イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

美しい湖の合同写真展に古城へ開催に尽力した友の誘いで

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 5月3日土曜日は、昼食を食べて歩いたオルヴィエートを夕方後にして、トラジメーノ湖から少し離れてはいるものの、湖が遠くに見える湖畔の小さな村、アジェッロ(Agello)を訪ねました。

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Agello, Magione (PG), Umbria 3/5/2025

 初めて訪ねた丘の上の小さな村で、古城を目指して階段を上りました。

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 アジェッロの城を訪ねたのは、写真家の友人、アントネッラ・ピゼッリ(Antonella Piselli)が開催に貢献した合同写真展、Attimi ed emozioniがこの古城で5月3日から5月18日まで開催されていて、この日、5月3日土曜日午後5時半から、その開会式があったからです。

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 アントネッラをはじめとする22人の写真家たちがそれぞれにトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の美をとらえた写真の数々が会場に展示されていました。

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 写真展の名前は「瞬間と感動」、どの写真も、ああ美しいと心が動くその瞬間をとらえた写真であるからでしょう。

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 トラジメーノ湖の風景を愛して写真を撮影する人や創作をする芸術家は多く、アジェッロにもそうした写真家や芸術家もいるのですが、

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今回そうした人々が写真を共に展示し、こうして開催できることになったのは、アントネッラのおかげだと、感謝の言葉と花束の贈呈もありました。


 わたしは、2019年に開催された女性写真展、Donna vede Donnaに、アントネッラの写真に添える俳句を読み、そのイタリア語訳である短詩も考えるという形で参加して、アントネッラと知り合い、友人になりました。

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 以来、湖の風景や女性、地域の文化を写真や投稿、展覧会などを通して積極的に続けていて、すばらしいと感嘆しています。

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 会場には、わたしはまだ近くで見ることも写真に撮ることもできていないのですが、トラジメーノ湖にも生息するカワセミなどの鳥や動物、


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夕日や稲光、漁の様子など、これはというすばらしい貴重な瞬間をとらえた写真、

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ごくまれにしかないトラジメーノ湖が凍った機会に写した

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これはすてきだなという写真が並んでいました。

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 そして、自分では目にしたことのない風景を見ることができ、こういう写真の撮り方もあるのだと学ぶこともできました。

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 また初めて訪ねたアジェロの村は町並みに風情があり、丘の上に建っているので、遠くまで見晴らせて、眺めもすばらしかったです。アントネッラの招待のおかげで、すてきな合同写真展とアジェッロの散歩を楽しむことができました。フェイスブックのこちらの投稿には、後ろに立って壁に並ぶ写真を見るわたしも小さく写っています。

 この合同写真展は、5月18日日曜日まで週末のみ開催されています。お近くにお住まいの方、来られるご予定のある方は、ぜひ足を運んでみてください。


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Attimi ed Emozioni, Mostra collettiva fotografica
Agello, Magione (PG), Umbria Curatrice Antonella Piselli
3-18 maggio 2025 Aperto solo nel weekend
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ブログテーマ:GWの過ごし方
Commented by getteng at 2025-05-10 20:38
naokoさん
素晴らしい写真ばかりですね
この世のものとは思えぬ綺麗なところですね。
石の壁にどうやってかけているのかも興味があります。
各作品は発砲スチロ-ルへの貼り付けでしょうか?
これが一冊の写真集にしたらいいでしょうね。
貴姉の作品の出典はなかったのですか?
Commented by katananke05@ at 2025-05-10 21:23
いつもの直子さんの トラジメーノ湖の写真もこれらに劣らず
素敵だと思いますよ〜
ここには 狐も住んでいるのね〜

なおこさんの 左端の方にご主人も いらっしゃる?
Commented by milletti_naoko at 2025-05-12 18:26
gettengさん、どんなふうにかけたのかは、また次回
会ったときに聞いてみますね。

わたしの作品はないんです。グループのFB投稿にはたまに
湖についての記事のリンクを貼るのですが、冬の間は行くことが
少ないので、最近は共有していませんでしたし……
Commented by milletti_naoko at 2025-05-12 18:33
katananke05さん、温かいお言葉をありがとうございます。
わたしは見たことがないのですが、狐も住んでいるのでしょう。
でも実はキツネは我が家のすぐ近所にも住んでいて、たまに
見かけることがあるんですよ。

リンク先も見てくださったんですね! 風貌が少し似ているのですが、
写真展の開会式のためか、中心街のどこも駐車場がいっぱいだったので、夫は
わたしだけ先に上の写真の階段の手前で下ろしてくれて、かなり下方に
ある駐車場まで行っていたので、このときはまだ会場にはいなかったんです。
Commented by kirafune at 2025-05-14 06:52
なおこさん、こんにちは!

素晴らしい作品ばかりですね。
展示されているのが古城だなんて、素敵💓
初めて見る作品の数々に、深く感動しました。
写真はやっぱりプリントして、みなさんに見ていただくと、
感動がさらに増しますね。
見せていただき、ありがとうございました。
Commented by meife-no-shiawase at 2025-05-14 19:15
素敵な写真展に足を運ばれたのですね!
トラジメーノ湖の風景が、さまざまな視点で切り取られた写真たち、とても魅力的です。
なおこさんご自身が撮影される湖の風景とはまた違った表情が並んでいるのをご覧になって
きっとたくさんの刺激を受けられたのではないでしょうか。

古城の中での展示というのも、写真がさらに特別な雰囲気に包まれる気がします~
石壁に囲まれた空間に、光や水の瞬間が映し出されるなんて、
石好きとしては、想像するだけで心がときめきます。

なおこさんのお写真も、いつも湖の静かな美しさや自然の息づかいを感じられて大好きです。
これからも、なおこさんが切り取る湖の美しい瞬間も楽しみにしています!
Commented by milletti_naoko at 2025-05-16 17:35
雲母舟さん、こんにちは!
こちらには今は公共の展覧会などの催しに使える中世の頃の
古い建造物が多いので、会と共にそういう建物を訪ねる楽しみもあります。
こちらこそご覧くださって、そしてうれしいコメントをありがとうございます。
わたしもかつて俳句と詩で参加した巡回写真展で、準備や片づけに参加したことが
あるのですが、最初から企画して他の写真家や市長や地域の人々に呼びかけ、会場の
準備もしてと、友人の話を聞きながら、かなりの労力や時間が必要だったことを知りました。
雲母舟さんが美しい数々の写真が並ぶ合同写真展を毎年開催されている背景にもこうしたご苦労が
あるのだなと思い、改めてすばらしいなと感嘆しています。
Commented by milletti_naoko at 2025-05-16 17:50
メイフェさん、ご多忙の中ご覧くださって、温かくうれしいコメントをありがとうございます。
そうなんです。わたしが見たことのない風景やいつかで会えたらと思っているカワセミなどの
写真もあって、とても興味深かったです。

イタリアはこういう中世の頃の昔の建物、古い塔や城塞、修道院などが今は展示会や講演、
コンサートの会場として使われることも多く、そういう会場を訪ねる楽しみもあります。
おっしゃるようにそういう建造物と自然をとらえた写真の取り合わせもまた乙ですよね。
by milletti_naoko | 2025-05-10 19:51 | Umbria | Comments(8)