イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

今年初 野生のアスパラガスの卵炒め 春の山の幸を夫と二人で

 昨日は、仕事から帰ってすぐに山の家に出かけた夫が、たくさんの野生のアスパラガス(asparagi selvatici)を手土産に帰宅しました。そうして、「今日は夕食に野生のアスパラガスの卵炒め(frittata agli asparagi selvatici)を食べよう」と言いました。

今年初 野生のアスパラガスの卵炒め 春の山の幸を夫と二人で_f0234936_22415824.jpg
Perugia, Umbria 17/3/2025

 我が家の鶏たちが産んだ卵と、夫が山で摘んだばかりの野生のアスパラガスをたっぷり使った卵炒めは、独特のほろ苦いおいしい味がしっかりと感じられ、大地と自然のエネルギーを心身に取り込むことができたように思います。

 春先になって気温が上がり、雨の日が続くと野生のアスパラガスが野山で育ち始めます。今週は金曜までは早朝の気温が零度近く、時に氷点下にまで下がる予報が出るほど寒いという予報が出ているのですが、昨日までは雨がちの暖かい日が続いていたため、山でアスパラガスが顔を出したわけです。


 写真を撮る前に下ごしらえを始めてしまったので、摘みたてのアスパラガスの写真を載せた記事へのリンクを上に添えておきます。野生のアスパラガスの見つけ方はこちらの記事、その下ごしらえの仕方や卵炒めの作り方については、こちらの記事に説明があります。去年は4月1日にわたしも山の家の近くで野生のアスパラガスを収穫しました。その日の記事を見ると、去年はその頃に、テッツィオ山で桜やスミレ、プリムラ、セイヨウサンシュが咲いていました。

 昨夕は、最近できていなかった筋トレを久しぶりにしました。そこで、運動のあとできるだけ早く食事ができるようにと、食卓の準備と野生のアスパラガスの下ごしらえなどを済ませてから筋トレをしていたら、わたしが運動をしている間に、夫がアスパラガスの卵炒めを作ってくれたので助かりました。作ってもらったので、なおさらおいしい旬の味となったのでありました。


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Primavera a tavola!
Frittata con asparagi selvatici appena raccolti
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ブログテーマ:旬を食べる:春
Commented by getteng at 2025-03-19 10:51
naokoさん
野生のアスパラが食べれるのですか!
白いものはあくまで人の手による栽培なんでしょうね?
Commented by koito_hari616 at 2025-03-19 11:34
こんにちは

とても滋味深い野生のアスパラのようですね、羨ましい~
卵もご自宅のニワトリさんだと、地産地消かな?
しかも、ご主人さまの手作りだと更に嬉しさが倍増です
これからの季節に備えて、栄養と体力をつけて下さい♪
Commented by meife-no-shiawase at 2025-03-19 15:12
野生のアスパラガスとご自宅の卵で作るお料理なんて~
まさに大地の恵みですね!

写真を拝見しているだけで、春の香りと自然のエネルギーが伝わってくるようです。
ご主人が山で摘んで帰られたアスパラガスを、
なおこさんの運動後にサッと調理してくださるなんて、
本当に素敵なご夫婦だなと感じました。
作ってもらうお料理って、自分で作るよりも美味しく感じるのはなぜでしょう。(笑)

まだ肌寒さが残る中にも、こうして季節の移ろいを食卓で感じられるのは、
イタリアの暮らしならではですね。

野生のアスパラガスって観たことがありません。
過去ブログで拝見しましたが、えーーー。普通に生えてても私は見逃してしまいそうな・・・

それに15分も茹でるって、やはり野生だから硬さがあるのでしょうか。
色々と勉強になりましたー。
Commented by milletti_naoko at 2025-03-20 05:20
gettengさんです。
野生のアスパラガス、おいしいんですよ。
どうなんでしょうね。イタリア中部で野山に自生するアスパラガスは
緑、あるいは紫色で、紫のアスパラガスも火にかけると緑色になります。
Commented by milletti_naoko at 2025-03-20 05:24
結うさん、こんばんは。イタリア中部の春に楽しめる山菜です。
つくしも生えるのですが、こちらでは食べる慣習はありません。

ありがとうございます。おいしいものは、うれしいですね。
Commented by milletti_naoko at 2025-03-20 05:34
メイフェさん、ありがとうございます。
「君がため春の野にいでて若菜摘む」という歌もふと思い起こしながら記事を書きました。
夫はアスパラガスを自分のためにも摘んだのでしょうけれど、新鮮な春の山の恵みをいただけて
ありがたいことです。

そうなんで。作ってもらえると、ありがたくもあって、いっそううれしいです。
台所は狭いですし、夫は料理で自分なりにこうするべきという信条があって、それがわたしの考えとは
必ずしも一致しないので、台所に二人でいると、けんかになってしまうことも少なくないのですけれども。

過去記事まで見てくださって、ありがとうございます♪
インゲン豆の蒸し餃子、おいしそうですね! そんなものがあるのだと驚きました。
Commented by KANAKO at 2025-03-24 02:12
野生のアスパラの時期が来たのですね。私もフランスで野生のアスパラを収穫したことがあります。おいしいですよね。また新鮮なおうちの卵とは⁈ 間違いなく絶品ですね。春が近づくとうれしいですね。
Commented by milletti_naoko at 2025-03-24 21:35
KANAKOさん、フランスでも野生のアスパラガスが収穫できるとはと
驚きました!

昨日はわたしも今年初めて摘むことができ、しばらく暖かい季節が
続きそうなので、これからは食べられる機会も増えそうで、うれしいです。
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by milletti_naoko | 2025-03-18 23:05 | Gastronomia | Comments(8)