今年の9月の旅行については夫は、島に行きたい、
シチリアのエオリア諸島 に行って、前回訪ねなかったアリクーディ島、ストロンボリ島、パナレーア島を訪ねたいと言っていました。
エオリア諸島は確かに美しく、2年前に行って本当によかったとわたしも思っているのですが、ペルージャからカターニアに飛行機で飛び、バスでミラッツォの港まで行って、そこから異なる島に行くたびに船に乗り、かつ訪ねた島でレンタカーを借りるとなると旅費がかなり高くなります。アリクーディ島やストロンボリ島に前回行かなかったのも、旅行ガイドに物価がかなり高いとあった上に、夫がこの頃に旅に出ようと具体的な日程を切り出すのがたいてい直前とは言わないまでも間際になってからなので、アリクーディ島にはもう空いている宿がなかったからです。
昨年は日本に帰省した際にホテルに滞在したこともあって旅費がかさみ、今年はすでに
友人たちとのカンパーニア州での巡礼 や夫との
アブルッツォ旅行 にそれぞれ1週間出かけていたので、9月の旅行ではそこまで高い出費は避けたいと考えていました。冬は光熱費がかなり高くなる上に、クリスマスにも出費が多いので、今から出費を控えておいた方が賢明だと言うと、夫も納得したようです。
夫は秋や冬になって寒くなると冬眠したいと言い出すほど秋と冬が苦手で、秋の終わりにはまだ夏が楽しめる暖かい南に行きたがります。わたしが日本語を教える外国語学校の職員にはプーリア州出身の人が多く、以前にプーリアに旅行に行って
トラーニ やポリニャーノ・ア・マーレに行ったという話をするたびに、「同じプーリアでもさらにもっと南に行かないと、本当にきれいな海は見られませんよ」と、その人たちから聞いていました。
そこで、『地球の歩き方 イタリア』を久しぶりに手に取って調べてみて、いつか行きたいと考えていたレッチェを中心とした地域を、ペルージャからブリンディジまで飛行機で飛んで、そこからバスや電車で訪ねたらいいのではないかと考えて夫に提案しました。
やはり島に行きたい、エオリア諸島がだめなら、カターニア空港まで飛行機で行って、シラクーザなどシチリアの町を訪ねるのはどうかと夫は言っていたのですが、幸いちょうどその頃に、イタリア半島のかかと、プーリアのサレント地方に伝わる民族音楽の祭典、La Notte della Tarantaがテレビであって、ふだんは興味のある番組でも11時を過ぎると眠くなる夫が、この番組は音楽と踊りに夢中になって午前1時に終わるまで見続けました。そうして、この音楽の生まれた土地であるサレント地方に行ってみたいと思うようになりました。
https://www.airport.umbria.it/passeggero/voli/mappa-destinazioni/ ペルージャ・レッチェ間は車で行くと700kmあって遠いので、わたしは飛行機でブリンディジまで行って、そのあとは公共交通機関で旅をすればいいと考えていました。イギリスやポルトガルに飛行機で行ったときや、スペイン・イタリア国内での巡礼や長距離トレッキングの旅では車を使わずに公共の交通機関で移動しているわけですし、プーリア州でも同様に旅を楽しめるはずだと考えたのですが、夫は飛行機で行ってレンタカーを借りよう、そうしないと小さい村や海辺など自分たちが行きたいところには行けないと言います。 ただし、今年6月3日から9月30日までの間、ペルージャ・ブリンディジ間の運航があるライアンエアーは、わたしたちが2011年の冬にロンドンに旅行したときに比べて、近年では持ち込み荷物や機内に預ける荷物の大きさの制限がかなり厳しくなり、
2年前のシチリア旅行の際には、あちこちの店で探し回り、アマゾンで口コミを読み込んで商品を比較し、
記事、「ブルカーノ島 泡も出る湯の砂浜で海水浴」 から 上の写真に写るCabin Max Metsのちょうどライアンエアーの機内に持ち込めるサイズのリュック を購入しました。 そして、夫もわたしも手荷物用のリュックだけではどうにも荷物が入りきらないことに気づいて、直前に店を回って機内に預けられるスーツケースを探したのですが、ぎりぎりになって探したので、ちょうどいいサイズのものがなく、あってもひどく高い値段で困っていたら、トーディに住む義弟夫婦が二つ貸してくれたので、本当に助かりました。ただ毎回借りるわけにもいきませんから、今回もライアンエアーを利用するのであれば、また今後も使う機会があるとは言え、わたしも夫もそのために新たにスーツケースを購入しなければいけません。それに、巡礼旅行のように大きなリュックに荷物をすべて入れてしまえるのであれば交通機関や町での移動も楽なのですが、イタリアの石畳の道をスーツケースを手に歩いたり、宿や駅の階段をスーツケースを手に登るのは大変だと考えました。 ペルージャの自宅からアッシジに近い空港へバスで移動するのも、移動や待ち時間が長くなりますし、夫が言うようにレンタカーを借りれば費用がさらに高くなります。ペルージャからレッチェのあるサレント半島までは、電車での移動は時間がひどくかかる上に料金も高く、バスでの移動はさらに時間がかかるために、調べてはみたのですが、選択肢から外しました。 わたしは日本で自動車の運転免許を取得したときにはマニュアル車も運転できる免許を取ったのですが、自動車学校での教習を終えてからは日本でもイタリアでもオートマ車しか運転していないので、夫の大きいマニュアル車は、運転に不安があって運転したことがありません。でもアイゴであれば、わたしも運転することができるからアイゴで行こうと提案すると、夫も承諾し、ようやくそれで旅行の日程を決めて宿を押さえていくことができました。
https://www.google.com/maps/place/サレント半島/ 9月半ば以降は海岸線を走る旅行者用のバスはないようですから、眺めのすばらしさに感嘆した海岸 を訪ねるには、車は必要でした。ただし、わたしたちが宿泊したどの町も、宿に向かうためにいったん車を駐車したあとは次の目的地へと移動するまで車を使うのが難しい状況だったために、結局車は宿泊地から次の宿泊地へと移動するために使うだけでしたから、最初から1週間レンタカーを借りていたら無駄にかなりの費用を使うことになったことでしょう。 海も町もとてもよかったから、次回もまたぜひ行って、今度は別の町や海も訪ねてみたいねと、夫と話しているのですが、わたしは次回も車、夫は次回は飛行機とレンタカーでと考えています。まだ先のことですから、まあそのときになってから考えることといたしましょう。 Santa Cesarea Terme (LE), Puglia 18/9/2025 今日は午後3時半から10月の通訳の仕事について打ち合わせがあるので、それまでに旅行中にスマートフォンから投稿した記事を校正し、カメラの写真と差し替えよう、そうして新たな記事も書こうと思っていたのですが、午前中になぜかiMacの写真アプリが突然閉じてしまい、2時間以上経つ今になっても復旧中で32%完了とのことです。 と言うわけで、それぞれの記事の校正・写真の差し替えと同時にしていこうと考えていたコメントのお返事を、記事は投稿したときのままで、時間が許す限り書きました。そうして、過去記事の写真とリンク、スマートフォンの写真を使っても書ける記事をと、こちらの記事を書きました。最後に載せた写真は、海岸線に沿って車を運転したおかげで見ることができた風景の一つです。 *追記(9月27日) ようやく記事を校正することができたついでに、最後の写真をカメラで撮った写真と差し替えました。
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