イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

カーヴァの井戸のプレゼーペ 寿司と崖下周遊 オルヴィエート

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 今日は久しぶりにオルヴィエート(Orvieto)に行きました。わたしは新年を祝って寿司と刺身を食べたいと思い、夫はカーヴァの井戸に毎年異なるテーマの下に設置されるプレゼーペを見たいと考えていたからです。

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Ristorante Giapponese Nihori, Orvieto (TR), Umbria 10/1/2026

 オルヴィエート郊外にあるお気に入りの日本料理店、Nihoriに入ると、笑顔いっぱいの招き猫が迎えてくれます。

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 わたしは今日もサーモンざんまいの昼食を食べました。新年を迎えるにふさわしいごちそうが食べられて、うれしかったです。

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 わずかながら前回に比べて日が長くなり、また久しぶりに青空の下を歩けるのがうれしくて、今日も崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)を一周しました。

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 崖の南面の下にも時々すでに日陰になっているところがありましたが、オルヴィエートでもかなり雨が降ったようで、いつになく大きな水たまりがあり、水鏡がきれいでした。

 2月の開花を控えて、11月29日にもすでに育ち始めていたミモザのつぼみが、

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さらに大きくなり、黄色く色づいています。

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 この崖の南西面を進んでいき、北面へと曲がってしばらく進んだあたりまでは、歩く人をしばしば見かけたのですが、さらに先へ進むと、まったく人を見かけなくなりました。崖下周遊コースの北面は、冬は日陰であることが多いため、日中も道が乾かず濡れていることが多く、激しい北風が吹きつけることも少なくありません。

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 特に途中で道路を渡ってさらに下に下っていくところからは、町のすぐ近くだというのに森の中を進むような道になり、朽ちた落ち葉が地面を覆う急な下り坂や上り坂を歩かなければいけないために、靴も汚れやすく、足下も滑りやすくなります。

 わたしは冬は北面のトレッキングコースがぬかるみやすく滑りやすいことを知っていて、登山靴を履いて登山用ゲートルを装着し、登山ストックも手にしていたので、そのまま問題なく歩き続けることができました。

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 午後2時44分に駐車場を出発し、崖下周遊トレッキングコースを一周してソリアーナ門に戻ると、その直前にスマートウォッチが鳴って画面に「5km歩きました」と表示され、門をくぐったのは4時過ぎでした。夫に電話して、一休みしてから、カーヴァの井戸に向かいました。

 途中、Y字路に差しかかると、沈もうとする夕日の光に壁が赤らんで、きれいです。わたしはこの左手の坂道を下って、

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夫が待つカーヴァの井戸(Pozzo della Cava)に行き、井戸の中のプレゼーぺ(Presepe nel Pozzo)の展示を見ました。

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 今回のプレゼーペのテーマは「ユダヤ属州の総督」(Il Prefetto della Giudea)で、イエスを死刑に処したポンテオ・ピラトを語り手として、展示が行われていました。

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 展示は「真実は何か、どこにあるのか」という問いに始まり、キリスト教徒たちには明らかだった真実が、わたし、ピラトには分からなかったという悔いに満ちた言葉と共に、ピラトの口から、語られていきます。

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 上の写真の場所には、例年であればキリストの生誕場面が飾られているのですが、今回は赤ちゃんが3人います。係の人になぜですかと尋ねると、手前の赤ちゃんが幼子イエスで、奥に見えるのは羊飼いの赤ちゃんたちであるとのことでした。

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 階段を上っていったところには、東方の三博士が幼子イエスに拝謁する場面が設置されていました。実際には、中から金色の光があふれる赤ちゃんの人形が置かれていたのですが、写真には光だけが写っています。

 以前に比べて、語りも展示もどうも象徴的で分かりにくいねと話しながら、会場を後にしました。幸い、前年の入場券があれば割引価格の2.5ユーロで見ることができるため、夫もわたしも前年の入場券を持参して、二人で5ユーロを払って、井戸の中のプレゼーペを見ました。

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 とある店の案内表示を見て、夫がそちらの方向へと、小路を進んでいくと、結局その店は見つからず、かつてよく通っていたこちらの広場に出ました。上の写真では左端のクリスマスツリーには明かりがともっていますが、彗星の明かりは消えています。クリスマスの祝祭期間である1月6日を過ぎたために、設置はされているのに点灯されていないイルミネーションも多く、一方ではまだクリスマスの飾りやイルミネーションが残る店もありました。今年は1月6日が火曜日だったため、井戸の中のプレゼーペの展示も、明日、1月11日日曜日までです。

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 大聖堂の方へと歩いていくと、クリスマスツリーを彩っていたイルミネーションはもうありませんでしたが、照明に照らされた大聖堂と、たそがれの青い空がきれいです。

 大聖堂を見やったあとは、いつものように薬草専門店に立ち寄って買い物をしてから、駐車場へと向かいました。



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ブログテーマ:年末年始の過ごし方
Commented by getteng at 2026-01-11 11:12
naokoさん
さすがはカトリック本場のイタリア、presepioのスケ-ル、内容も素晴らしいものがありますね。
当地は今吹雪です。
Commented by soratokumo214 at 2026-01-11 15:46
井戸の中に。
理解できないですが
これが文化と言うものですね
Commented by bondgirl123 at 2026-01-11 18:08
あけましておめでとうございます⛩
今年も宜しくお願いします🙇
ミラノオリンピック、来月ですね。楽しみです^_^
さて、サーモンに寿司🍣美味しそう^_^
Commented by ciao66 at 2026-01-12 11:21
ミモザのつぼみを見ると、春もすぐそこ、のような気になりますね♪

カーヴァの井戸のプレゼーベ、「真実は何か、どこにあるのか」というテーマが凝り過ぎだったのでしょうか、やはり気楽に楽しめるようなものがいいですね。

昨年の入場県が割引券になるとは!よく考えていますね~。
このアイデアは日本ではあまり見かけたことなし、です。
Commented by milletti_naoko at 2026-01-13 00:26
gettengさん、ありがとうございます。
吹雪とは大変ですね!
どうかお出かけのときにはくれぐれもお気をつけて。
Commented by milletti_naoko at 2026-01-13 00:28
soratokumo214さん、井戸というよりは
古い貯水槽で規模がとても大きいんですよ。
Commented by milletti_naoko at 2026-01-13 00:29
bondgirl123さん
明けましておめでとうございます。
新年もよろしくお願い申し上げます。
もう来月! 早いですね。サーモンは大好きなので、
うれしかったです。
Commented by milletti_naoko at 2026-01-13 00:39
ciao66さん、前回のつぼみの写真と比べてみて、あれからまた
さらにつぼみが育っているのだと、春の近づきを感じました。

そうなんです。毎年テーマを変えるので、ネタが尽きてきた
というところもあるのでしょうから、本来のプレゼーペの心に
かえることも大切ではという気がします。

そうなんです。わたしたちのように毎年訪れる町の人も多いでしょうから、
この割引、開催する人にとっても訪ねる人にとってもいい案だと思います。
2度目に訪ねたときは割引があると知らず、前年度の入場券なしに訪ねので
すが、次回からは忘れずに(3度目からだったかも)翌年のために券を
保存しています。わたしたちのすぐ後に来た人たちも、みんな前年度の券を
持参していました。
Commented by Yukachin423 at 2026-01-13 22:29
初めまして。たまたま訪れたこのページに、先月行ったCasale Monferrato で見た彗星を発見し嬉しくなりました。イタリアではポピュラーなディスプレイなのでしょうか。
https://yukaphoto2025.exblog.jp/244912096/
Commented by milletti_naoko at 2026-01-15 20:28
Yukachin423さん、はじめまして。
2020年にはこの彗星はオルヴィエートの大聖堂広場で
輝いていましたし(写真は下の記事に)、
https://cuoreverde.exblog.jp/32049255/
他の町でも見た記憶があるので、おそらくこういう彗星を
飾る町も少なくないのだと思いますが、やはり目にするのは
クリスマスツリーであることがまだまだ多いように思います。
by milletti_naoko | 2026-01-11 07:31 | Umbria | Comments(10)