イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

イタリアの映画館で日本映画『東京ゴッドファーザーズ』

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 おとといの晩は、久しぶりに映画館に映画を見に行きました。




 前日に、この日本のアニメ映画、『Tokyo Godfathers』が3日間限定で上映されていることを知って、最終日だった11月26日に、うちで早めに夕食を終えて、7時半から上映だった映画を、コルチャーノ(Corciano)のショッピングモール、ゲルリンダ(Gherlinda)内にあるThe Space Cinemaに見に行きました。

 口コミ(日本イタリア)を見て期待していたほどの感動はありませんでしたが、次々に何かが起こり、展開が意外で、終始楽しんで見ることができました。主人公の一人がゲイで、心温かい普通の人として描かれているのを見て、日本社会もよい方向に変わってきているのだとうれしく思いました。車体の黄色い電車が画面を走るたびに、小学5年生から中学3年生まで東京の西武新宿線沿いに住んでいたわたしは、ひどく懐かしい気持ちになりました。

 平日の夜だというのに大勢いた観客の大半が10代ではないかと思われるほど若い人たちで、中には20代とおぼしき人たちもいたのですが、いったいどこから情報を仕入れて見に来たのだろうと驚きました。

 この映画はfilm Extra、特別上映の映画で本来は10〜12ユーロとかなり高い料金を払わないと見られない映画でした。以前に、映画五つ分の鑑賞券とポップコーン込みのお得な20ユーロのカード、The Space Cardを使って、Extraの映画も見ることができたのを覚えていたので、このカードを購入して鑑賞券を買えば、夫と二人でこの映画を見たあとに、さらに他の映画も見られてお得だと考えたのですが、規約を見ると、見られる映画には制限があるとのことです。この映画の鑑賞券をThe Space Cardで買えるかどうか分からぬまま、けれども、カードの有効期限は4か月なので夫と二人ならそれ以内に使い切れるだろうと家でカードをオンライン購入しておいたら、映画館のレジで、このカードを使って他の映画と同じように鑑賞券を買うことができたので、うちでカードを買っておいて本当によかったです。

 ちなみに、わたしが『東京ゴッドファーザーズ』の上映を知ったのは、おととい、やはり日本が舞台の『Rental Family』が公開されたと知ったことがきっかけです。予告編を見て、これはぜひ見たいと考えたのですが、




調べてみると、この日米合作映画、『レンタル・ファミリー』のイタリアでの上映は来年1月でした。けれども、ひょっとしてどこかで先行上映していないかと、近所の映画館で上映中の映画を見ていたら、やはり日本が舞台の『東京ゴッドファーザーズ』が11月24日から26日まで3日間のみ上映中だと知ったのです。

 近年イタリアでは、日本文化に興味を持つ人が大勢いて、そのおかげで、こうしてイタリアにいながらにして、日本の映画や日本の食材、料理を楽しむことができる機会が、かつてに比べて格段に増えたのがありがたいです。


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ブログテーマ:映画について語ろう
Commented by shisouan at 2025-11-29 10:16
あの~イタリアのエキサイトblogでは、動画がいくつも
貼り付けられるのでしょうか?
いつぞやのアップでも多数動画を貼り付けていましたね。
何か有料のオプションでもあるのでしょうか?
Commented by nonkonogoro at 2025-11-29 18:03
「レンタルファミリー」
面白そうですね~(*^^)v
テレビで放映してくれないかなあ。。。
映画館に行くのは もう 億劫になってしまいましたから。
Commented by etinarcadiareni at 2025-12-03 12:23
こんにちは😃

今敏監督作品で、将来を期待されながら、早くに亡くなってしまい、個人的には、もっと色々な作品が観たかったです。

美大出身の監督さんで、当時流行っていたオタクアニメから一線を画したというか、アニメ好きな海外の人が好きなAKIRA大友克洋さん寄り(?)の作品だったかと記憶しています。

ポケモンや、ナルト、ドラゴンボールでないのに、
イタリアの10代の若者たちが観ているというのは、興味深いです。

記事見られて良かったです。
ありがとうございます😊
Commented by milletti_naoko at 2025-12-08 04:02
shisouanさん、かつては貼れる動画に制限があったように思い、
今回貼る前に調べてみたのですが、エキサイトブログによる
制限を書いたページが見つからなかったので、二つ載せました。
わたしは日本のエキサイトブログで記事を書いて、有料コースを
利用していますが、二つ以上貼れるのは、YouTubeのサイトから埋め込む
ことを選択してリンクをコピーして貼りつけたからかもしれません。
Commented by milletti_naoko at 2025-12-08 04:05
のんさん、わたしも楽しみにしています。
調べてみたら今のところ、日本での公開はイタリアよりも後で、
来年2月27日からとなっているようですから、テレビでの放映は
そのあとということになりそうですね。
Commented by milletti_naoko at 2025-12-08 04:14
reniさん、こんばんは。はじめまして。
せっかくごていねいに、たくさん興味深い情報や心からの思いを書いてくださったのに、お返事が遅れてしまい、大変失礼いたしました。
日本を離れてしまい、すっかり今の新しいアニメの情報に疎いので、なるほどととても参考になりました。監督さんが亡くなられたということは、夫が映画について情報を調べていて知って教えてくれたのですが、わたしは、日本映画だからとりあえず口コミでいい映画のようだとだけ考えて、見に行きました。わたしが知っている今のアニメはひどく限られているのですが、やはり扱っている問題にしても、物語の展開にしても、独特の世界ですね。宮崎駿作品だと大人も若者も多いのですが、今回は特に若者が多くて、どこかできっと情報を得て、好きになって見に来たのだろうと思いました。

こちらこそコメントをありがとうございます。
Commented by etinarcadiareni at 2025-12-08 12:11
> milletti_naokoさん

返信のお心遣いありがとうございます🍀

とても評価が高く、未来に期待されていた監督さんであり、作品ですが。
作風もありますが、あまり一般的には、知られないままな印象があります。

日本では、プライムで見られましたが。
映画館ではやっていないし、今敏記念みたいな何かイベントがないと、小さな所でもやるかどうか…なので、そういう機会があるイタリアの映画館憧れます。
Commented by milletti_naoko at 2025-12-09 21:15
reniさん、こちらこそさらに詳しいご説明をありがとうございます。
そんなにまで期待されていた評価の高い監督さんの作品だったのですね。すばらしい作品が一般に知られるまでに、残念ながら歳月がかかることがありますよね。イタリアのアニメファンは、わたしは主に日本語の生徒さんたちを通して知るのですが、日本語が分からなくても動画や日本語の漫画などさえ見るほどに、興味や関心を持つ人も多いので、きっと会場に来ていた若者たちの琴線に触れる作品を残されたから、これほどの人が来ていたのでしょう。

なんと日本でさえ映画館で上映されにくい作品だったとは!
by milletti_naoko | 2025-11-29 05:55 | Film, Libri & Musica | Comments(8)