金色の夕日湖に沈む８月の夕

　トラジメーノ湖畔のいつもの店で、友人たちと６人で待ち合わせた８月２７日のことです。午後７時過ぎに店に着き、友人たち３人は岸辺にいると聞いてわたしたちも浜に向かうと、

Magione (PG), Umbria 27/8/2025 19:39
並んで立つ３人の向こうで、金色の夕日が湖に赤い光を投げかけていました。
19:22
　この日の夕方は空に雲が多く、マジョーネが近づいてきた頃には、日の光に空が金色を帯びていました。
19:31
　丘の上に建つモンテコロンニョラを通り過ぎると、丘の尾根道の右手にトラジメーノ湖（Lago Trasimeno）が見えてきます。
　ちょうどその頃、雲に隠れていた太陽が雲の下からのぞき始めて、
19:32
灰色がかっていた風景を明るく照らしました。
19:33
　長い尾根道を進んでいくと、今度は前方に太陽が見えるようになりました。前の車がひどくゆっくり進んでいたおかげで、夕日が雲から抜け出して、
19:34
空と湖が柔らかなレモン色を帯びていくのも、写真に収めることができました。
19:41
　岸辺に着いて、友人たちと並んで湖を見やると、金色の夕日が周囲を赤らめて沈んでいき、
19:43
冒頭の写真で、土星の輪のように太陽を覆っていた雲が消えていきました。
19:44
　このあと夕日は雲の層に沈んでいくのかと思っていたら、

雲の帯の下にも姿を現し、灰色とピンクがたそがれ色と入り混じる不思議な夕景を見せてくれました。
　まだ着いていなかったもう一人の友人を待って、なおも夕日と湖を見守っていると、ポルヴェーセ島からサンフェリチャーノの港に戻った船が、パッシンニャーノへとわたしたちのすぐ前を通っていったのですが、そのお話はまた別の機会にしたいと思います。
　８月末には８時前に沈んでいた夕日が今では７時前に沈んでしまい、ポルヴェーセ島行きの船も９月２８日に運行が終わってしまったと、寂しく感じる今日この頃です。

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