イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

暴風で倒木 遠回りして湖へ

 スイスとの国境近く、北イタリアのコモに住む夫たち家族の長年の友人が、ペルージャよりさらに南にあるアブルッツォ旅行に行く途中に立ち寄ってくれたので、昨日は、その友人夫婦と義父、義弟夫婦と夫とわたし、7人で、トラジメーノ湖畔のいつもの店、ジラモンドで夕食を共にして、おしゃべりを楽しみました。

 義弟から午後8時に予約したと聞いて、今は日の入りがちょうど午後8時頃なので、早めに着けば夕日が沈むのが見えると思っていたら、ペルージャでは午後6時半頃から雷がとどろいて暴風雨となりました。天気予報サイトで確認すると、悪天候は湖のある西の方からペルージャのある東へと押し寄せています。うちを出発する午後7時半頃にはペルージャでは雨足が弱まり、8時には湖でも雨がやんで晴れ間が見えそうだと知ってほっとしました。

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San Feliciano, Magione (PG), Umbria 24/8/2025 20:34

 あと少しで店に着くというときに、その先の道が通行止めになっていたため、かなりの遠回りをすることになり、いつもは30分で行ける店まで1時間かかったので、到着が8時半過ぎと遅くなったのですが、その頃にもまだ、窓の外には茜色の美しい空と湖が見えていました。

 友人たちや義弟夫婦を待っていて出発が7時半過ぎとなり、わたしたちは義父と3人で夫の車で出発しました。そのときにはペルージャでは雨がやんでいたものの、道中にはまだ雨が降っているところがありました。

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 ジラモンドに向かうとき、夫はモンテコロンニョラ(Montecolognola)を通り、丘の尾根道を走っていくのが好きです。尾根道からは今まさに沈もうとする赤い夕日が一瞬だけ見えました。

 ここまで来ると、ジラモンドの店はもうすぐなのですが、ところが、

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店まであと少しという地点で、道が通行止めになっています。前を走っていた車が、傍らに立つ人と話をして次々に来た道を引き返すので、わたしたちも仕方なく、来た道を引き返し、上の地図に青い線で示した道を通って、かなりの遠回りをして店に向かいました。緑で示したのは、帰り道に通った道路で、倒木による通行止めが分かっていれば、最初からこの緑の道を通ったのですが、どうにも仕方がありません。少しでも早く着こうと、夫がマジョーネで近道と思われる町中の道を進んだのですが、その先にも通行止めの箇所があり、距離は少しですが引き返しました。マジョーネの町中は、通行止めがどこだったかも、どのあたりを走ったのかもうろ覚えなので、マジョーネ(Magione)の町中については、こんなふうに進んだのではないかと思われる道を記しています。

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 わたしたちは高齢の義父といっしょだったので、こうして車で遠回りをしたのですが、通行止めになっていた地点からGiramondo Ristorante Pizzeriaまではわずか300m余りでした。そのため、義弟夫婦と友人夫婦は、その近くに車を駐車して店まで歩き、車で移動したわたしたちよりも先に店に到着していました。

 通行止めの先を歩いた義弟たちによると、通行止めになっていたのは、大きな松の木が倒れて道をすっかり塞いでいたためで、木が倒れていたあたりは歩行者も通ることができず、畑に入って歩かなければいけなかったそうです。

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 わたしたちがようやく店の駐車場に着いた頃には、店がある側から北へと向かう車が列に並んで待っていました。おそらくその頃には、倒木を除去する作業が進み、まもなく終わるという見通しが立っていたのでしょう。

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 こんなふうに、思いがけず遠回りをして1時間かけて着いたのですが、そのときにもまだ沈む日に空と湖が赤らんできれいでした。

 雨が降って気温がかなり下がり、窓から屋内席へと吹き込む風が冷たく感じられるほどでしたが、このあとは、遠来の友人たちや店の人たちとのおしゃべりや料理を、ゆっくりと楽しむことができました。天気が今ひとつだったおかげで、日曜の晩であるにも関わらず、着いてすぐに食事もでき、ゆったりとした雰囲気の中で食事ができました。

 店の人によると、木が倒れたのはおそらく午後7時頃だろうとのことで、その頃には店の付近は暴風雨で、屋内席も湖に近い側は、突然に雨や風が吹き込んできて、すべて席を設置し直さなければならず、大変だったそうです。

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 つい先日わたしたちが滞在した友人宅のあるリミニ県は、昨日の早朝、ひどい暴風雨に襲われて雹も降り、松の大木が何本も倒れ、道路も浸水したところがあり、商店街でも店内に泥などが入り込んで大変だったようです。地球の温暖化によって、こういう突然の豪雨や暴風による被害が、この数年イタリアでも多発しています。

 日本の方もイタリア在住の方も、まだまだ夏の旅行を予定されている方が多いことと思いますが、天気予報やニュースをしばしば確認し、どうか安全に旅をお楽しみくださいませ。



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ブログテーマ:夏休み
Commented by getteng at 2025-08-26 09:58
naokoさん
こんなに綺麗な夕景だと何もかも忘れて見とれてしまいますね。
時間どころじゃない、食事どころじゃないと。。。
Commented by koito_hari616 at 2025-08-26 11:07
こんにちは

1枚目の画像の緑色の芝生?でしょうか。。
陰影が有って、絵のようでしっとりとした空気感が伝わります

お義父さまもお元気なご様子
ご家族で長年のお友達との会食に楽しまれたことでしょうね
地球の温暖化で何処でも異変が起きていますが
一人一人が気を付けなくてはいけないことですね。。
Commented by milletti_naoko at 2025-08-26 17:28
gettengさん、こんなに天気の悪い日はきれいな夕焼けも見られないのに、しかも日の入りのあとに食事では暗い中で食べることになるのに遠くまで出かけるとはと言いながら夫は運転していましたが、思いがけず一瞬でもきれいな夕景が見えて(わたしたちの席は窓から一番遠かったんです)、なじみの店の人とも話ができたので、やっぱり行ってよかったです。
Commented by milletti_naoko at 2025-08-26 17:35
結うさん、こんにちは。そうです。芝生なんです。
店の主人がそれはていねいに日々手入れや芝刈りを行っていて、見るたびに、まるで日本の禅庭の石や砂の代わりに芝生を使っているようだなと感じるほどです。おっしゃるように盛り上がっているところもいい雰囲気を出していますね。

友人たちはちょうど日曜の大家族での昼食が終わる頃に到着したので、トーディの義弟の一家とも会ってにぎやかに話が弾みました。昨日も義父を訪ねて親戚が来ていましたし、夏はイタリアではお祭りが多く、踊るのが好きな義父は、近年はまたお祭りに行って踊る元気も出て、よく友達と出掛けていて、何よりのことです。
Commented by katananke at 2025-08-27 10:29
とんだ回り道で まるで2回分のような距離を
ドライブしたのですね〜
でも 素晴らしい夕景色で すこしの光に反応している芝生のかげりが これも美しいです〜
1時間かかるレストランとは 考えたら 家から
小田原あたりまで行くと言うことだから
これは大変ですよ〜
Commented by milletti_naoko at 2025-08-27 15:41
katanankeさん、地方の道で木も倒れたばかりで、
道路にもグーグルのカーナビにも通行止めという表示もなく、
運転した夫は大変でしたが、行ってみたら夕景もきれいで、
なじみの店は居心地もよくて、行けてよかったです。
by milletti_naoko | 2025-08-25 19:45 | Umbria | Comments(6)