思い出のバラ咲いてうれしいペルージャの庭

　５月２日にはつぼみが多く、最初の花が開きかけていた庭のバラが、

Perugia, Umbria 2/5/2025
連休で出かけていた間に次々と花を開き、
6/5/2025
昨日にはもうこんなにたくさんの花が咲きそろいました。
　実はここには、もう一つ、夫の母方の祖母が育てていたバラを挿し木して育てたバラがあったのに、昨年せっかちなお父さんが雑草を刈ったときにバラの枝まで断ち切ってしまい、心配していたのですが、

今年は夫が木の棒を立てて、ここにバラがあると分かるようにして義父の草刈機から守っていたら、幸いまだ小さいもののバラが育ち、花も咲かせてくれました。

　夫が数年前の誕生日にと贈ってくれたデビッド・オースティンのバラは香りがよく、咲き始めにはオレンジがかった花が、咲き終わってしばらくするとピンクへと色が変わっていきます。どちらの色もきれいで、庭のバラを見るたびにうれしい気持ちになれます。
　最近は天気が崩れやすく、にわかに空がかき曇って、激しい雨が降ることがよくあります。昨日も朝は大雨が降ったのですが、写真を撮った昼頃には空が晴れ、午後にはまた雨が降りました。
7/5/2025
　天気がこんなふうにぐずついているときは、天気予報も、降らないはずの時間帯に雷雨になったり、降るはずだったのに降らなかったりで、あてになりません。月曜の午後、山の家に農作業に行きたかった夫は、雨の予報だったのであきらめて昼食後は職場に戻ったのですが、その午後は結局雨が降らず、それで、それほど雨が降らないはずだった火曜の午後は山の家に出かけました。そのあと、うちの付近では雷鳴もとどろく激しい雨が降ったのですが、幸いテッツィオ山ではそれほど降らなかったそうです。ペルージャ市と一口に言っても広大なので、晴れるところもあれば雨のところもあり、天気予報はする人にとっても参考にしたい人にとっても難しいのかもしれません。
　今日も昼頃、予報では降らないはずの時間帯に、雹がからんころんと激しい勢いで窓に打ちつけて長い間降り続け、やがて雹が豪雨に変わりました。
7/5/2025

　今日はこちらの香り高い、紅の美しいバラも咲きました。

　夫は今でこそ、義父と自分が生まれ育ったテッツィオ山の村、ミジャーナで、古い家を改築し、農作業や庭づくりを楽しんでいますが、かつては長い間、義母や母方の祖父母、伯父たちが長い間暮らしていたトスカーナとの州境にある小さな村、レスキオの家とその土地に出かけては、バラを育てたり、畑を耕したりしていました。今は人手に渡ったその家に、わたしが初めて行ったのは、夫とつきあい出した２００４年の春のことです。２００５年１０月からは夫と二人で1年余り暮らしたこともあります。
　そのレスキオで夫が、枝が高く伸びて美しい花がいくつも咲くまでに育て、下にはベンチを置いていた紅のバラを、ペルージャに引っ越したとき、夫はなぜか家から遠い畑の奥に植え替えたのですが、数年前に、この赤いバラも先の祖母が育てていたバラと共に、うちのすぐ前にある庭に挿し木から育て、最近では毎年うちの庭でも、美しい花が咲くようになりました。
　挿し木から育ったバラはどちらもまだま小さいのですが、今年も三つのバラがきれいに咲いていて、うれしいことです。天気が不安定なのは困りますが、日の光も雨も存分に享受することができて、そのおかげでバラたちが元気でいてくれるのでしょう。
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