おめでとう猫の日 湖畔とうちの猫たちの写真を添えて

　日本の猫の日、おめでとうございます。

　写真は、先日、トラジメーノ湖畔で友人たちと昼食を食べたときに、岸辺のベンチにいた貫禄のある猫です。

　食後に友人たちを見送ったあと、夫と二人で散歩をしていたら、

　駐車してあった車を興味深そうに偵察していたのも、この猫かもしれません。

　サンタルカンジェロのこの岸辺は、猫の保護区になっている上に、地元の漁師さん達が獲った湖の新鮮な魚が食べられるレストランもあるので、猫があちこちにいますし、どの猫もやや食べすぎであるように見えます。

　上の写真の右手にいる猫を切り取ってみて

今驚いたのは、縞模様やその位置からしておそらく、

２０２１年７月にこの岸辺で撮影した、この子猫の今の姿らしいということです。

　当時は夫と二人でよくサンタルカンジェロに夕日を見送りに行っていたものです。

　そうするといつも、この白と黒の衣の猫が夕焼けの方をじっと眺めていて、夫と二人でPoeta「詩人」と名づけてそう呼んでいたのですが、

２月２日に、友人たちとの食事のために久しぶりに行った岸辺では、いつも見かけたあの姿が見当たりませんでした。上の写真で後方に写るさび猫は、今も元気だったのですけれども。
　サンタルカンジェロの岸辺は長く、湖畔には茂みも多いので、どこかで元気でいてくれるといいのですが、いつまでも元気に見えても、猫たちはわたしたちに比べてずっと早く年を重ねてしまいます。

　気持ちが整理できたらと思いつつ、書けずにいるうちに、ミミが天寿をまっとうして、

続いてオリーブの木の上に登って朝日を浴びるのが好きだったミケが不思議な事故で亡くなってから、もうずいぶんの月日が流れてしまいました。
　どうかきっときっと、空の上でも仲よく、幸せでいてくれますように。
　そうして、地上の猫たちも幸せでありますように。

　猫の写真を探していたら、サンタルカンジェロで４年前に猫たちを撮ったその日の美しい夕景の写真もありました。
　少しずつ日が長くなり、少しずつ少しずつ春が近づいています。どうかさらに日が長くなり、暖かくなって、またトラジメーノ湖で夕日を見送れる季節が来ますように。
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