イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

今年初の新オリーブオイルを搾油場でたそがれの湖畔歩いて

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 イタリア中部にあるウンブリア州でも、オリーブの収穫が始まっています。今年も例年のようにfrantoi aperti が開催され、10月19日から11月17日まで、新オイルの味見・購入や搾油場訪問、オリーブ畑の散歩などが楽しめる様々な催しが行われます。

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 昨日は古城で新オリーブオイルの味見をしようと、友人たちから誘いを受けていたのですが、遠方だったので赴かず、

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Monte del Lago, Magione (PG), Umbria 27/10/2024

代わりに夕方、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の東の湖畔にあるモンテ・デル・ラーゴ(Monte del Lago)で、湖の岸辺を歩きました。

 風がないため穏やかな湖面に、周囲の風景がきれいに写っています。

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 そうして、散歩を終えたあとは、石造りの町並みに風情のある歴史的中心街まで坂道を上っていき、上の写真で左端にある

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オリーブオイル生産者、Fattoria Luca Palombaroを訪ねました。

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 そうして、新オリーブオイルをたっぷりかけたブルスケッタを食べて、ぴりっとした辛みのおいしい新オイルを今年初めて味わいました。

 2種類のエクストラヴァージン・オリーブオイルのうち購入したのは、辛みがより際立つRonconeです。

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 庭に出てみると、

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たそがれた空の下、トラジメーノ湖と古城を見晴らすことができました。

 ペルージャの山の家でも先週から夫がオリーブの収穫を始めています。わたしは背中の痛みや仕事で手伝えなかったのですが、火曜には義弟たちも加勢してくれたとのことです。収穫したオリーブの実は搾油場に持ち込んだものの、まだオリーブオイルは受け取っていないため、今年初めて味を見た新オリーブオイルが、湖畔のこちらの搾油場の新オイルとなりました。

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 モンテ・デル・ラーゴにある搾油場では販売は行っているものの、今搾油を実際に行っている搾油場は隣の村、サン・フェリチャーノにあって、今回わたしたちが訪ねた村にある搾油場はかつての搾油の機械をそのまま残してある「博物館といったところです」と、店の人が説明してくれました。


Fattoria Luca Palombaro
Via della Strage, 8 - Monte del Lago, Magione (PG)
Tel. : 075 8400122
Email: info@fattorialucapalombaro.com
Sito : https://www.fattorialucapalombaro.com/

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by getteng at 2024-10-28 23:47
naokoさん
オリ-ブオイルの一番搾りって、どういう味がするのでしょうね?
Commented by milletti_naoko at 2024-10-29 02:32
gettengさん、ぴりっと辛い緑の味がします。
言葉で説明するのは難しいですね。
Commented by getteng at 2024-10-29 10:03
naokoさん
貴国の皆さんは競って一番搾りを飲むと聞いたのですが、体を掃除する効果があるとか。。。
Commented by sunandshadows2020 at 2024-10-30 16:12
オリーブオイル絞りは一年の内の大切な行事なのでしょうね。
私も初搾りのオリーブオイルのピリッとした味に興味あります。
必ず少しの辛みがあるものでしょうか?
オリーブオイルには確固とした規制がないと聞き、一応オーガニックでヴァージンオリーブオイルを購入しているのですが果たして本物かどうか気になります。
Commented by milletti_naoko at 2024-10-30 16:58
gettengさん、飲むというより、表面をかりっと焼いたパン
などにつけて味を楽しむことが多いように思います。
健康によいからというよりは産地の長年の伝統ではないかと。
Commented by milletti_naoko at 2024-10-30 17:18
お転婆シニアさん、しぼりたての新オリーブオイルは、同じ企業の同じ年のオリーブオイルに比べても新オイル独特の辛みがあります。ただ、オイルを生産する過程で空気に触れないようにして濾過をして得る最新の機械で絞ったオリーブオイルは何か月経っても(確か賞味期限は1年半)開栓まで味が変わらないとも聞いています。

ウンブリア州のオリーブオイルは特に上質とされるフォリンニョやトレーヴィ産のものはポリフェノールが殊更に多く、そのために健康にもさらによくとりわけ辛みが多いそうですが、同じウンブリア州でもトラジメーノ湖周辺の従来のオリーブオイルは、魚料理に合わせるためにそれほど癖のない、つまりそこまでは辛みのない品種のオリーブの実からできているそうです。ただ、わたしたちが今回購入したオリーブオイルは、その湖従来の品種ではなく、トレーヴィなどのオリーブ園で育つオリーブと同じ品種、モライオーロなと三つの品種のオリーブを絞ったオイルをブレンドしたものです。

イタリアではオリーブオイルの規制はとても厳しくて、最近は産地の表示がはっきりしない場合もありますが、それでも使った実がイタリアで採れたオリーブかヨーロッパで採れたオリーブかどうかは記されていますし、低温で機械的工程だけを経て生産されたエクストラバージンのオイルであるか否かも必ず表示されていて分かるようになっています。自分たちの農園や地域で収穫されたオリーブだけを絞ったオイルであるという場合にはたいていその記載もあります。同じヨーロッパでも国によっては表示があいまいなところもあるように、オリーブに限らず他の食品について報道がされることがあるのですけれども。
Commented by meife-no-shiawase at 2024-11-04 21:19
なおこさん♪

先日のコメントにも書きましたが
スペインに行ってからすっかりオリーブオイルのファンです。
できたてのオリーブオイル!食べてみたいです!!!

オリーブもあれだけ種類があるのですから
オリーブオイルも色々な味がするのだろうな~♪
Commented by milletti_naoko at 2024-11-05 01:28
メイフェさん♪

スペインでいろんなおいしいオリーブオイルを口にされる機会があったのですね!
機会があればぜひ、新オリーブオイルが採れる頃に産地を訪ねてみてください。

品種もいろいろあって、搾油の仕方によっても木が育つ場所によっても
同じ場所でも年によっても違ってくるので、オリーブオイルの味は
本当にさまざまです。
by milletti_naoko | 2024-10-28 23:28 | Umbria | Comments(8)