
自動車税や運転免許の更新は、
イタリアでは日本と違って、事前に本人に連絡通知があるわけではなく、自分が覚えていて、期日までに支払ったり、有効期限までに更新したりする必要があります。
そのため、自動車税が未払いだったことに気づいたときには滞納勢がかなりの額になっていたり、免許の更新が必要であることに直前になって気づくために、費用の高い業者に代行してもらわざるを得なくなったりすることがあります。それを避けるためには、市民がさまざまな締め切りや期限を自分でカレンダーやメモ帳などに書き込んで、しっかりと覚えておかなければいけません。
5年前など、夫は有効期限の直前になって、免許の更新をしなければいけないことに気づいたため、予約なしに毎日受け付けて更新手続きを代行してくれるけれども、手続き料金88ユーロ+郵便料金7ユーロで合計95ユーロと、代行料金がひどく高い上に、うちから遠い業者に、医師の診断・申請手続きと免許受け取りのため、2度足を運ぶこととなりました。
5年前は、わたしも免許を更新したので、いろいろ調べて、日本の運転免許証をイタリアの免許に書き換えたときにお世話になった自動車学校で、手続きを代行してもらいました。免許書き換えのときに調べてみて、ペルージャの他の教習所に比べて料金が安く、駐車場が見つかりやすい場所にある上に、教習所の人たちがとても親切だったからです。
けれども、昨日すぐ上のリンク先の記事を読み返して、手続きをすべて自分ですれば合計約60ユーロで済むことが分かりました。調べてみると、手続きは思っていたよりもずっと簡単です。しかも、自動車学校で代行してもらうよりも、単に料金が安いばかりではなく、便利だということが分かりました。
そこで、イタリアの自動車の運転免許証の更新を、今年は早めに動いて業者を介さずにすることに決めました。
ペルージャ在住のわたしは、USL Umbria 1のこちらのページなどを参考にして、次の手順を踏んで、免許を更新しようと考えています。
1.地域保健所(ASL)や一部の薬局にあるCUP(中央統一予約センター)で、運転免許証更新のための医師診断の予約を取る。その際、わたしの場合はPatente di guida Bなので、その更新のための医師診断の費用として地域保健所に20.40€を支払う。
*26.20€の内訳は、la tariffa N0004-DIRITTI €10,20 | BOLLI €16,00 - RINNOVO PATENTE
3.CUPで予約をした日時に予約をした医療機関に
・Carta d'identitàなど、有効な身分証明書
・現在所持している運転免許証
・証明写真1枚
・医師診断の費用、€20.40の領収書(上記1)
・眼科医による視力証明書
・pagoPAで€26.20を払ったという支払証明書
を持参し、運転免許証更新のための医師による診断を受ける。
青で記載した視力証明書は、視力に問題がある場合にのみ必要です。わたしの場合は、本来は毎年眼底検査を受けるべきであるのに去年は受けていないため、今年は眼底検査を受け、その際に視力検査もしてもらうつもりでいます。
診断の結果、更新が可能ということであれば、このあと、医師が診断書を発行し、運輸省にデータとして送信し、それを受けて、更新された免許証をわたしの家あてに、着払いの書留郵便で送ります。配達の際に家にいれば、
€7.32の郵便料金を払って新しい免許証を受け取ることができますし、もしそのときにいなくても、郵便箱に入った不在票を持って、60日以内に不在票に指定された郵便局に行って、7.32ユーロを支払い、免許証を受け取ることができると、
il prtale dell'Automobilistaのこちらのページに書かれています。
5年前に自動車学校を通じて免許を更新したときは、水曜日の午後7時半すぎに医師の診断を受けたのに、2日後の金曜の午後2時過ぎに、早くも免許証がうちに届いたので驚きました。
イタリア郵便は国内配達もひどくのんびりです。2021年の夏にわたしがアブルッツォ州から送った絵はがきが、ペルージャに届いたのが9日後、リミニに届いたのが13日後だったのでした。けれども、免許証の配達は、書留郵便で料金も高い分、迅速なのでしょう。
万一医師の診断から15日経っても免許証が届かない場合には、24時間年中無休のフリーダイヤル、800979416に電話で連絡することができるとのことですが、その必要がないことを祈ります。
こんなふうに自分で手続きをすると、料金は赤で記した三つの料金、医師診断料金、免許更新料金、郵便書留料金の合計、53.92ユーロに証明写真の費用を加えて、約60ユーロとなります。
http://www.autoscuolacortonese.it
わたしが、日本の運転免許証の書き換えの際に、そして5年前の免許更新の際にもお世話になったペルージャの自動車教習所、Autoscuola Cortoneseのサイトで確認すると、今も免許更新手続き代行の日時と費用は同じで、水曜日の午後7時、79ユーロとなっています。この教習所に更新手続きを代行してもらう場合は、教習所の人が当日ウェブカムで証明写真を撮ってくれます。ですから、更新にかかる合計料金は、今は7.32ユーロと値上がりした書留郵便の料金をさらに加えたものとなります。
今回わたしが手続きをすべて自分でしたいと考えるのは、一つには、この教習所の受付時間が週に一度、水曜日の午後7時からだけであるために、前回同様に多くの人が詰めかけて、待ち時間が長くなる可能性が高いためです。さらに、わたしの誕生日は12月で、その4か月前から更新の手続きが可能なのですが、8月・9月は旅行に出かける可能性が高く(平日でも週末でも、友人たちからの急な誘いで突然旅行や山登りということが過去に何度もありました)、10月初めは日の入りが午後7時前、下旬になって冬時間に戻ると午後5時過ぎになり、眼科医から夜間に運転しないように言われているわたしは、夫に同行してもらわないといけません。一方、自分で手続きをして、医療機関で医師の診断を受けるのであれば、診断を予約する際に、自分に都合のいい日時や医療機関を選ぶことができます。
昨日は、今年免許を更新しなければいけないことに気づき、ちょうど夫もやはり今年7月半ばに免許の更新があるので、自分たちで手続きをするにはどうすればいいかをあれこれ調べてみました。そうして、わたし自身の手続きはできるのが8月以降になるため、そのときに忘れてしまわないように覚え書きとして、また、他の方にも参考になればと、記事にすることにしました。
昨日のうちに記事を投稿するつもりだったのにできなかったのは、いろいろなサイトに
https://www.ilportaledellautomobilista.it/
こちらの運輸省のサイトや、自分自身の郵便局や銀行、pagoPAのサイト、App IOから、簡単にできるという26.20€の運輸省への支払いの方法が、記事に書くためにひととおりどのサイトやアプリからも試してみたのに、分からずじまいのままに、日本語の授業の準備をしなければならない時間となり、その後は友人たちとの夕食に出かけて帰宅が遅くなったためです。
昨日はいくらあれこれ試しても支払い方が分からなかった運輸省のサイトで、今朝になって、このサイトでpagoPAを使って支払う方法のマニュアルをこちらのリンクからダウンロードできることが分かりました。

そのマニュアルには、自力ではどうしても分からなかった支払いページに行き着く方法が書かれています。ただ、このマニュアルのリンクが、こんなところにあっても誰が気づくだろうというところに張られているのです。それに、そもそもこういうサイトというのは、マニュアルなしでもサイトの構造やレイアウト、タブやアイコンからさっと支払い方法やその流れが分かるものでなくてはいけないと思うのです。
誕生日の4か月前にならないと、支払いができないということは、おそらく今の段階では支払い項目も出ないと思われますので、サイトでの支払いは、まずはわたしの夫が支払うときに助けることを通してどうするのか確認し、もし面倒なようであれば、また追記として、あるいは新たに記事を立ててご報告したいと考えています。

自動車の運転免許証についてのお話ということで、風景がすばらしいと感嘆して、夫が運転する車の中でわたしが撮ったシビッリーニ山脈の写真を添えることにいたしました。
↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックを♪

htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-37727508"
hx-vals='{"url":"https:\/\/cuoreverde.exblog.jp\/37727508\/","__csrf_value":"58f0e8639e80c01011f4f3507ef0ee808a2e0e4e97ecac3f58e0bba422b63c98d5c78da7e2f638cd1ec52cc2e9b88b5ee63acebc0a3b67691ad3b01ac3350026"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">