イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

写真展楽しみにペルージャ中心街へ

 昨日、4月25日金曜日は、イタリア解放記念日で国民の祝日でした。連休の初日だった昨日、大家族での昼食のあと中心街に向かうと、

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Perugia, Umbria 25/4/2025

目抜通りが大勢の人でにぎわっています。上の写真は、目の前の広場にいた外国人旅行客の一団が去ったときをねらって撮影しました。

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 冬の間など、時々水が消える噴水ですが、やはり水が噴き出す方がずっと風情があります。

 大噴水の向こうに見えるプリオーリ宮殿が擁する国立ウンブリア美術館でぜひ見たいとずっと考えていた展覧会が二つあったので、

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昨日は美術館を訪ねました。すでに何度も訪ねているため、入場料が無料だった昨日行くことにしたのです。

 上の写真で左に案内のある展覧会も楽しみにしているのですが、この展覧会は6月15日までですし、昨夕はあまりにも大勢でにぎわっていました。

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 そこで、そちらの会場はしばらく見たあとで立ち去って、5月4日までで終わりが迫っていたこちらの写真展を見に行って、小さな一室に、けれどもすばらしい写真の数々が並ぶ展示を、長い間じっくりと楽しみました。

 詳細をゆっくりご紹介したいところなのですが、今日はこれから友人たちが遠方から来てくれますので、その準備を続けなければいけませんから、また後日必ずお話しするつもりでいます。

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 7時を過ぎ、閉館時間が近づいたので出口へと歩いていたら、先日夫の属する合唱団が歌を歌った聖エルコラーノ教会(右端)を描いた壁画があります。

 上の写真の左端に見えるまばゆい光は、前方の壁にあるステンドグラスから

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壁画のある壁へと降り注いでいました。

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 こんなふうに壁がステンドグラスの光に色づくのもおもしろいです。

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 大噴水の上にある女性像は実は複製で、本物は国立ウンブリア美術館に展示されています。その像の前を通って長いながい階段を降りて、美術館の出口へと向かいました。

 ずっと見たいと願っていた写真展をようやく見ることができて、うれしかったです。


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ブログテーマ:GWの過ごし方
Commented by getteng at 2025-04-26 20:02
naokoさん
ロベ-ル・ドアノ-の写真展が見られるって嬉しいですね。
問題の「パリ市庁舎前のキス」は演出だったというのが真相だとか。。。
Commented by ogionoie at 2025-04-27 04:55
お久しぶりです。
ロベール・ドアノーは わたくしも大好きです!!
20代の頃に写真展に行って以来 とってもファンです。

ピカソも有名ですが、ボーヴォワール、ジャン・コクトーなど
多くの芸術家たちを撮り続けたことでも知られていますね。
ピカソの写真集は持っているのですが今でも宝物です。
このKissの写真も有名ですよね。では、そうぞ良い季節をおむかえくださいね。
Commented by pothos9070 at 2025-04-27 18:39
ドアノーの写真展、見応えあってよかったですね^^
このパリの写真…東京都立写真美術館の外の壁面に
大~~~きくディスプレイされています。
また東京に行きたくなりました(^-^)
Commented by milletti_naoko at 2025-04-28 21:26
gettengさん、そうなんです。
地方都市のペルージャにかなり長い間来てくれていて、ありがたいことです。
演出だったのですよね。つい少し前にたまたまテレビでそう聞いて
驚いていたところです。
Commented by milletti_naoko at 2025-04-28 21:29
ノイエさん、写真も心もすばらしい写真家ですよね!
なんと20代の頃に写真展を見にいかれて以来のファンでいらっしゃるとは。
すばらしい経験をお若いときにされましたね。

もっぱらKissの写真を通して知っていたわたしは、
ピカソやコクトーとの写真も、展示されたり映し出されたりしていたので驚きました。
なんと写真集もお持ちとは。ありがとうございます。
ノイエさんもどうかよい季節を!
Commented by milletti_naoko at 2025-04-28 21:45
ぽとすさん、ありがとうございます。
思ったよりも小さなスペースに写真が飾られていたのですが
(ひょっとしたら最近別の展覧会が始まったために、
小さい展示会場にまとめられたという可能性も大いにあります)
いつまでも見ていたい写真が多く、添えられていたドアノーの言葉にも
感銘しました。写真もですが写真家としてその精神もすばらしい人ですね!
なんと東京の美術館の側面にそんなに大きく展示されていたとは。
Commented by meife-no-shiawase at 2025-05-01 19:21
祝日の中心街の賑わいと、美術館の展示室で過ごすひとときの落ち着きとが、
うまく切り替わっていく流れが印象的です。

限られた空間に並ぶ写真の数々、あえてそちらをじっくり選ばれたというところにも、
その場の気配やなおこさんの静かな集中が感じられるようでした。

ステンドグラスの光が差し込む壁の風景も、何気ないようでいて目を惹きますね~。
こういうところになおこさんが目を留められるのが素敵♪って思います。
Commented by milletti_naoko at 2025-05-03 05:23
メイフェさん、ありがとうございます。実は美術館も、特にもう一つの
展示の方は順路の最初にあることもあってごった返していて次から次へと
人が来ていたのですが、美術館が広いために、この写真展は場所を見つけるのも
難しいからか、人は来てはいたのですが、少しずつ来てはまた少しずつ去るという
感じだったので、じっくりと訪ねることができました。

ステンドグラスは教会でも光の当たり方によっては壁や机や長椅子に色とりどりの
光が差してきれいなんですが、このときはかなり光が強かったのでしょう、
壁に映し出される色が鮮やかだったので目に留まりました♪
by milletti_naoko | 2025-04-26 18:52 | Umbria | Comments(8)