イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

夕日に染まる崖と月とオルヴィエート大聖堂

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 凝灰石の岩壁の上に築かれたオルヴィエート(Orvieto)の歴史的中心街の 

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Orvieto (TR), Umbria 29/11/2025

南西の崖のすぐ上を通る道を歩くのが、とても好きです。切り立つ崖と同じく凝灰石の石でできた町並み、下方に見える菩提樹並木、崖の向こうに広がる緑の丘がきれいで、風景に見とれながら歩いていきます。

 夕日が沈む頃は、夕日に崖も町並みも赤らみ、地平線近くの空は優しいピンク、空の高みはたそがれ色になって殊に美しく、数年前に初めて見たときは、ただただ感動しました。

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 今日は昼食後まず崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)を一周し、その時点で駐車場からすでに約5km歩いていたのですが、久しぶりに夕日にきらめく大聖堂と南西の崖の上からの美しい夕景をぜひ見たいと考えて、町の東の端(上の地図中❺)から、お気に入りの崖の上の道(地図中❼)まで歩きました。

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 きっぱりと葉を落とした菩提樹並木も夕日に赤らみ、空の高みには月も見えて、うれしかったです。

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 わたしが普段通る崖下の道は、この崖の下方、菩提樹並木が立つ歩道です。

 上の写真の崖には、一部レンガで補強され、崖から少し外にせり出たところがあり、その上の部分が展望台になっています。

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 その展望台から、右手に見える中世の町並みと、そちらへと下っていく坂道の眺めに風情があり、奥にはトスカーナ州のチェトーナ山(Monte Cetona)が見えます。トラジメーノ湖の東の湖畔からも見える山です。

 今日は久しぶりにこの坂道を下り、

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桜色の空と町並みを眺めてから、

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別の道を通って、崖の上の道へと戻りました。

 低い位置に下ったおかげで、月が鐘楼のすぐ傍らに見えます。

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 建物の上に見える月を愛でながら、崖のすぐ上の道を南東へと歩いていきます。

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 この頃には風景がたそがれに包まれていました。

 わたしがこの日崖下の一周を終えたのは午後4時10分頃、崖に行こうと大聖堂の近くを通りかかったのは午後4時半頃で、日の入りは4時36分でした。

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 行きがけにはまだ空が明るくて、

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大聖堂のすぐ近くに月が見えました。

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 大聖堂正面の前をゆく道をしばらく進んでから後ろをふり返ると、ちょうどそのとき夕日が雲から現れたのか、モザイクが金色に輝いていました。

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 一方、帰りに通りかかったときには、空は深い青色をしていて、石畳の道とモザイクが、街灯の光にきらめいていました。

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 右手の家の壁の装飾は、明かりがともったたそがれの頃の方が写真にきれいに写ります。

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 このとき5時9分で、40分の間に月が高く昇っていました。

 崖下周遊コースは登り下りが多いため、最近は1周すると疲れてしまって、再び崖の反対の端まで歩いていく元気がありませんでした。今日は、久しぶりにお気に入りの崖の上からの夕景と大聖堂を見ることができて、うれしかったです。


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ブログテーマ:今日いち「ハピネス」だった事
Commented by getteng at 2025-11-30 08:47
naokoさん
いま、こういう街並みを造れといわれても難しいかも分かりませんね。
それにしても、自分が住んでいる街そのものが美術館みたいです!
Commented by ciao66 at 2025-12-02 13:58
夕日に染まる崖も、坂道からの展望も、どちらも素晴らしいですね。
お気に入りスポットだからでしょうが、それにしても、下ったり登ったり、10kmもよく歩かれましたね!

Commented by milletti_naoko at 2025-12-08 04:47
gettengさん、おっしゃるように、広島もオルヴィエートもペルージャも、違う意味で、町自体が美術館のようですね。
Commented by milletti_naoko at 2025-12-08 04:52
ciao66さん、ありがとうございます。
眺めのとりわけすばらしいお気に入りの場所です。
崖下を一周しても5km歩くし、町の通りは一本道ではないので、
町を中心まで歩いても駐車場との往復で6kmほど歩くことになるので、
ふだんは半周で切り上げて、ローマ門から中心街に入り、大聖堂へと
引き返す事が多いんです。歩く機会が少なかったこともあり、この日は
歩きたい気分で不思議と疲れを感じませんでした。
by milletti_naoko | 2025-11-30 08:04 | Umbria | Comments(4)