イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

馬草食み雄大な景色赤く染め夕日ゆくクッコ山

 傾きつつある夕日に空も山もオレンジ色に染まり、馬はただのんびりと草を食む。

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Monte Cucco, Sigillo (PG), Umbria 10/8/2025 20:00

 久しぶりに見る雄大な眺めときれいな夕日に感嘆しながら車で駐車場に向かい、車を降りてすぐ、夕日がよく見えるところへと歩いていきました。

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20:01

 標高1566mのクッコ山(Monte Cucco)は、1197mの高みまで車で楽に登ることができます。酷暑でも高い山の上は涼しいからと、ペルージャから北東に65km、車で約1時間と比較的近いこともあり、例年夏の暑い日には時々涼んだり、夕日を見送ったりしに行っています。

 昨日の午後6時頃出発したペルージャは37度もあったのに、日が傾き始めたクッコ山を車で登ると気温がどんどん下がっていき、このあたりは22、3度で風も吹き、肌寒くさえ感じるほどでした。

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20:07

 せっかく久しぶりに来たのだからと、夕日が沈むのを見送ることにしました。

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20:15

 見始めたときには白く輝いていた夕日が、傾くにつれて輝きはそのままに、黄色に、そしてオレンジ色にと色が変わっていきました。あかあかと染まる空がきれいです。

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20:21

 夕日が見えなくなったあとも、虹色の柔らかな色と光が地平線から天高くへと空を彩っています。

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18:35

 上の写真は、昨夕クッコ山が前方に見えてきたときに撮影したものです。昨日の夜は、長い間休業していたクッコ山の北にある天体観測所が再び開業することを記念して、午後8時15分から軽食会、9時からコンサート、10時から星の観察という催しが予定されていました。標高千メートルほどの山の高みにある天体観測所まではスケッジャの村の駐車場から2、30分おきに出発するシャトルバスで行くことができると言うので、わたしたちは昨日、その催しに参加するつもりで午後7時過ぎにスケッジャの駐車場に着いたのですが、すでに5、60人の人が待っていたのに、やってきた小さいシャトルバスに乗り込めたのは30人ほどでした。そこで、これではいつ天体観測所に行けるとも分からず、また帰りもひどく遅くなってしまいそうだからと、催しに参加するのはやめて、せっかく近くまで来たのだからと、クッコ山を車で登ったのです。



 クッコ山は2019年8月に山頂に登ったほか、興味深い登山コースが多々あるので、何度か山歩きにも行っているのですが、最近は、夏に涼を求めて、そして夕日を見送りに行くことが増えてきました。

 昨日クッコ山を訪ねながら、ずいぶん久しぶりのような気がするけれど、前に訪ねたのはいつだったっけ、ひょっとしたら去年のような気がすると思い、今調べてみたら、


なんと去年の8月17日に、海辺の友人宅からの帰りに寄って以来ですから、1年ぶりであることが分かりました。

 というわけで、催しに参加できなかったのは残念でしたが、催しに行こうと思ったおかげで、久しぶりにクッコ山を訪ねて、山からの雄大な眺めと美しい夕景を楽しむことができて、うれしかったです。


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ブログテーマ:夏の1枚
Commented by getteng at 2025-08-11 21:23
naokoさん
中学時代だったか、国語の時間にある詩が出ました。
確かタイトルは「阿蘇」でしたが、「雨が蕭々(しょうしょう)と降っている 馬が草を食(はん)んでいる」
作者は覚えていませんが、出足がこうだったと記憶します。
で、老生はシェンシェイに余計なこと言うんです。
「蕭々なんて意味不明、書けない」と。。。
Commented by katananke at 2025-08-12 09:58
天文台で 夕食もでての星の観測会なんて
粋な催しですね〜
こんなのあったら ぜひ参加したいけど
そちらでも 人気なのですね〜
Commented by milletti_naoko at 2025-08-12 15:25
gettengさん、広大な風景が眼前に浮かび上がるような
すばらしい詩ですよね。おっしゃるようにその学年にはまだ
難しい漢字や言葉をあえて教えるということがあって、多少
そういう言葉があっても全体的な難易度や内容はちょうど
その学年に適していると考えられるからなのでしょうね。
高校2年生の教科書では定番の中島敦の『山月記』も、冒頭は
高校生どころか大人にとっても難解な言葉が並んでいるのですが、
内容的にはやはりぜひ読んでほしいとわたしも思い、生徒も
感じることの多い作品だと思います。
Commented by milletti_naoko at 2025-08-12 15:28
katanankeさん、山のふもとの小さい村で、他の主な観光地から
遠いので、まさかこれほど人が多いとは思いませんでした。
わたしたちと同じように遠方から参加しようと考えた人も多い
ことでしょうが、村長さんや村から近隣の村の人にきっとかなり
積極的に呼びかけていたのだと思います。
by milletti_naoko | 2025-08-11 20:41 | Umbria | Comments(4)