海青きプーリアから観光に寄り道し渋滞のA14を北上 午前１時に無事帰宅

　昨日の朝、２泊したガッリーポリ（Gallipoli）を後にして、ペルージャへの帰途につきました。９月１９日金曜日の夕方、歴史的中心街にある宿に到着してすぐに、夫はその屋上に行って眺めがすばらしいと言っていたのですが、その日はあちこちで歩き、海で泳いで疲れていたために、わたしは屋上まで上る元気がありませんでした。昨日の朝、いよいよ宿を後にする前になって、せっかくだからと屋上に登ってみたら、

Gallipoli (LE), Puglia 21/9/2025 8:50
中心街の町並みの向こうに海や海岸線まで見晴らせて、眺めがすばらしかったです。
　チェックアウトまで時間に余裕があるからと、朝食後にすぐ近くにある大聖堂を訪ねました。
9:13
　大聖堂は午後９時まで開いているため、滞在中にすでに訪ねてはいたのですが、夜は中が暗いため、前夜に夫が日中は窓から光が差し込んでもっと明るいだろうにと残念がっていたからです。
10:19
　アイゴを駐車していた港の駐車場まで最も近い道をグーグルマップで調べて町の地図に書き込み、宿から地図を頼りに通りの名前を確認しながら歩いていったのですが、地図には書かれていない道や広場もあったために結局遠回りになってしまい、夫に申しわけなかったです。
10:21
　１日１０ユーロ、２日分の２０ユーロを払って駐車していたアイゴに乗り込んで、ガッリーポリを出発し、せっかくだからと、通り道近くにあるナルドに立ち寄って、
Nardo (LE), Puglia 10:55
大聖堂まで歩きました。ここでは、夫の意向で城の周りを歩き、遠回りをして大聖堂を訪ね、それからバールで一休みをして車に戻りました。
Lecce (LE), Puglia 12:50
　レッチェ（Lecce）の修道院で職場と家へのお土産に修道女が作るお菓子を買いたいと夫が言っていたので、ガッリーポリの宿を出発する前に「どこに駐車するか調べた方がいい」とわたしは言い、近くにある駐車場を調べかけていました。けれども、修道院がいつ開いているのか分からず、電話しても応答がないため、夫は「修道院には駐車場があるだろうし、とにかく行って開いているかどうか調べてみる」と言い張ります。
　ところが車でグーグルマップの指示に従って修道院へと向かっていたら、「日曜・祝日は進入禁止」と書かれた標識が進もうとする前方の道の傍らに立っています。わたしはそう言ったのですが、夫はその上に書かれている平日の進入禁止の時間帯だけを見たようで、そのまま先に進んでしまいました。ただし、入ってすぐのところで車を停めて、一人で修道院まで歩いていったのですが、修道院は閉まっていてどこにもいつ開いているのか閉まっているのかという案内がなく、近くを通りかかる人に尋ねて日曜は閉まっていると聞いて戻ってきました。修道院の時間の案内がないのも問題ですが、夫が修道院が中心街にあるのを確認せずに進んでしまったのも問題で、罰金が心配です。
　せっかくレッチェに来たのだからと、食べておいしかった中心街のすぐ外にあるギリシャ料理のレストランで昼食を食べました。そのあと、夫はレッチェのお菓子屋さんにお土産を買いに行こうと言っていたのですが、日中は３０度を超える暑さで最も暑い時間帯でもあり、夫が言うお菓子屋さんは夫はすぐ近くと言うのですが、かなり歩いた先にあります。わたしは車で待つと言うと、サービスエリアでも土産は売っているかもしれないと夫も言い、ペルージャまでの帰りの道のりも長いからと、結局は菓子屋には行かずに、ペルージャへと車で出発しました。
Su Autostrada 14 nella provincia di Foggia verso Termoli. 18:52
　出発してしばらくは夫が運転したのですが、途中でわたしが交代して、バーリの北で高速道路に入ってから二つ目のサービスエリアまで運転しました。いくつかのサービスエリアで探したのですが、夫が探していたプーリア土産はなく、代わりにアブルッツォ土産のお菓子を購入していました。
　高速道路が上り坂になったおかげで、夕日が沈む直前にガードレールの向こうにその姿を見ることができました。
19:20
　日が沈んでからしばらくは夕空がきれいで、右手には時々海も見えました。
Miglianico (CH), Abruzzo 21:05
　高速道路での最後のガソリン補給はアブルッツォ州のサービスエリアで９時過ぎにしました。その前方、「ペスカーラの北に３km渋滞で４４分の遅れ」という電光掲示を見かけたため、そのサービスエリアで、わたしはその前にジェラートも食べていてそれほどおなかもすいていなかったのでアランチーノを夕食に食べ、夫はプロテインバーを食べて、お土産を見たり義父に電話をかけたりして、しばらく時間をつぶしました。
　夫が給油の際にガソリンスタンドの人に渋滞について尋ねたら、道路工事による通行規制で人が歩くのと同じ程度の速さにしか車が進まないことは最近ではいつものことなので、ペスカーラ北で高速道路を降りて、そのかなり先まで海岸沿いの別の道路を進むといいですよと教えてくれました。

　渋滞３kmで４４分の遅れとあったのが、わたしたちが出発したときには渋滞１kmで２０分の遅れとなっていたので、それならばとそのまま高速道路を走ると、すぐに車が渋滞で停まって先にまったく進めない状態がしばらく続きました。実は道路工事のための通行規制の箇所は３、４箇所あって、そのたびに2車線が1車線となるところで渋滞となったのですが、幸い最もひどい渋滞は最初に出会ったペスカーラ北を通ってすぐの渋滞で、その後の渋滞はそれよりはかなりましでした。
　上の地図でさらに進んだ先、マルケ州のサン・ベネデット・デル・トロントのあたりにも道路工事、そして、渋滞がありました。
　結果的にはサービスエリアで時間をつぶしてもつぶさなくても、渋滞での遅れは結局４５分ほどで、グーグルマップの工事による遅れの見込みはそれほどあてにならないことが、実際に高速道路を走ってみて分かりました。夜遅くなれば渋滞が緩和されるだろうと考えていたのですが、夜遅くなっても渋滞の程度は変わらなかったのです。


　ガッリーポリから約７５０kmの道を北上して、ペルージャの我が家に戻ったのは、今朝の午前１時頃でした。わたしは眼科医から夜間は運転しないように言われていることもあり、夜間の運転は不安なので、かなりの距離を夫が運転することになり、大変疲れたであろうと感謝しています。無事にうちに戻れたときは本当にほっとしました。

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