
ただいま日本語の授業では、博物館や郵便局など、いろいろな場所への行き方を理解したり、伝えたりすることができるように勉強しています。
「このみちを まっすぐ 行って ください。一つめの かどを 右に 曲がって ください。…」と言う練習ができるように、昨夜のうちに家で画用紙を使って大きな地図を作っておきたかったのですが、今月は22日まで同僚の先生が不在で、週に34時間の授業をわたし一人で担当しているため、そこまで準備する余裕がありませんでした。
そこで、今朝はホワイトボードに地図を書こうと思ったのですが、

昨日の授業の板書を後で復習に使おうと考えていたので、教室を見渡して、

窓ガラスの枠を道に見立てて絵をかきこみ、地図として使うことにしました。
窓の下には、地図を手にした道を尋ねる人と道を教える人をかきました。上の方には信号をかいてあります。

まっすぐ行って、二つめの角を右に曲がると、川の上にかかる橋もあります。右手に立ててあるのは、郵便局に見立てた消しゴムです。
生徒も楽しそうに、道の説明を言おうと頑張ってくれました。

昨日の板書を消してからは、ホワイトボードにも新たな地図をかいて、さらに目的の博物館や美術館、お寺(お寺ってかくのが難しいですね)への行き方を言ったり書いたりする練習をしました。
こうさてん、おうだんほどう、ひとつめの かど、みぎ、ひだり、まがります、わたります……
「右に 曲がって ください」、「まっすぐ 行って ください」と行き方を説明するには、覚えなければいけない小難しい言葉もあるので大変です。
講座が始まる前に、生徒さんが独学でひらがなやカタカナを勉強したときは、ローマ字を頼りに学んだのですが、イタリア語では chi を /ki/と読むため、「みち」と「みぎ」を混同しがちで、結果としてこの2語を覚えるのが難しく、伝えるときは間違いやすく、理解するときには勘違いしやすくなっています。
頑張れ生徒さん、頑張れわたし!
↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックを♪
