２度目は成功 夫がおいしく焼いたピザありがたい夜

　ピザが食べたいからとそのたびにピザを食べに行っていては高くつくし、おいしいピザを焼けるようにたまにはうちでピザを焼かなければと、先週になって急に夫が思い立って、夕食のためにと生地を混ぜ、こねて準備をして、発酵を待ってから夕食にと焼くようになりました。

Perugia, Umbria 3/11/2024
　最初の挑戦はイタリアでは諸聖人の祝日で仕事が休みだった１１月１日、つまり（イタリア時間で）おとといの晩です。上に載せる具はシンプルにオレガノも入れたトマトソースとモッツァレッラにしようとはりきって準備をしていました。

　山の家と違って薪をくべるピザ窯はうちにはありませんが、こちらの電気ピザ窯、Pizza Expressで焼き上げました。

　ところが残念ながら、ピザは十分にふくらまず、ひらべったいままです。しかも裏があちこち焦げていて、おせんべいのように固いような状況です。おせじにもおいしいとは言えない、もったいないから仕方なく食べる、そういうピザに焼き上がりました。その上、トマトソースやモッツァレッラを載せすぎたためか、具が載っているところは上の方が生のままです。
　「長い間ピザを作っていなかったからだ。これは何とかしなければ。」と夫とは言い、後になってから、使ったビール酵母が賞味期限を過ぎていたことに気づいて、それが原因だろうと言います。健康にいいからとタイプ２の小麦粉を使ったことも、発酵の妨げになったのではないかしらと、わたしは思いました。
3/11/2024
　そうして、日曜だった２日後の今日も「再挑戦をする」と、朝から生地をこね始めました。わたしは小麦粉はもう避けたいからと、わたしの夕食には夫が好まない豆腐入りのカボチャと玉ねぎの味噌汁を作っていました。
　インターネットで調べて検討し、新しいビール酵母を買い、トマトソースとモッツァレッラの量を控えたからでしょう、今夜はうまく生地が発酵して、厚みのあるピザが焼けました。「なんだかピザらしくない味がする」と夫は言いますが、それは精製のあと粗いタイプ２の小麦粉の独特の風味のためではないかと思います。１枚の４分の１だけわたしも食べたのですが、おいしかったです。
　明日から学校の新しい講座が、いえいえ、授業の準備を中断して記事を書いている間にイタリア時間で日付が変わり、１１月４日月曜日になってしまいましたから、今日から新しい講座が始まります。「朝９時から午後２時までの授業の間に、きっとおなかがすくに違いないから、お弁当を準備しようか、でも教科書などがただでさえ重い上に、短い休み時間に食べるのが難しい」と悩んでいたのですが、夫が「余ったピザ、よかったら学校に持って行って食べてもいいよ」と言ってくれたので、休み時間に食べようと考えています。夫は職場で午前中だけ働く日と丸一日働く日があるのですが、前者の場合には午後２時半前に帰宅します。そうして、わたしが家にいるときは昼食を用意しておいて、たいていは２時半頃にいっしょに昼食を食べます。学校の講座についても、午後４時半まで授業がある日もあるのですが、明日にせよ４時半に授業が終わる日にせよ、学校の食堂での昼食の時間は午後２時からなのです。というわけで、ピザなら授業と授業の間の短い休み時間でも食べやすいので助かるのでありました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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