スマホ固定 夫の名案とプーリア最南端の青い海

　２０１１年に購入したわたしの愛車、トヨタのアイゴには、

トムトムのカーナビがついていました。ただ、歳月が経ち、炎天下や氷点下でも使ったためもあってか画面がきちんと表示されなくなってしまい、近年ではグーグルマップをカーナビ代わりに使っています。
　ただし問題は、わたしのスマートフォンをどうやって車内に固定するかということでした。かつてトムトムをはめ込んであった土台の下には、少し隙間があります。上の写真で、駐車券と思われる白い紙がはさまれているところです。

　わたしは手帳型スマホケースを使っているので、グーグルマップをカーナビとして利用したいときには、こんなふうにスマホカバーの本で言うと背に当たるところをその隙間に押し込んで固定して使っていたのですが、坂道や急カーブ、でこぼこの道路を走っていたら急にスマホがケースごと下に落ちてしまい、案内の音声は聞こえるものの画面が見えないので困るということが、時々ありました。
　わたしは店に入ると何も買わずに出るのが失礼な気がして、それでなかなか入れないのですが、ずいぶん前に夫とアウトグリルに入って、何か買おうと車載スマホホルダーを購入したことがあります。ただ、買ったスマホホルダーを使うと、運転の際に邪魔になる上に、手帳型スマホケースに入ったままだとホルダーにはさみにくいこともあって、結局しばらく試したあとで使うのをやめてしまいました。
Santa Maria di Leuca, Casitrignano del Capo (LE), Puglia 18/9/2025
　普段わたしが運転するときは、隙間にはめ込んで固定したスマホケースが落ちないように気をつけて運転するのですが、それでも落ちてしまうことがあります。
　９月のプーリア旅行にアイゴで行くことになったときは、長距離を運転するのにカーナビがしばしば落ちては困るからどうしようと考えて、

料理をしていたときに何かの食材をまとめるのに使われていた太めの大きな輪ゴムを見て、スマホを固定するのに使えそうだと、とりあえずこんなふうに車のトムトムをはめ込む土台だったところに、輪ゴムを回しかけておきました。
　スマホの画面の上にこの輪ゴムを回しかけたら、固定はできるけれども輪ゴムの下になるところは見えないなと思いつつも、ではどうやって固定したらいいかまでは思いつかないうちに、出発当日になってしまいました。
　そうして出発当日は、夫がぼくが運転すると言って車に乗り込んだのですが、わたしが回しかけていた輪ゴムを見て、夫は迷いもせずに、

スマホケースを輪ゴムに通して、こんなふうに固定したのです。これなら運転中にスマホが落ちてしまうこともありませんし、上下左右の角度も若干の調節が可能です。
　二人いれば、こんなふうにうまい具合にあるもので対処する方法が見つかるものだなと感心しました。

　プーリアのサレント地方を旅行中に撮影したアイゴの写真をと探したら、見つかったのがサンタ・マリーア・ディ・レウカ（Santa Maria di Leuca）のホテルの部屋から有料の路傍駐車場に停めてあるのを写した写真でした。

　宿泊客は小さい砂浜で海水浴を楽しめるようになっていたのですが、この日はあちこち寄り道した上に、海に行こうと荷物を部屋の金庫に預けようとしたら金庫の電池が切れていて使えず、それでホテルのフロントに聞きに行ったりしていたら出かけるのが遅くなり、砂浜に着いたらもう日が傾きかけていた上に水が冷たかったので、泳がずにしばらく浜を散歩して海を眺めました。
　上の写真に写るのが、ホテルの客が利用できる小さい砂浜なのですが、海で泳ごうと出かけたときにはカメラは持っていなかったので、この写真は夕食にと出かけたときに、道路から浜を見下ろして撮影したものです。

　浜を訪ねたあと部屋に戻ると、夕日が沈み空が赤らむ様子が窓から見えたので、うれしかったです。

　題名に「プーリア最南端」とあるのは、サンタ・マリーア・ディ・レウカの町がプーリア州で最も南にある町だからです。ちなみに、最南端は、冒頭の写真の奥に細長く伸びるのが見えるリストーラ岬です。イタリアの国旗が立つこの岬については、上の記事で簡単にご紹介しています。

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