雄大な雪のシビッリーニ山脈茜色に染まり美しい元旦の夕

　元旦に雪のシビッリーニ山脈を訪ね、突然傍らの山を登り始めた夫の後について

Monti Sibillini, Norcia (PG), Umbria 1/1/2025 16:22
わたしも山を登っていき、後ろをふり返ると、
16:23
日が傾いて影が伸びたために、つい先ほどまで日が当たっていたカステッルッチョの高原、Pian Grande di Castelluccioがすっかり日陰になっています。
　そうして、シビッリーニ山脈の最高峰、ヴェットーレ山やその向こうの山が淡いオレンジ色を浴びています。
16:27
　少し登ってからまたふり返ると、影が少しずつ山の斜面をのぼり、雪山がピンク色を帯びてきました。

　そして前方に、雪にすっかり覆われた山の頂も見えてきました。
16:29
　夫は山のてっぺんまで登るつもりなのだろうと思っていたら、四方の風景が見渡せる場所まで登ってそれで満足したのでしょう、てっぺんまでは行かずに山を下り始めました。

　傾く夕日に照らされて、山が赤らんでいます。
16:33
　西にも高い山が連なっていて、夕日がその峰にかかっています。
16:38
　ヴェットーレ山（Monte Vettore、2476m）を見やれば、半ば近くまで影が伸び、雪を頂く山頂付近のピンクが深くなっています。
16:39
　立ち止まって西を見やる夫と並んで、空と山をやわらかなオレンジ色に染めながら

向こうの山に沈む夕日を見送りました。
16:40

　夕日は山の向こうには隠れても、まだヴェットーレ山の山頂にピンク色の光を投げかけていました。
16:45

　東の空の地平線近くがきれいな茜色をしています。
16:46

　わたしたちは、最後にはヴェットーレ山の山頂付近だけを照らしていた夕日の光が見えなくなるまで、山を見守り、それから山をさらに下って駐車場へと向かいました。
16:47

　ところが、わたしたちが山から離れて歩いていた間に、周囲の空の茜色が深くなり、雪山の白がいっそう際立って、それは美しい風景になりました。
　夕空を背にしたその雪山を感嘆して眺め、名残を惜しみながら、山を後にしました。
　年の初めにすばらしい夕景を見ることができて、うれしかったです。

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