幼い頃から父の転勤のために数年ごとに家族で引っ越していたわたしは、小学校5年生から中学校3年生までは東京に住んでいたのですが、以後は中学校の頃の同級生の結婚式で一度東京に戻っただけで、5月に帰国した際には行きも帰りも羽田空港で乗り継いだものの、東京は訪ねていません。というわけで、学校で教えた生徒たちが東京での勤務中に、電話やメールでメッセージを交わしたことはあったのですが、顔を見て話したことは、夏やクリスマスの休暇でイタリアに帰国中にペルージャを訪ねてくれたときくらいでした。
それが今日、現在東京で仕事をしているかつての生徒から今の生徒にメッセージがあって、3人でわたしとビデオ通話をしたいと言ってくれたらしく、おかげで久しぶりに顔を見て話をすることができました。職場で使うのはもっぱらイタリア語と英語だけれど、東京での私生活では学校でわたしたちから学んだ日本語が大いに役に立っているので、「二人の先生の言うことをよく聞いて勉強しておくといいよ」と今の生徒さんに言ってくれました。
懐かしい顔を久しぶりに見て話すことができて、そうして、ひどく多忙であるはずなのに、顔を見て話をしたいと思ってくれたことが、うれしかったです。そうして、仕事が大変だと聞いていたので、元気そうな様子もうれしく思いました。2021年から翌年にかけてのこの生徒さんの授業中は新型コロナウイルス感染下にあって、校内では必ずマスクを着用しなければならなかったので、こうしてお互いにマスクなしで顔を見て話すことも、最後の授業のあとでりえさんも交えて3人で食事をしたとき以外にはなかったように思います。
今朝は学校へと向かう途中に、まばゆい朝日の光が前方から差すのが見えました。そうして、今日は授業が午後2時までだったので、持参した弁当を学校で食べてから帰宅したものの、菩提樹の黄葉が日の光に鮮やかに美しい下を歩くことができました。記事にはその朝と2時過ぎにきれいだなと思った風景の写真を添えてあります。Articolo scritto da Naoko Ishii
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