りました。
　この駐車場は市民の散歩道、Percorso Verdeの入り口近くにあるため、以前はもっぱら、散歩道を歩いたり、その敷地内にあるスポーツ施設を利用したりする人が車を駐車していました。
　今年は夏休みが終わっても、そうして平日の雨の日でも、なぜか駐車場に車があふれているので、どうしてだろうといぶかっていたら、最近になってその理由が分かりました。

　この駐車場のすぐ近くに、ペルージャ大学の工学部と鉄道駅があり、ペルージャ大学の工学部には大きな駐車場があります。けれども、学舎のすぐ近くにバス停と駅があるにも関わらず、車で大学に来る学生が多く、大学の駐車場だけでは駐車しきれないため、これまではすぐ隣にある教会のやはり大きな駐車場に駐車していたようです。
　つい最近までは教会の駐車場の鉄扉が開いていたので、大学の駐車場に場所がないとき、学生たちは教会の駐車場に駐車していたのですが、ところが、それでは教会に来た人が駐車できない事態が起こったためか、今ではミサのないときには教会の駐車場の扉が閉まっているため学生たちは駐車できず、そのために、上の地図の左端にある環状交差点付近の道路の端や、散歩道入り口近くの駐車場に置くことになったのだというのです。
　というわけで、いつも駐車していた駐車場に最近は空きを見つけることが難しく、先の環状交差点を通るときには、免許を取り立ての若者たちが路上駐車した車のドアがひょっとしたら今にも開くかもしれないとはらはらしています。昔わたしが山中の高校で教えていたときのように、公共の交通機関で通学するには不便な場所に住んでいたり、住居がひどく遠かったりする場合にのみ、運転しての通学を許可するなどの対応が必要だと思うのですが、さてどうなりますことやら。ちなみに高校への通学に生徒たちが運転を許可されていたのは原付でした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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