イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

デ・チェッコのパスタで焼きそば 味つけは市販のソース3種で

 今日の昼ごはんはわたし一人で食べたので、和伊折衷のなんちゃって焼きそばを作って食べました。

デ・チェッコのパスタで焼きそば 味つけは市販のソース3種で_f0234936_21502078.jpg

 麺に使ったのは、イタリアのデ・チェッコ社のパスタです。



 7月のアブルッツォ旅行で、De Cecco社発祥の地で今も大きなパスタ工場があるファーラ・サン・マルティーノ(Fara San Martino)を訪ねたとき、帰りに工場のパスタ直売店に行って、

デ・チェッコのパスタで焼きそば 味つけは市販のソース3種で_f0234936_21531721.jpg

多種多様なパスタを見て回ったあと、たくさんのパスタとトマトソースを購入しました。ペルージャでは見たことのない、工場直売店だからこそ見つかる商品が多く、このとき買ったのはもっぱらそういう商品だったのですが、その中には、わたしが大好きなアブルッツォ州特産のパスタ、キタッラ(chitarra)もありました。


 旅行から帰って真っ先に開けたのがこのキタッラのパスタだったのですが、暑い夏はエアコンのない我が家では、パスタを作るために大量の湯を沸かしてはただでさえ暑い台所がさらに暑くなるからと、パスタを料理するのを避けていました。

デ・チェッコのパスタで焼きそば 味つけは市販のソース3種で_f0234936_21531124.jpg

 わたしと夫二人で昼食にパスタを食べるときは、具にもよるのですが二人分に130〜140gのパスタを使います。そうやって使っていたら44gのキタッラが残ったため、今日はそのキタッラを食べることにしたのですが、44gでは少ないからと、

デ・チェッコのパスタで焼きそば 味つけは市販のソース3種で_f0234936_22014715.jpg

昨日の大家族の昼食のパスタ作りに使ったタッリャテッレ(tagliatelle)の残りも、30g足してゆでました。タッリャテッレは夫以外の義家族は皆が好きなパスタだからと、ペルージャでは見かけたことのないデ・チェッコ社のタッリャテッレを2箱買ってあって、昨日は9人用にそのうちの700gをゆでました。店でたくさん写真を撮ったのでタッリャテッレの写真もあるだろうと、料理前に写真を撮らずにいたら、今確認すると、上から2枚目の店の写真にはタッリャテッレの写真もあるものの、麺の太さが違う商品だったため、すでに袋を開けて使ったパスタの写真で失礼いたします。

 トマトソースなら自家製のものもあるし、店で買う場合もわたしはコープの有機トマトソースを買うようにしているのですが、夫は珍しいからと、工場の直売店でデ・チェッコ社のトマトソースも買っていました。義家族の皆は夫を除いてはトマトソースのタッリャテッレが好きなのですが、うちの夫はトマトソースのパスタもタッリャテッレも好きではありません。そこで、パスタはタッリャテッレでも具はトマトではないものがいいと言うので、昨日はズッキーニ、玉ねぎ、ニンジンをケッパーなどと炒めてパスタと和えたのですが、野菜を大量に炒めすぎてしまったので、その一部は取り分けてありました。そこで今日は、その昨日大量に炒めた野菜の残りと、鶏の胸肉、タッリャテッレとキタッラを使って、焼きそばを作ろうと思い立ったのです。



 2年前にたくさんの日本食材をオンラインで購入してミラノから取り寄せたとき、焼きそばの好きなわたしは、オタフクソースの焼きそばソースも購入したつもりだったのですが、間違ってお好みソースを買ってしまって困っていました。とても甘くて使いようがないと、お好みソースは長い間開けてもいませんでした。そうして、スーパーでLea Perrinsのウスターソースを見かけて、とんかつソースの代わりになるだろうかと買ってみたら、味がまったく違うので、こちらも使っていませんでした。

 それが数か月前だったか、このお好みソースとリーペリン(Lea Perrins)のウスターソースとしょうゆを、それぞれ同量ずつ加えて混ぜたら、ちょうどわたし好みの、わたしが慣れている焼きそばのソースになることに気づき、以来たまに、なんちゃって焼きそばや焼きうどんを作って、一人で楽しんでいます。市販のソース3種と題に書いたのは、わたしが使ったしょうゆはキッコーマンのしょうゆで、イタリア語ではしょうゆはsalsa di soiaと呼ばれ、ソース(salsa)の一種ととらえられているからです。

 今日もそうやって味つけをするつもりだったのですが、今日はパスタは塩でゆでましたし、野菜は塩で昨日すでに味つけをしていたため、お好みソースとウスターソースだけでも味が十分に効いていたでしょうし、しょうゆを入れたかどうか記憶が定かではありません。でもとにかく、残ったパスタと野菜をうまく活用して、おいしいなんちゃって焼きそばが食べられたので、うれしかったです。夫は長いパスタが好きではないので、焼きそばも焼きうどんも、もっぱらわたしが一人で食事をするときに食べるのを楽しんでいます。


↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

ブログテーマ:今日のランチ
Commented by takeshi_kanazaw at 2025-09-30 14:27
日本人はやっぱり 醤油!
ソースの一種ではありません!
醤油の焼ける匂いもタマリマセンね。
Commented by nonkonogoro at 2025-09-30 14:31
太目の麺の方が
焼きそば向きですね~
とってもおいしそうですね~(*^^)v

先日 カフェで食べた 「ナポリタン」は
もちもちした 太いパスタで
とっても美味しかったです。
日本のナポリタンは 私の青春の味です(笑)
Commented by ciao66 at 2025-09-30 19:58
三つ混ぜてちょうど好みのソースになるとは、
やってみるものですね!
普通なら間違えたと捨ててしまうところ、無駄も出なくて、
おまけに楽しめて、言うこと無し。素晴らしいです!
Commented by koito_hari616 at 2025-09-30 20:40
こんにちは

上手にソースのアレンジをされてお口に合って良かったですね
私もこちらのパスタをよく使いますが、大体が1.6mmです
他のお店では色々と太さが有ります
パスタで焼きそば。。。偶にはソース系のコテコテ感を食べたいですよね
Commented by milletti_naoko at 2025-10-01 00:55
takeshi_kanazawさん、おいしいですよね。
夫も嫌いではないのですが度重なると嫌がるので、
しょうゆや豆腐は一人で食べるときに使って食べることが
多いです。
Commented by milletti_naoko at 2025-10-01 01:03
のんさん、わたしがキタッラが好きなのは、おそらく形やこしが
ラーメンや焼きそばの麺に似ているからだと思います。
なんちゃって焼きそば、おいしかったです♪

日本のナポリタンもおいしいですよね。懐かしい味です。
Commented by milletti_naoko at 2025-10-01 01:07
ciao66さん、リーぺリンのウスターソースは、こちらがきっと
本場のものなのでしょうが、わたしが慣れ親しんだ日本のウスター
ソースとは味がかなり違うので驚きました。
ありがとうございます。うまいこと使い道が見つかってよかったです。
今度からは購入前にもっときちんと確認しなくては。
Commented by milletti_naoko at 2025-10-01 01:12
結うさん、こんにちは。手持ちのソースとしょうゆを覚えやすい同量
混ぜ合わせて、ちょうどいい風味になったのでよかったです♪
デ・チェッコのパスタをよく使われているんですね。本店では同じ種類の
パスタでも太さや食材、特徴など、さらに選ぶ幅が多くて驚きました。

焼きそばなど、日本の味が時々恋しくなるわたしです。
Commented by ririrouzu at 2025-10-01 10:14
日本の味が恋しくなるのって
『AKI秋のせい』ですよ~
今日は笑いながら拝見していました
広島は
おたふくソースとカープソースが人気です
Commented by milletti_naoko at 2025-10-01 15:47
ririrouzuさん、秋の日本の味覚で恋しいものも
いろいろあります。
さすが広島、カープソースもあるのですね!
残りものやうっかり買ってしまったものをうまく
活用しておいしく食べられてよかったです。
by milletti_naoko | 2025-09-29 22:31 | Gastronomia | Comments(10)