イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

紅葉と赤い実を訪ね友と歩くテッツィオ山

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 遠方から友人たちを山の家に迎えた先週の土曜日は、夕食後には義弟夫婦も交えておしゃべりを楽しみました。



 翌朝ゆっくりと起き出して窓の外を見ると、空を覆う雲の間から朝日が輝いていました。

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Perugia, Umbria 16/11/2025

 朝食後は、夫はあれこれとすべき作業があって忙しかったため、友人たち3人とわたしとで、短い距離の散歩をゆっくりと楽しみました。

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 オリーブ園の向こうに見えるテッツィオ山(Monte Tezio)の木々も紅葉がわずかですが始まっています。

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 まずはすぐ近くにあるプロコーピオ城まで、坂道をゆっくりと登っていきました。野バラの実が色づいて、秋らしい風情が感じられます。

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 小さなカエデの葉も赤くなっています。

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 城の入り口の門の近くでは、色づいたセイヨウマユミの実も見かけました。

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 写真を撮るからと、友人たちにふり返ってもらいました。

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 途中、プロコーピオ城(Castello di Procopio)がよく見える場所があります。帰りは下りだったので、茂みの向こうに山並みも見えました。

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 いったん山の家に戻り、山の斜面を少し登って、かつて友人たちにも手伝ったもらって植えた果樹の若木やローズマリーを訪ねました。高みからの眺めがすばらしいです。

 右手前の果樹の紅葉もきれいで、友人が葉っぱを拾っていました。

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 そのあと、今度はかつては大勢の人が住んでいたという村の中心街へと歩きました。真っ赤に色づいたピラカンサの向こうに見える鐘楼には、今はもう鐘がありません。

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 かつては鐘があったそのすき間から、太陽が輝いていました。

 夫の今は亡き伯父が長くこの教会で教区司祭を務めていたため、夫の家族はこの教会の傍らにある司祭館に暮らし、神父だった伯父の教会活動を支えていました。過疎化が進んで、40年前には村に残る家はわずかとなり、教区がなくなって、まずは伯父がテッツィオ山のふもと近くにある教会に転勤となり、やがては夫の家族も山の村を去って、伯父が新たに勤め始めた教会の司祭館へと引っ越しました。その後、夫の一家は今あるペルージャ郊外の家に引っ越したのですが、かつて山の村の教会にあって、義父が鳴らしていた鐘楼の鐘は、今は義家族が属する教区の教会の鐘楼の鐘となっています。

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 かつての教会まで歩いたあとは、夫とその家族をわたしよりも長く知る友人の案内で、義父が通ったであろう学校や、かつては多くの人が住んでいた住宅街を訪ねました。

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 もう住む人のない家が大半であるその住宅街に、ひっそりと咲く美しいバラがありました。

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 散歩中に見かけた紅葉の美しい葉を、友人が拾い集めて、火の消えた薪ストーブの上に置いて飾りました。

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 そのあとは皆で、いろいろなカードゲームをして、にぎやかに楽しく過ごしました。友人たちが午後3時からバーニョ・ディ・ロマーニャの温泉施設を予約していたので、途中で食事のしたくをし、昼食を食べて片づけてから、また皆の出発間際までカードゲームに興じました。

 友人たちを見送ったあと、わたしたちもペルージャの家に帰る準備をしました。車に荷物を運び込むと、桜の赤い葉の向こうに黄葉が見えて、きれいでした。

 ともあり遠方より来る。ありがたいことです。


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ブログテーマ:紅葉の1枚
Commented by getteng at 2025-11-21 20:37
naokoさん
3枚目の光景は我が国では見られないものかも?
Commented by romantic-caramel at 2025-11-21 23:06
naokoさん いいねもありがとうございます。
お父さまが鳴らしていた鐘楼の鐘の音。
すてきに響いたのでしょうね。
すてきなお写真にも見入っていました。
どうぞイタリアの素晴らしい季節と
ゆるやかな時間を満喫されてくださいね。
Commented by katananke at 2025-11-23 22:18
素敵なイタリアの秋ですね〜

私は今年は秋の紅葉を身近な三浦半島でしかみられなくて、、 ちょっと遠い山などに行きたかったけどね〜
冬前のゴスペルのイベントがすんでそれでもちょっと でかけられそうかな、、
Commented by milletti_naoko at 2025-11-25 22:11
gettengさん、イタリア中部では少し山、あるいは郊外に
出かければ、出会えることの多い秋の風景だと思います。
日本は今紅葉がみごとですね。
Commented by milletti_naoko at 2025-11-25 22:47
ノイエさん、こちらこそ温かいお心のこもったコメントを
ありがとうございます。
お返事が大変遅れてしまってすみません。
長く暮らしてかつて自分が鳴らしていた鐘の音と、今住む家でも聞けることを
義父はさぞかしうれしく思っていることと思います。
ノイエさんもどうか秋と冬をゆったりと楽しむことができる、
そういうときを多く持つことができる日々でありますように。
Commented by milletti_naoko at 2025-11-25 22:54
katananke05さん、ゴスペルのイベント、お疲れさまでした。
皆さんの記事を通して、日本の紅葉を楽しんでいるところです。
美しい紅葉を見に行けるといいですね。
Commented by ciao66 at 2025-11-26 17:34
友有り、遠方より来る、ですね!
いい時間を過ごせたことでしょう。
今は過疎化が進んだ美しい村、
いつまでも残ってほしいですね。
野ばらの実が印象的でした。
Commented by milletti_naoko at 2025-11-26 18:15
ciao66さん、友人たちのおかげで久しぶりに
山の家で過ごすことができました。
夫の親戚など、かつての住人やその家族が時に訪れる
別宅となっている家があるほか、町を離れて村に
暮らす人も近年で入るようになりました。
野バラの実、ローズヒップの美しい季節になりました。
by milletti_naoko | 2025-11-21 19:33 | Umbria | Comments(8)