昨日は思いがけず友人たちからの突然の電話で、登山の前に、懐かしい
ピオッビコ(Piobbico) の村を訪ねることとなりました。
Piobbico (PU), Marche 5/4/2025 わたしが2002年4月にイタリアで暮らし始めたときに半年間イタリア学校に通い、住んだ村、ウルバーニア(Urbania) はこのピオッビコの隣にあります。距離は14km、車で20分弱で行ける距離にあるからと、留学生だった頃にウルバーニアの友人たちとピオッビコを訪ねたことがあります。 また、わたしが半年間イタリア語学校で受講した上級クラスの授業を、夏の一時期を除いてずっと教えてくれた先生がこのピオッビコに住んでいて、そのために、ピオッビコが醜い人の町(città dei brutti)と呼ばれて、最も醜い人を選ぶコンテストまで開催される理由や、村の坂道で確かワイン樽を転がしての地区別競争が行われることなど、あれこれ教わりました。 まだ留学生としてウルバーニアに暮らしていた頃に、先生が村を案内してくださったこともあり、ウルバーニアの友人と訪れたばかりではなく、夫とも二人で訪ねて散歩したことがあるため、一度は、丘の上の古い館で、昔の貴族の装束のあれこれも見た記憶があるのですが、それがいつ誰とだったかは覚えていません。 フランコと3人で一度、2009年7月にピオッビコで待ち合わせ、そのあと車で山頂近くまで登って、ピオッビコまで驚くほどに険しい坂道をひたすら歩いて下ったことがあります。 そのときは、フランコと夫が、あちこちに大きな白いハラタケがあることに気づき、二人で夢中になってキノコ狩りをしていました。 せっかくピオッビコを訪ねるのであれば、今もピオッビコに住む懐かしい先生とできれば連絡を取って会えたらうれしいのですが、2009年の夏も昨日も、友人からの登山の連絡と誘いは突然でした。 昨日は村の店で作ってもらったパニーノを、1時過ぎに川の眺めを楽しみながら食べて、それから山を登りました。登山の時間がひどく遅いのですが、 昨日の朝、友人たちから電話があったのは午前10時頃だったのです。友人たちが住むアドリア海岸のリミニからピオッビコまで車で2時間、ペルージャからは1時間半かかります。朝のうちにシーツなどを洗濯し、干し終えてから正午に家を出発してオルヴィエートのいつもの店で昼食をしようと予定していたわたしたちは、その電話を受けて予定を変更し、登山の準備をして10時半過ぎに家を出て、正午過ぎにピオッビコに着いたのですが、友人たちが到着したのはその30分後でした。 そうして、皆で食料品店に行ってパニーノを作ってもらい、出発前に食事によさそうな場所を探して、川のほとりで食べました。店では、最初はペコリーノチーズとオイル漬けのナスだけをはさむように頼んでいたのですが、はさんでくれたチーズの量があまりにも少ないので、生ハムも足してもらいました。 この日は朝の気温は5度前後と寒い上に北西の風が吹き、天気がいいので午後は暖かくなるという予報が出ていたのですが、山の高みは寒いだろうと、重ね着ができるようにリュックにはあれこれ衣類を入れていました。登りは暑ければのどが渇くだろうと、水も1リットル運んだので、それでリュックサックが重かったのも、険しい登り道が続いたことに加えて、昨日の登山を辛く感じた理由かもしれません。 結果的に、村で暖かい日差しの下、清らかな川やきれいな風景を楽しみながら食事ができて、そして、大変ながらも、登山ができてよかったです。 昨日はあまりにも疲れていたからか、とてもぐっすり眠れたのですが、わたしはそれまで眠りが浅く、よく目が覚める日が続いていました。夫も2日ほど前から体調を崩していたため、土曜の朝は8時頃まで寝て、ゆっくり休む必要もありました。 ただ、もし今後またBalza Forataを目指して登るとしたら、どうやらわたしたちが引き返した地点から目的地まで、わたしたちの足では1時間かかったかもしれないということでもありますので、朝早くに歩き始めて、途中で昼食休憩をはさみ、休みながらゆっくりと登り、そうやって時間と体力に余裕がある状況で登るのがいいのではないかと思います。引き返した理由の一つは、皆が疲れていたことはもちろん、友人の一人が最近手を手術したばかりで、綱を手でつかまないと安全が保てないトレッキングコースは歩けなかったという事情もあり、そういう状況はまだ1、2か月は少なくとも続くでしょうし、出発地点が標高379mと低いため、6月以降夏の間は暑さのためにあれだけ急な坂道を登り続けるのは難しくなることでしょう。というわけで、ひょっとしたらあるかもしれないこの登山コースへの再挑戦は、あったとしても少なくとも半年は先になりそうです。 昨日はどんどん歩いていく皆についていくのに必死でなかなか写真が撮れず、特に最初は細い道を一列になって進むのでよく見る余裕がなかったのですが、今写真を見返していたら、上の写真の木にちゃんと出発地点の標高と、目的地への所要時間の目安が書かれていました。 ↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックを♪
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